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自殺しようとしたら同級生に助けられた  作者: ゆめ
自殺しようとしようとしていたら、同級生に助けられ、助けた。
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外の世界へ

しばらく陽くんと陽菜の中学生時代パートが続きます。

 午後の授業が始まって五分ほど、休憩時間が明けたばかりだからか、うとうとと眠そうにしている生徒が多く、現代国語の先生がやる気のなさそうにぼそぼそとしゃべる声と、黒板をチョークが軽快に鳴らす音だけが聞こえる教室。


 ふと、横から小さく折り畳まれたメモ紙が飛んできて、俺の机の上に落ちた。

 横を見ると、隣の席の生徒が小さな声で、「陽菜さんから」と、前方窓際、日向 陽菜のほうを指さす。

 陽菜は肘をつき、手の上に顎を載せてつまらなさそうに授業を聞く、というより、前方を眺めている様子だった。


 午後の柔らかな日差しを浴びて、金色の髪は薄く煌めき透けて、有名な画家の絵とも思えるような、この瞬間を切り取って眺めていたいと思わせるような、そんな姿だった。


 もらったメモ紙には、「横山くんへ」と書いてある。

 このクラスに横川君は俺しかいない。離婚した母の苗字だ。


 以前の出来事もあったため、少しドキドキしながらそのメモ紙を広げた。


「ねぇ、今から授業さぼらない?」


 思わずにおいをかぎたくなるようなかわいい字で、そう書かれていた。

 その文字を読み上げたところで、再び視線を陽菜のほうに向ける。

 すると、いつの間にかこちらを向いていた陽菜の深い瞳と目が合って、心臓がはねた。

 そして、陽菜はにやにやと笑い、勢いよく、そして元気に席を立ちあがった。


「せんせー!私と転校生君!じゃなくて横川君体調悪いので帰りますねー!」


 教室中の視線が集まる中、花が咲くようにそう宣言した陽菜は、カバンを軽々と持ち上げ、俺に駆け足で近づいてきて、手を取った。


「いこ!」


 体調が悪いとは何なのか、むしろ人生で一番絶好調だろうといいたくなるような笑顔で俺を外の世界に誘う陽菜。


 教室の窓は開いていないというのに、なぜか、その空間の空気が入れ替わったみたいだった。


 俺は机の上を片付ける間もなく、手ぶらのまま陽菜に連れられ、教室を跳ねるように飛び出した。


 この時、俺は陽菜を、陽菜は俺を、このつまらないどろどろとした空気の立ち込める教室から、そして、この世界から飛び出させてくれた。


 その日以降、俺と陽菜がまともに授業を受けることはなかった。


休載期間中、実はとある新人賞に新作を応募したのですがなんと見事に三次選考落ちしました。

まぁ、かくかくしかじかありまして、たくさんの批判コメントを頂きました。ありがとうございます♡

書くのが下手、分かっていたことですが、さすがに読者様に悪いと思ったのでちょっと真面目に書こうかなと思います。

なので、少し書き方を変えました。

読みにくかったらごめんなさい。


この小説が少しでもいいなと思ったら、ブックマークと★★★★★、感想をよろしくお願いいたします


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