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女装剤  作者: 嬉々ゆう
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第46話 「魔女と人との楽しみ方」

この頃ムトランティアの方が楽しめる晴蘭。

このままではダメだと、良子は日本での楽しみ方もあるのだと教えたい。

晴蘭は、良子の意図を汲んでくれるのか。


文章力が無いので、もしかしたら読み辛い部分もあるかも知れません。また「紀州弁」を意識して書いたので見苦しい所もあるとは思いますがご了承ください。あえて主観「紀州弁」を設定しました。





••✼••晴蘭自宅玄関前••✼••



「「「「行ってきまーす!」」」」


「じゃ、またね!」


「「「「はーい!」」」」



 虹音は、高校へ。

 晴蘭達は、中学校へ。

 なんか、めちゃくちゃ久しぶりな感じ。 

 歩音なんて、存在すら忘れていた。 


 我ながら、ひどっ!!

 すまん! 歩音・・・(悲)


 なにせ歩音は、ムトンランティアには行ったことがまだ無い。

 仕方ないよね。


 学校までの道のりも、何時もと同じはずなのに、なんだか遠く感じる。

 ムトンランティアでは、転移したり、移動スキルを使ったりしていたからか、ただ歩くだけが、めちゃくちゃ疲れるし面倒に思える。


 いかんいかん! 心も身体も怠けてるなぁ・・・

 もう、ムトンランティアが恋しくなってきた。



「ああ~~~だっるいわぁ~~~」


「あはははっ! 晴蘭、アッチでは、移動スキル多様してるもんなあ?」


「あ~~~ソレ、言えてるかも?」


「おいおい! 海音とチャルも、同じやろ?

 俺だけ楽してるみたいな言い方せんといてよ!」


「「はいはい」」


「・・・なんか、お前ら最近息ピッタリやな」


「「そうかな?」」


「ほぉら! ハモってるし!!」


「「・・・」」



 なんだかんだ言いながらも、何時でも頭の中は、異世界ムトランティアの事だ。

 学校が終わったら、寄り道せずに家に帰って、お風呂入って、晩飯食べて、歯磨いて、チャッチャと宿題片付けて、ムトランティアへ転移!!

 この頃になると、だいたい夜の10~11時。

 んで、ムトランティアで2~3日過ごして、1日ゆっくり眠って、ログアウトして日本へ。

 この頃になると、だいたい朝の1~3時。

 こんなリズムで、月曜~木曜日まで繰り返し、長い時には金曜~土曜にかけて12~13時間(ムトランティアでは13日間)過ごして、土曜日は日本で過ごして、日曜の朝から7時間(ムトランティアでは7日間)過ごして、日曜の午後から日本で過ごして、次の朝は普通に学校へ。


 こんな事をずっと繰り返していたので、どちらかと言うとムトランティアの方が気分的には色が濃いように思える。

 なので、日本の方が異世界なんじゃないか?と錯覚してしまう時がある。

 よく夏休みなんかで、いつもなら絶対に寝ない時間帯で寝てしまうと、起きた時に時差ボケみたいな感覚になる時がある。

 そんな感覚に近い。


 丁度、今もそうだ。


 今しがた通り過ぎた見慣れた風景のパーツの1つである電柱が、さっき通り過ぎたはずなのに、また同じ場所の同じ電柱の横を通り過ぎたような感覚。

『あれ? ココ、さっき通ったはずやのに?』

 まるで、ビデオを数十秒の逆戻しスキップしたかのような?

 また、ほんの数十秒の時を過ごしただけなのに、もう既に何分も時が過ぎているような感覚にも。

 そんな時の俺は、決まってボーっとしているようだ。



「晴蘭!!」


「え! なに?」


「何処に行くんなよ?」


「え? 何処って・・・あれ?」



 海音に声を掛けられて気付いた。

 学校の門を通り過ぎていた事を・・・



「あ、ああ、あれ?」


「だいじょぶか、おい?」


「あはは・・・ちょっと、ボーっとしてたわ」


「「・・・」」



 いかんな・・・

 気持ちと言うか気分と言うか、頭がフワフワしてる。

 自分の身体じゃないみたいな。

 心ここに在らず・・・って感じやな。



「セーラちゃん、だいじょぶ?

