表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/47

第2話 青春ミサイル 22


 風早圭一です。よろしくお願いします。


 いつもの儀式だ。新参者の転校生は、大人しく頭を下げて、仲間に入れてもらえるように頼まなければならない。


 少なくとも、目立たないようにして、いじめないでくださいね、と片足からそっとクラスに入るのだ。


 しかし、その日、俺は少しだけ悪目立ちしてしまった。よろしくお願いします、と下げた頭を上げてくる途中で姿勢が固まってしまったのだ。


 朝比奈恵あさひな めぐみがいた。


 幼稚園から小学校まで一緒だった幼馴染みが。でも、彼女の方は俺に気付いていないようだった。


 隣の席に座った俺に、よろしくねと普通に声をかけてきた。その名前は、朝比奈恵ではなく、海野美月うんの みづき


 どうやら別人だったらしい。


 海野は、長い黒髪を綺麗に整えた清楚な感じの女の子。ボーイッシュで男勝りだった恵とは、まるでタイプが違う。ただ、きらきらとした目元だけが、どこか懐かしさを感じさせた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