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異世界学級日誌 ∼ 最弱ジョブの俺だけが知る最強の秘密 ∼  作者: 沼口ちるの
閑話休題

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SS:調停世界のアフタヌーンティー

聖国王城は、今は調停者・五十嵐 歩人の居城となっていた。かつての絢爛豪華な応接間は、歩人の好みに合わせて簡素ながらも機能的な空間へと改装されている。


午後。歩人は、巨大な窓から差し込む陽光を浴びながら、特注のソファに座っていた。彼の横には、献身的な侍従として、元女王のルーメンが控えている。


「ルーメン。今日の王都の『法則定着率』は?」


「はい、歩人様。新たな『絶対法則』は安定しており、定着率は99.99%を維持しています。国民の皆様は、生贄システムからの解放と、歩人様による『調停』を、心から享受しております」


ルーメンは、王女時代の高慢さは完全に消え、歩人のために尽くすことに存在価値を見出している。彼女の報告は正確で、その声には微かな痙攣と、歩人への絶対的な愛が滲んでいた。支配法則の揺らぎはない。


「結構だ。君の忠誠は、この世界の安定そのものだ」


歩人がルーメンの頬に触れると、彼女は目を閉じ、全身を微かに震わせた。彼女にとって、歩人の触れる行為は、激痛を伴わない最大の「献上と快感」だった。


「詩織はどこだ。新しい世界法則の『穴』を見つけ出すよう命じたはずだが」


「詩織様は、奥の書斎で。彼女は今、『世界樹の成長法則』の最適化術式に取り組んでいらっしゃいます。彼女の知識は、一分一秒、歩人様の支配のために使われています」


書斎の扉が開くと、立花 詩織が青い顔で現れた。彼女の目元には濃い隈ができているが、その瞳は異常な輝きを放っている。


「歩人様。失礼いたします。ご命令通り、『世界樹の成長法則』の術式は完成しました。しかし、途中で、この法則が過去の召喚システムの名残である**『魔力腐敗の法則』と干渉する可能性を、0.0001%の確率で見つけました」


詩織は、そのわずかな確率のミスを報告しただけで、恐怖に体を震わせた。彼女の理性はミスを恐れ、肉体は激痛を予期していた。


「0.0001%のミスだと? 詩織。君の知識は、僕の支配の完璧さを証明するためにある。不完全な知識は、罰に値する」


歩人は、詩織に新たなルール介入を行う必要はない。なぜなら、彼女の体は既に、ミス=激痛という法則で固定されているからだ。


詩織は自ら跪いた。


「申し訳、ございません。罰を……私に、より完璧な愛と知識を刻み込んでください、歩人様」


激痛の波が、詩織の全身を容赦なく襲う。しかし、彼女の口からは、苦悶の呻きと同時に、知識と愛を捧げる言葉が途切れず続いた。ルーメンは、その光景を横で見て、自身の忠誠を改めて誓う。


(ああ、歩人様の支配は、なんて完璧で美しい法則なのでしょう)


そこに、窓からひらりと一陣の風のように、桜井 舞が飛び込んできた。彼女はいつも通りの軽装で、王城の屋根裏を探索していたのだろう。


「歩人くん!聞いて聞いて!私、面白いものを見つけたわ!」


舞は、詩織が激痛に苦しむ光景を見ても、一切動揺しない。彼女の好奇心と狂気的な探求心は、全てを「この世界の面白い出来事」として処理する。


「何だ、舞」


「祭壇のコアに、葵ちゃんの魂が『楔』として固定されているでしょ? 私ね、その『楔の魂』が、極稀に元の世界に『夢』として干渉する、っていう裏の法則を発見したの!」


舞は目を輝かせた。


「つまり!元の世界に帰ったクラスメイトたち、特に竜崎くんの夢の中に、守護者として固定された葵ちゃんが、悲痛な叫びを上げながら現れるってことよ!ね、面白いでしょ!歩人くんの支配が、元の世界にも届いている証拠だわ!」


歩人は、その情報に満足げに頷いた。葵の永遠の悲劇が、元の世界でクラスメイトたちの「悪夢」として機能する。これこそ、彼の「調停」の極めて残酷で個人的な完成形だった。


「さすがだ、舞。君の探索能力は、僕の支配をさらに強固にする。君には、この物語の最終的な結末を見る権利がある」


歩人は、支配下に置かれた三人のヒロインを見渡した。永遠の愛と献上、苦痛と快感、そして狂的な探求心。彼らは、歩人の孤独を満たす最高の道具として、調停された世界に存在している。


「さあ、アフタヌーンティーの時間だ。今日の紅茶の『味の法則』を、**『この世界で最も甘美な献上の味』**に上書きしておけ」


歩人の絶対的な命令のもと、歪な愛に満たされた日常は、永遠に続いていくのだった。

いやー、やっちゃいましたね。世界征服!


今回の閑話では、歩人くんが世界をバッチリ調停した後の、歪んだ甘〜い日常を覗き見ちゃいました。どうでしたか?


キングダムから一転、**『支配者のヤンデレ・アフタヌーンティー』**の世界へようこそ!


ルーメン元女王は、もはや歩人くんの熱烈な秘書兼、献上品。詩織ちゃんは、知性という名のドーパミンを歩人くんに吸い上げられながら、激痛に悶える姿がたまらないですね(笑)。彼女の「ミス=激痛=愛」という法則、最高に鬼畜です!


そして新しく加わった舞ちゃん!彼女の「好奇心」という名の狂気は、歩人くんの支配すらも**「最高の物語」**として楽しんじゃうという、まさに強敵ともですね。元の世界に帰った竜崎たちの夢にまで、葵ちゃんの悲劇を送り込むという発見は、歩人くんの鬼畜さにさらに磨きをかけました。


結論として、歩人くんは世界を支配し、永遠にヒロインたちを愛と苦痛で縛るという、最高のハッピーエンド(ただし超歪んでる)を迎えました!


ご感想などあれば、ぜひ教えてくださいね!この支配世界が、さらに面白くなるようなアイデアも大歓迎です!


--- 世界法則調整委員会 ---

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