 辛いんやったら、今日はもう帰るぅ?」


「僕が保健室に連れてっちゃろか?」


「ああいや、だいじょぶ! だいじょぶ!

 ホンマ、ちょっとボーっとしてただけやから!」


「そう?」



 うう~~~いかん!

 また、海音と千春と歩音に心配かけてもた。

 みんな俺が魔女になったからか、心も身体も不安定になってる事に気付いてる。



 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・


・⋯━☞放課後☜━⋯・



「はぁ~~~・・・」



 今日の学校での1日は、散々だった・・・

 常に上の空で、真奈美には叱られるし。

 体育では、鬼和田に「しっかりしろ!」と尻を叩かれるし。

 あんまりボーっとし過ぎていたせいか、ミチョとサエには強引に保健室へ連れて行かれるし。


 それより良子さん、家とガッコの保健室に「転移魔法陣」を設置してるな?

 ズルい!!

「俺にも使わせて!」

 って言ったら、頭にゲンコツ食らった。

 それでも、まだボーっとした。

 でもお陰で、重要な事を聞かされた。



・⋯━☞昼休憩での事☜━⋯・



••✼••保健室••✼••



「セーラよ 何をフワフワしとる?

 魔女になったばかりで、力が有り余ってるのは解るが、ちとコッチの世界でも、魔法は使った方がええぞえ?」


「えっ?! そうなん?」


「当たり前じゃろ? 私らは、魔法使いに魔女じゃ

 血や気の流れと同じで、魔力も古いものと新しいものとを入れ替えにゃいかん

 特にお前さんの場合は、膨大な魔力がある

 少しでも魔力を消費してやらんと、ちょっと精神的に不安定になるだけで、魔法が勝手に発動してしまうぞ!」


「「「ええっ?!」」」


「そう・・・なん?」


「うむ 魔女は特にな!

 魔女は、無詠唱で魔法を発動できる

 それは言えば、考えるだけで魔法を発動できるって事じゃ

 精霊の倫理によって、危ない目に遭う事はないじゃろうが、その変身ブレスレットにも影響が及ぶぞい」


「なっ?!・・・そうなんや・・・」


「虹音が作ったもんじゃろ? ソレ・・・」


「あ、はい」


「虹音は魔法を得意とする魔法使いじゃ

 次に魔女になるのは、たぶん楓か虹音じゃろ」


「え?! そう? ホンマに?」


「うむ じゃが、所詮は魔法使い

 魔女の魔力には敵わん

 虹音の作ったブレスレットは、お前さんの膨大な魔力によって不安定になり、ブチ切れてぶっ飛んでしまうかも知れんぞ?」


「えええー?! マジで? こわっ!!」


「はっはっはっ!

 ぶっ飛ぶとは言い過ぎたかも知れんが、お前さんの膨大な魔力の影響を受けて、魔力を過剰消費してしまい、効果を早く失うかも知れんわな!」


「!! そうなんですか・・・」



 なるほど・・・

 なにせ、晴蘭の膨大な魔力が、魔導具に影響を与えるって訳か。

 例えば、スマホを電子レンジに入れて、電子レンジのスイッチを入れたら、スマホが壊れてしまうのと同じか!

 なるほどなるほど・・・

 つまり、俺が精神が乱れて魔力暴走を起こさなきゃええわけやな。

 それを防ぐためには、定期的にガス抜きが必要だと。

 でも、日本でやたらと魔法をぶっぱなす訳にもいかないよな?

 それは、どないしたらええんやろか?



「でも、魔法を使えってゆうけど、良子さんは、どないしてんの?」


「私かえ? 私は、夏は熱い湯に浸かって、身体を冷やす魔法を発動し、冬は冷たい水に浸かって、身体を温める魔法を発動しているぞい!」


「っへぇ━━━っ! なるほど!」



 なんとも器用な・・・

 でも、よく考えてるわな。

 常に身体を温められる環境で、身体を冷やす魔法を発動し続けてる。

 んでまた逆に、常に身体を冷やされる環境で、身体を温める魔法を発動し続ける・・・か。

 それなら、結構な量の魔力を消費するよね。

 でも、いきなりやって、俺にできるかな?

