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26話 アディアVSロゴス

 少なくとも人類最強の武闘家であるロゴス。そんな男が今、かつて苦楽を共にした仲間のアディアへ牙を向けた!


「死ねぇい!!」


 猛スピードで迫る顔面への拳。しかし、彼女はこれを大槌の柄の部分を使って間一髪で受け止める!


「い、いきなり女の顔を殴るなんて……酷くないかしら?」

「確かにな。じゃが、お主はどう足掻いても普通の女ではあるまい?」

「ちょっ、それってどういう意味……!」

「スキありじゃ!」


 会話に気を取られた一瞬、ロゴスは受け止められた拳を開いて大槌の柄を握る! 


「なにっ!?」


 さらに反対側の手も使って両手でがっちり掴むと、そこを起点に身体を錐揉み状に回転させて大槌をごとアディア巻き込んで投げた!


「!!」


 上下をひっくり返されたアディアは頭から地面に叩きつけられそうになるが、寸前で自らも回転を加える。

 すると回転の勢いが余計に増して足からの着地を成功させて難を逃れる!


「ほぉ、お主もなかなかに身軽じゃの」

「そりゃそうよ。鍛練は積んでる……もの!!」


 言い終わりの直後、アディアは強引に大槌を振り払ってロゴスを間合いの外へ退けた。


「フォフォフォ、危うくぺしゃんこにされるとこじゃったわい」

「あら? しわくちゃのお爺さんなんだから、ぺしゃんこになって引き伸すくらいがちょうどいいかもよ?」

「フォ、言ってくれるわい!」


 ふざけた会話を交わすなかでも、二人は油断することなく相手から眼を離さない。


「ところで本格的に戦う前に、アナタに聞いておきたことがあるんだけどいいかしら?」

「なんじゃい唐突に? 」


 ロゴスは警戒しつつも彼女の要望を受け入れる。


「私を殺すみたいなことを言ったけど、もしかして誰かに頼まれたりした?」

「ああ、ギルハートに頼まれたぞい」

「ギルハート……あの裏切り者、やっぱりか!」


 改めてギルハートへの復讐を誓うアディア。そして、聞くべきことがもうないと判断したら?


「教えてくれてありがとうロゴス。じゃあ、そろそろアナタを殺すわね」


 早々に決着をつけるために先制して仕掛ける! 


「来るか!」


 前のめりの体勢で一気に駆け出すアディア。一方のロゴスは、それを迎え打とうと拳を腰にあてた四股立ちで構えてカウンターを狙う!


「頭からかち割れろ!!」

「砕けて死ね!!」


 互いに物騒なセリフを吐き出して技を繰り出す両者。アディアは上段から振り下ろす(いかずち)の如き一撃を!! ロゴスは岩をも貫く豪拳を打ち放つ!!


「うおおぉぉぉぉーーーーーー!!」

「ずりゃああああーーーーーー!!」


 ガヅッッッーーーーーーンンン!!!


 究極の威力を持つ技同士のぶつかり合い! 勝ったのは……!?


「さ、さすがにやるわね……」

「お、お主こそな……」


 いや、両者共に技が決まらない!

 アディアは大槌の一撃を途中まで振り下ろしたままで、ロゴスもその大槌の槌頭(つちかしら)に豪拳を打ちつけた体勢で固まる!


「ぬぬぬ……」

「ぐぐぐ……」


 奇しくも大槌と拳による鍔迫り合いの形になった両者。引けば相手の一撃を確実に喰らってしまうという状況を理解し、迂闊に動けないまま硬直状態へ移行していく!!

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