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自殺しようとしたら同級生に助けられた  作者: ゆめ
自殺しようとしたら、また同級生に助けられた
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自殺から助けてくれた同級生


この日のホームルームでは、席替えが行われた。


 入学式が行われて一月が経ち、高校生活にも慣れてきたこの時期、新しい友人を増やすという意味合いも含め今までの出席番号順の席からくじ引きで決められる席に代わる。


 最初に女子生徒がくじ引きを引くことになり、片瀬彩花はとりあえず後ろの席に座れたことに安堵していた。


 しかし、隣の席に腰を下ろした男子生徒を見て、驚いた顔を浮かべる。


「お、昨日の今日で奇遇だねぇ」


そう言ってへらへらと笑うのは、市川 陽。

 このクラスのスクールカーストの頂点の座に座る、いわゆる陽キャ。


 漫画の陽キャように一つのグループで固まり、陰キャをいじめ、淫乱な女の子を連れている、なんてことは無く、市川は誰にでも分け隔てなく仲良く会話するし、とてもやさしいしい人だ。

 クラスでの決め事があれば率先してみんなをまとめてくれるし、面白いギャグも言える。

 遅刻が多かったり授業態度が悪いなど素行はかなり悪く、先生によく怒られているが、その先生ともよく楽しそうに会話をしているのを見るあたり、コミュニケーション能力が高いのだろう。


 そんな憎めないキャラとしてこのクラスの太陽的存在の市川陽の言葉に、片瀬彩花は曖昧な表情で返事をする。


「ど、どうも……」


 ニコニコしている市川陽に対し、片瀬彩花はとても気まずそう。


 それもそのはず。


 昨夜、片瀬彩花は、自殺しようとしていた市川陽を助けたのだから。


やっとタイトル回収できた!


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