 まあ、何でも慣れやな。



「ありがとう! 試してみるわ!」


「おうよ やってみぃ!」


「はい!」


「「「ふふふ」」」



 晴蘭は、良子から「魔力のガス抜き」を教わった。

 これにより、晴蘭のステータスには、【魔力のガス抜き】が追加された。



・⋯━☞その日の夜☜━⋯・



••✼••晴蘭自宅茶の間••✼••



「ボーリングぅ?!」


「そうじゃ! たまには、ええじゃろがえ?」



 突然、良子が「ボーリング」に行こうと言い出した。



「ボーリングって、なんで急に?」

 面倒臭そうに聞く晴蘭。


「晴蘭は、溝掃除(ガーター)が得意やもんな!」

 海音が晴蘭を茶化す。


「やかましわいっ!

 こう見えてもやなあ、100点超えた事あるんやぞ!!」


「100点くらい、俺にもあるわい!」

 負けじと言う海音。


「私、200点近く取った事あるで!」

 乗っかってくる千春。


「「んなっ?!」」


「私、200点超えた事あるで!」

 腕を組み3人を見下ろす虹音。


「「「うそ━━━っ!!」」」


「俺、300点満点取った事あるよ?」

 サラッと言う歩音。


「「「ええええ~~~っ?!」」」


「嘘やん!!「ホンマかえ?「えっ?マジ?」

 歩音に迫る晴蘭と海音と虹音。


「お、おお・・・(汗)」


「なになに?「ボーリング?「行く行く!「やりたい!」

 ミチョとサエとレッカとサチが食い付いてくる。


「ふふふ・・・」



 もう、ボーリングに行くムードになっていた。

 なにせ和歌山市内では、ゲームセンター、ボーリング、ピリヤード、カラオケくらいしか遊ぶ所がない。

 お金があれば、遊園地の「マリンシティー」に行きたいのだが、良子とて、お金が無いのでリストから没。

 「ムトランティア」の「Tia」なら、国一つ丸ごと買えるのでは?と思うほど持ってるのにね。

 お金と時間があれば、「江戸前温泉伝説」に行きたいのだが・・・

 良子は、晴蘭達をいつかは「江戸前温泉伝説」に連れてってやりたいと・・・まあ、夢やな。



「さあ! ほな行くぞお前ら!!」

 スックと立ち上がり、そう言う良子。


「「「「「はぁーい!」」」」」

 バンザイして返事をする晴蘭と海音と千春と虹音と歩音。


「「「「はあ━━━い!!」」」」

 息のピッタリのミチョとサエとレッカとサチ。


「ほいじゃあ、私も行こうかな

 良子さんばっかりにお金出してもらうの申し訳ないし」

 母親(楓)もボーリング代を半分出すと言う。

 全部で11人。

 2ゲームやったとして、2人で払えば、1人5000円ちょっと。

 お金の無い魔女にとって、1万円の出費は痛い。

 なので、楓の申し出には、良子も正直有難い。


 だが晴蘭は、大人はお金を沢山持ってると思ってる。

 晴蘭も、Tiaならそこそこ持ってるのに・・・

 日本の円も、少しは・・・所詮子供の小遣いレベルだ。


 ってな訳で、最寄りのボーリング場へ。

 最寄りとは言っても、車で40分はかかる。


 車は、海音んちのワンボックスと、良子の軽四BOX。

 ワンボックスには、運転手に海音の父親、助手席に虹音。

 後ろに、海音、歩音、千春。

 後部座席に、ミチョ、サエ、レッカ。

 

 軽四BOXには、運転手が良子、助手席に楓。

 後部座席に、サチ、晴蘭。


 どっちの車も、ぎゅうぎゅうだ。

 海音の父親(綾音(あやと))以外、全員女。。。

 1人場違いな感じがする、綾音だった。

 そんな、海音の父親綾音も、時々女に変身する魔法使いである。


 晴蘭は、珍しくウキウキしていた。

 なにせ、こんな風に、みんなでお出掛けなんて、初めてやないやろか?

