襲っちゃうぞ☆
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「ねぇ、今日はごめんね」
「…何が?」
その日の夜、なんか自然な流れで同じベッドで寝ることになった。
幼馴染だから、らしい。
正直、めちゃくちゃムラムラする。でも襲う訳にはいかない。
多分佳菜はそう言うこと全く期待して無いし、隣の部屋佳菜のお母さん居るし、服脱いだら肩の自傷行為の傷とか体のアザとかが見えてしまう。
まぁ、でも佳菜が寝ている間に乳は揉むがな。
「ママが急にあんなこと聞いて」
佳菜はさっきの自分の母の発言を謝罪してきた。
確かにデリケートな話題ではあったが、俺は全然気にしていない。
「ううん。全然気にしないよ」
「そっか。ならいいんだけど……」
そう言うと、佳菜は同じ布団の中でもぞもぞと動く。
「それとね、昼間の事も、ごめん」
暗い部屋で、ぼんやりとしか顔は見えないが、佳菜は俺の手を握って言った。
「……いいよ。あれは俺が悪かった。ごめん。キスの事も」
「っ!それはもういいから!忘れて!」
「あはは。キスくらいで。佳菜はお子様だなぁ」
「むぅ!私のファーストキスだったんだから!責任取ってよね」
え、今更高校生でファーストキスがまだなやつとかいるのかよ。
「キスじゃ子供はできないぞ」
「分かってるよ!もう!」
そう言って、布団のなかでべしべしと俺を蹴る。
かくいう俺は、なんで同じシャンプーなのに、佳菜はこんなにいい匂いなんだろう、なんてことを考えていた。
「ねぇ、陽」
そして佳菜は身を寄せて、俺に三度、その言葉を言う。
「何かあったら、私を頼ってね」
その言葉に、俺は無責任にも手を握り返して答えてしまう。
「うん」
きっと、そんなことは絶対あり得ないのに。
「なぁ、佳菜」
「なに?」
「……ごめんちょっと離れてくんない?めっちゃムラムラするんだ」
「……やだ」
「襲っちゃうぞ☆」
「………ん」
結局何もせずリビングで寝ました。




