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異世界学級日誌 ∼ 最弱ジョブの俺だけが知る最強の秘密 ∼  作者: 沼口ちるの
第二章 :神の反逆者と調停者の黄昏

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第二話:肉体の盾と支配の計算

聖痕の祭壇跡地。天道隼人の神罰の剣から放たれた一撃は、世界の法則を歪ませ、凄まじい衝撃波となって歩人と六人のヒロインに襲いかかった。


歩人を取り囲む六人のヒロインの体――茜、葵、詩織、ルーメン、舞、クララの全身から、それぞれの**『支配法則』**が光となって噴き出し、複合的な防御壁を形成した。


ズガアアアアアン!


衝撃が収束した後、ヒロインたちは全員が地面に倒れ伏していた。


茜(血縁)、葵(奴隷): 最前線で物理的な盾となり、血を流している。特に葵の体は、かつてないほどのダメージを受けている。


詩織(知識)、ルーメン(活力): 詩織は魔力バリアの計算維持で、ルーメンは活力を送り続けた反動で、共に意識が朦朧としている。


クララ(治癒): 自身もダメージを受けながら、治癒法則を自動で発動させ、全員の傷を修復しようと努めている。


舞(探索): 攻撃の法則を探ろうとし過ぎた結果、過負荷で全身の感覚が麻痺しかけている。


天道は、その異様な光景に眉をひそめた。


「狂っている!なぜ、貴様らはそこまでして、この男を守る!?特に、血縁の愛まで歪められた少女(茜)、そして哀れな聖女クララ!」


「う……うふふ……私のこの苦痛が……お兄様の支配を証明するの……光栄よ……!」茜は血を吐きながら、狂気に満ちた愛を訴える。


「歩人様のために、私の力は全てを修復します……この痛みが、私の必要な存在である証です……」クララは、自身を癒すことなく、他のヒロインたちの傷に治癒の光を集中させた。


歩人は、ヒロインたちの犠牲を冷静に確認した。


「クララ。詩織とルーメンの**『支配法則の耐久性』**を最優先で回復させろ。茜と葵の肉体的な回復は二の次だ。舞。勇者の法則の弱点を見つけ出せ。彼女たちの献上を、無駄死にで終わらせるわけにはいかない」


歩人にとって、ヒロインの肉体は消耗品であり、その献上は支配を証明するデータでしかなかった。


舞は、過剰な情報処理によって悲鳴を上げる脳を無視し、天道の法則を分析する。


「見つからないわ、歩人くん!彼のジョブ『神罰の勇者』は、『神の法則』に基づいている。貴方の『絶対法則』以外の全てのルールを無効化できる。私たちを縛る『支配法則』さえも、彼の一撃で**『初期値』**に戻る可能性がある!」


「初期値?」歩人は冷酷に計算した。「つまり、僕の支配の法則が解け、彼女たちが**『自由な意思』**を取り戻す可能性があるということか?」


その思考は、歩人にとって最大の恐怖だった。


「詩織!**『支配法則の初期値』に戻った場合の、ヒロインの『対歩人感情』**を計算しろ!」


詩織は、激痛と疲労で意識が途切れそうになりながらも、その知性(INT)のすべてを注ぎ込んだ。


「計算結果……!もし支配が解けた場合、茜は**『兄への愛と憎悪の衝突』で精神崩壊。葵、ルーメン、舞は『裏切りへの怒りと復讐心』で、即座に歩人様を討伐対象**とします!」


歩人は、ヒロインたちが自分を裏切る可能性を知り、冷酷な決断を下した。


「天道隼人の法則が、僕の支配法則に干渉する前に、支配法則をさらに強固にする!」


歩人は、全MPを使い、六人のヒロイン全員に、究極の**『絶望と愛の固定』**ルールを適用した。


「【ルール介入】、緊急発動!ターゲット:全ヒロイン。『彼女ラノ『裏切りノ意思』が発生スル度ニ、その裏切りヲ『歩人ヘノ究極ノ愛ノ証明』**トシテ、永遠ニ逆転サセル!肉体ノ苦痛ハ、愛着ノ快感トナリ、支配ハ絶対的ニナル』**というルールを適用!」


新:「裏切りノ意思ノ発生ハ、即座ニ**究極ノ快感**ヲ伴う愛着ヘノ再固定トナル」

六人のヒロインは、肉体の傷を負いながら、その支配の再固定によって、絶叫と同時に、究極の快感に苛まれた。彼女たちの愛は、もはや恐怖や絶望を超え、歩人に裏切りの可能性を見せたことへの罰として、さらに深く刻み込まれた。


天道は、その光景を見て激怒した。


「貴様!法則の冒涜だけでなく、魂の冒涜まで行うか!許さん!」


「許されないだと?僕の調停世界に、神のルールは不要だ!」歩人は、支配を完璧にした今、余裕を取り戻していた。「舞。僕が支配法則を再固定している間に、勇者の弱点を見つけられなかったな。君の**『永遠の渇望』のルールを、数時間だけ、『究極の渇望』へと昇華させる。その代償として、君の『感覚』を全て、僕への献上品**とする!」


歩人の冷酷な命令により、舞の肉体は感覚を失い、その代わり、彼女の探索能力は一瞬で天道隼人の法則の深層に到達した。


「見えたわ、歩人くん!勇者の法則の弱点!彼の力は、**『神の法則を信じる心』**に依存している!彼の信念を揺るがせば、法則は崩れる!」舞は、肉体の苦痛を無視し、狂喜の笑みを浮かべた。


「信念か。簡単だ」歩人は、その冷酷な支配の矛先を、今度は天道隼人へと向けた。

第二章第二話、いかがでしたでしょうか!


今回は、**「支配が解ける可能性」という、歩人にとって最大の恐怖を導入し、それを『究極の快感と愛着への再固定』という、最も残酷で鬼畜な方法で解決しました。これにより、ヒロインたちの忠誠は、文字通り「裏切ることが不可能な愛」**となりました。


**舞(探索者)も、肉体の感覚を代償に、勇者の弱点である「信念」**という精神的な要素を発見しました。


次章では、歩人くんが、ヒロインたちの肉体と精神の献上を利用し、**「勇者の信念を破壊する」**という、法則だけでなく精神をも攻撃する、鬼畜な調停を行います!


引き続き、ご期待ください!


--- 世界法則調整委員会 ---

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