 なんだか、日本やのに、めちゃくちゃ楽しい!

 遠足とか旅行気分だ♪


 また、車という乗り物に久しぶりに乗ったのだが、魔法で自分の力で移動するのではなく、誰かに運転手してもらって連れてってもらえるのは、ムトランティアで獣車に乗った時以来だ。

 ここは日本なのだから、当たり前なのに、なぜか新鮮だった。

 晴蘭にとって、日本とムトランティアでは、ムトランティアの方が7割以上はアクティブなのかも知れない。



・⋯━☞約40分後☜━⋯・



••✼••グランドボーリング場••✼••


 海音の父親(綾音)は、ゲームには参加しないはずだった。

 見てるだけで楽しいんだと。

 受け付けで、11人居るので、4人、4人、3人となったが、基本4人との事だったので、急遽綾音も参戦。

 だから、ボーリングはしないと言っていた綾音だったが、渋々やる羽目に。

 本当は、晴蘭の母親(楓)と良子に気を使ってるんやと思う。

 12人中、男1人って、場違いな感じで、やり辛いんやろな・・・とも思った。

 綾音さんだって、時々女に変身するって聞いてたから、女に変身して楽しめばいいのに。


 この、海音と虹音の父親、綾音さんという人は不思議な人で、子供の頃から時々女の子に変身していたんだとか。

 「女装剤」が関係しているのかと思ったが、実は女装剤とは関係なく、根っからの魔法使いには稀に存在する「雌雄同体」なんだとか。

 変身する条件は色々あって、春先と初夏の季節の変わり目に一月ほど、女性に変身してしまうんだとか。

 あと、強く「女性に変身する」と念じると、2~3日女性に変身する事もできるのだそうな。

 また、綾音が女性に変身したときは、「綾香(あやか)」となるらしい。


 何ソレ、意味解らへん。


 だが綾音本人は、「俺は男だ」と言っているらしい。

 「雌雄同体」→「女性」→「雌雄同体」→「男性」

 と、変身するらしいが、これで本当に男だと言えるのか・・・は、本人がそう言うのだから、他人がとやかく言うまい。

 魔法使いの中には、綾音のように「雌雄同体」の魔法使いが数百人に1人居るんだとか。

 そんな話を、移動中の車中で聞いた晴蘭だった。


 知らなかった・・・初めて知った(汗)


 海音と虹音は、知っていたらしいが、なんで今まで話してくれなかったのか。

 今なら話せるとの事だったが、まだ晴蘭が小さい頃に話していたなら、特に子供の口に戸を立てられないという事で、話せると判断できるまで秘密にすると決めていたのだとか。


 確かに、子供は秘密を守るのは難しいだろう。

 晴蘭も、これには納得したのだった。



 そして、靴選び。

 晴蘭と海音は、子供用の靴しか無かったので、2人ともブーブー言っていてが仕方ない。

 問題は、玉だった。

 晴蘭は、女性用の一番軽い「約4キロ」ってヤツを選んだが、重くて持つのがやっとで、片手で投げる(転がす)なんてとんでもない!

 


「セーラ! コッチの子供用の一番軽いのにしなさい!」

 楓が玉を指差して晴蘭に言う。


「ええーん? コッチでええよ!

 玉が軽いと、ストライク出にくいやろ?」


「ストライク以前に、片手で転がせやんやろ!

 怪我の元やから、コッチにしなさい!」


「ええええ~~~ん! なんでー!」


「セーラちゃん、楓さんの言う通りにした方がええよお?」

 虹音が晴蘭に言う。


「だいじょぶやって! ごれぐらい・・・んん・・・」

 両手で玉を持ち上げるが、腕も足もガクガクで、危なっかしくて見ていられない。 


「晴蘭! 俺も一番軽いのにするんやから、お前も諦めろ!」

 海音が、一番軽い玉を持ちながら晴蘭に言う。


「何をゆーてんねん! 男やったら、1つ上を行くもんやろが・・・とっ! ととと・・・」



 すると・・・



 ドン!!

