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玄武国物語 「私と王様」  作者: 瑞佳
第2章 私の王様
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おまけ -亀王の秘密(変態)の部屋-

汚い表現がありますのでご注意下さい。短いです。








亀王には最近楽しみが新たに一つ加わった。


それは愛する伴侶であるミユキが深い眠りに落ちた時から始まる


寝ているミユキを起こさないようにコッソリと起き上がり瞑道を開けてある場所に辿り着くのだが、そこは地下に作った出入り口の無い広大な部屋で、ガランとした閑散とした部屋だが唯一あるのは大きな本棚のような棚だけ


そこは地下でありながら太陽石が常に灯り明るく、白い土壁に反射し眩しいくらいだった。


「確かにこの部屋に落としたはず」


亀王は辺りを見渡しある物を探す。


「おおーーーーー あった!」


部屋の片隅に落ちている銀色の袋を拾い上げ嬉々とする。


「ミユキは何を隠そうとしたのだ?」


そう……それはミユキが必死に捜し出し封印した非常持ち出し袋、実は亀王は地中に穴を掘ったと見せかけ瞑道を開けてこの秘密の部屋に落としたのだった。


ハッキリ言って最低な行為だと亀王自身も理解していたがミユキの全てが欲しいと言う欲望に負けてしまった。


早速袋を開けて中身を取り出すと真っ先に透明な袋に幾重にも包まれた物体で中には更に水色の物があり見た事が無い。そして銀色の布に、履物、折畳み式の小刀、透明な容器に入った水などの細々した道具


「矢張りこの不思議な物をミユキは隠そうとしたのか」


亀王はガサゴソとする透明な袋に厳重に包まれた物体を取り上げ考え込む。


「うーむーー 何をするものであろう???」


触っていても分からないので包みを開ける事にする。


この世界には無い透明な不思議な材質の袋を三枚剥がして行くと三個の水色の袋が出て来たのを見て思い出す。


「こっこれは!! ミユキの汚○!!!!」


間違い無くそれはミユキが亀王の頭で使用した中身が入った携帯トイレ。しかも使用済みであり普通なら部屋にあるのも触るのも憚れるはずなのに亀王はそれらの使用済み携帯トイレに愛おしそうに頬ずりする。


皆さんも分かっておいでだと思いますが二年物


尿凝固剤と消臭剤その上二重構造の袋でファスナ式で密閉出来るため匂いは殆ど漏れていないが大をした方は黒くなりとても手で触る気にはなれない物体


しかし亀王はそれを大事そうに眺め匂いを嗅いだりと常人では無い行動を取り始める。


「ミユキ~~~ ああ~ミユキ ミユキの物は何でも愛おしい~~ 」


一通り堪能すると亀王は大事なミユキコレクションに加えるべく形を整えてから静止の術を掛けて棚に大事に置いた。銀色の袋やその他の小物も全て静止の術を掛けて棚に並べて行く亀王の顔は恍惚としており、その表情を見た全ての男も女も欲情してしまう事間違いなしだろが状況を知っていたら全ての者達が引いただろう


棚に納められているのは全てミユキの使用した物品


その中での一番のお気に入りはミユキが落ちて来た時に着ていた衣装で毎夜それをを抱き締めながらミユキが落ちて来てくれた事に感謝するのが日課になっていた。


初めのうちの変態臭は徐々に磨かれ正に変態になってしまたがミユキ限定


全ては愛するが故


他人に迷惑をかけてはいないので許してあげて欲しい


この部屋は亀王だけしか知らない秘密(変態)の部屋


何時かこの部屋がミユキの物で溢れる時、新たな部屋が作られるのが容易に想像できるのだった。


そして一通り楽しんだ後に再び二人の寝所に戻り情事で疲れた可愛いミユキを抱き締めて眠りに就く亀王


夫の変態行為を知らず眠るミユキがこの事実を知った時血の雨が降るだろうが


その日が訪れる事は決して無いだろう。


今夜も二人は幸せに仲良く寝るのだった。














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