「わあっ! あっぶなっ!!」


「ほらあ!!」



 晴蘭は、結局玉を持ちきれずに、足元に玉を落としてしまう。



「だから言うてんのよ!!

 怪我してもしらんで!! ホンマにい~~~」

 楓が晴蘭を叱る。


「・・・ゔゔゔゔ(半泣)」


「ほら、セーラちゃん

 軽い玉んとこに行こ!」

 晴蘭の手を取り、晴蘭を連行する虹音。



 ほっぺをプクーっと膨らませて拗ねた表情で手を引かれて行く晴蘭は、まるで小学生女子にしか見えなかった。


 晴蘭達御一行の他にも、2組のボウラーが居たのだが、彼らにも晴蘭は、小学生女子にしか見えなかっただろう。

 晴蘭達は久々のボウリングだったので、みんなウキウキしていたせいか声も少し大きかったので、晴蘭達のやり取りが聞こえていたらしく、他の客達はみんなクスクスと笑っていた。

 きっと他の客達には、まだ小さな晴蘭が、大人ぶって背伸びをしているかのように見られていたのだろう。

 そんな事に気付かない晴蘭は幸か不幸か・・・


 組んだメンバーは・・・


 第3レーン。

 晴蘭、海音、虹音、千春。


 第4レーン。

 ミチョ、サエ、レッカ、サチ。


 第5レーン。

 楓、良子、綾香、歩音。



 ・・・綾香?! 誰!!

 女性に変身した海音の父親だった。

 ビックリした!

 女性に変身した海音の父親綾音は、めっちゃ背が高く、スラッと伸びた足は思わず、男も女も誰もが釘付けになる。

 なんで?! なんで、OLみたいなレディース・スーツ?!

 たまたま「着替え玉」で、「レディース・スーツ」しか持っていなかったからだとか?

 いやいやいや! それにしても、めっさ美人やろ!!

 確かに、男性の綾音の時だって、なかなかのイケメンではあったが、海音の母親の超絶美人ロシアンビューティーの希海(のぞみ)さんの子である、海音と虹音が超絶美少女なのも頷ける。

 しかし、そんな大人の中に、中学女子が1人・・・

 

 歩音・・・


 だが、身長178cmの歩音なら、大人の中の方が似合ってる気がした。

 なので歩音は、大人チームとなった。


 染め金髪黒目の冬なのに短パン、ボン!キュ!ボン!悩殺巨乳ボディコン・バディー、晴蘭ママの楓。

 黒髪黒目のクール・キャリアウーマン・ビューティー、保健の魔女先生良子。

 黒髪黒目の見た目OLオリエンタル・ビューティー、地方公務員綾香。

 黒目黒髪の見た目JK長身ビューティーガール、JC歩音。


 この4人が、注目を浴びるのは必然だった。

 なにせ、楓は並だが、他はみんな背が高い。



 そして対照的なのが・・・



 黒髪黒目、見た目幼稚園児、通称、毒舌小悪魔・頭ナデナデしたいダッコちゃん幼女晴蘭。

 金髪碧眼、見た目小学生女子、通称、クールビューティー美少女戦士海音。

 金髪碧眼、真性百合っ娘&BL予備軍、見た目クールビューティー美少女アイドル虹音。

 黒髪黒目、見た目インテリ美少女天使、少々お世話好きプリティー・ガール千春。


 ワイワイキャピキャピ、キャッキャッウフフと、元気ハツラツ少女ボウラー隊参上!ってなもんだ!



 また、間に挟まれるように・・・



 黒髪黒目、魔法使い憧れ美少女戦隊。

 ミチョ、サエ、レッカ、サチ、参上。

 ボーリングの後は、隣のゲームセンターへ行こうと、ワイワイ言っている。

 ま、楽しみ方は人それぞれやな。

 

 なんやかんやで、いよいよゲームスタート!!



久しぶりのボーリング。

久しぶりの人としての楽しみ方を満喫?

でも晴蘭は魔女っ娘である。

何が起こるのかは、始まってみなきゃ分からない。

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