表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちの子は悪役令嬢になりません  作者: 都森 のぉ
エピローグのその先
33/33

設定(作者の覚書)

ネタバレを含みますので、読了後に読むことをオススメします

また、これは、作者が執筆中に使っていたものままですので、一部ことなるところや割愛している表記があります。










瑠花=サンズ 侯爵家(旧姓・イザード侯爵家長女)

転生前

・兄ひとり弟ひとり妹ひとり

兄と年子だったため跡継ぎとしての教育を令嬢教育と並行しておこなわれたため、子ども時代には自由はなかった。

両親は兄に継がせるつもりだったが、兄に危機感を持って当主教育を自発的にさせるための当て馬として使われた。

15歳の成人を兄が迎えたときに正式に後継は兄だと宣言された。

瑠花は知らなかったが、成績に関しては瑠花の方が良かった。

両親は産まれたときに隣のサンズ家の瑠偉と婚約させており、早い段階から婚約者の存在は知っていたが勉強を頑張れば後継になれると思っていたから、瑠偉とはほとんど顔を合わせていない。

15-18歳までは淑女学校に通っており、卒業してから20歳になるまでは家にいた。

20歳で瑠偉の家に嫁ぎ、すぐに子どもを身籠る。

年子で男女男の順で産む(黎、吏奈、丈〈レイ、リナ、ジョウ〉)

子どもを三人産んだことと瑠花の実家の両親が相次いで流行り病で亡くなったことで、離縁される。

正式に後を継いだ兄が援助を打ち切ったため、家に置いておく価値がなくなったため瑠偉により家に帰される。

わがままな性格は最初は両親の気を引くため、結婚後は夫の気を引くために言っていただけで、本来は物事の判断に長けている。

引っ込みがつかなくなり、出戻っても兄にわがままを言うようになり疎まれて奉仕所に送られる。


転生後

黎を産んだあとに、わがままな性格はなくなり、子育てに奔走する姿で瑠偉が歩み寄ってくれるようになった。

だが、すぐに次の子をと言われ、けんかになり、つい転生したことを口走ってしまう。

それでさらに距離が縮まり、円満な状態で次の子を妊娠する。

ゲームとは出産の時期が二か月ほどずれて、吏奈が産まれる。

娘が悪役令嬢で、いつか家を没落させる可能性があると言われ、躾と教育はしっかりするが厳しいだけではダメだと思い二人で相談しながら進める。

より一層、仲が良くなり、自然と三人目の丈を妊娠する。

ただし、丈は攻略対象であることとサンズ家ではなく、分家のユライン家(伯爵家)に産まれてすぐに養子に出されることになっている。

それはサンズ家が援助を受けていても三人目を育てる余裕がないことで、伯爵家に金銭と引き換えに養子に出された経緯がある。

瑠花と瑠偉は子どもたちの運命を変えるためにと、丈を養子に出さずに育て、名前も吏玖リクと名付けることにした。

三人を平等に育て、誰が後継になっても大丈夫なようにした。

瑠花のように、当て馬ではなく、資質と素質を大事にし、本人たちの意思で決めることにした。

仲睦まじいので離縁することなく、生涯をともにした。




瑠偉=サンズ

・一人っ子

瑠花転生前

サンズ家の待望の跡取りで、年がいってからの子のため教育はしっかりしているが基本的には甘やかされた。

産まれたときには侯爵家は火の車で体面を保つので精一杯だったところに手を差し伸べたのは、イザード家で婚約すれば資金援助すると言われて、二つ返事で了承した。

そのことを両親は負い目に感じて、甘くなっていた。

サンズ家の両親は人を疑うことをせず、何とかなる、何とかしてくれるという考えの持ち主で騙されやすい。

そのせいで、儲かる投資商品があると言われて大量購入し、三十年間の定期購入まで契約してしまったので、火の車だった。

それを捌くルートもツテもないままで、赤字だけが増えていく状況で、イザード家がそれを代わりに売って利益を得ているが定期購入の支払いで全て消えている。

契約書には不備はなく、商業ギルド公認の書類だったため不服申し立てもできない。

身売り同然に婚約者が決まっていることと領地運用が瑠花の家に全面頼りきりなのも気に入らず、一度も顔を合わせようとしなかった。

顔を合わせたのは初夜だけで、子どもができたら早々に離縁しようとしていた。

離縁したら資金援助は途絶えるが、三十年の定期購入も終われば何とかなると考えていた。

そのあたりが両親の気質を受け継いでいた。

子どもを義務のように三人作ると、早々に離縁し、子育てを乳母に任せ、領地運営に精を出した。

そのせいで黎は自分には当主の仕事を教えてくれないのだと拗ねてしまう。

吏奈は、わがままを言って父親の気を引こうとするが上手くいかず、大人たちの思惑で第一王子の婚約者になった。

侯爵家がなった理由は、定期購入していたもの(アコヤ貝)は最初食用だったが、上質な石が取れると分かり、王家がその利点を欲しがったため、婚約が決まった。

侯爵家が持ち直したため、養子に出していた丈(のちの吏玖)を呼び戻した。

二人を競わせるように当主教育を今更ながら施し、優秀な方を当主に、残った方をユライン家(伯爵家)に養子にすると宣言した。

そんな状況で三人が学校に揃っているときに、吏奈が婚約破棄を言い渡され、さらに追加定期購入していたアコヤ貝が売れなくなり、赤字となり、家が傾いた。

吏奈がヒロインにした嫌がらせ(ほかの令嬢がしたものも含む)の罪でお家断絶となった。

隣のイザード家に助けを求めたが、助けたあとの利益がないため断られる。

分家のユライン家に黎と丈を養子にする代わりに金銭を求めたが、王家から処罰された家の子を欲しがらないため叶わず。

そのまま修道士になった。


転生後

いやいや娶った瑠花が長男の黎を産んでから変わっていることを聞き、少しだけ話をするようになった。

それでも信じ切れずにいて、すぐに二人目を望んで喧嘩になる。

そのときに瑠花はかつての瑠花ではないということを知り、態度を改めた。

すんなりと瑠花の転生を信じたのは〈落ち人〉という存在を知っているからだ。

王族だけに起きることだが、ある日突然、魂そのものが入り、もとの魂がどこかに行くということだ。

侯爵家の令嬢に起きた例はないため、このまま極秘にして出産を機に心を入れ替えたということにした。

それからも瑠花の常識外れ(ゲーム内ではのこと)な言動に振り回されながらも子どもたちをゲームの運命から外れるように奔走する。

間違えなければ子煩悩パパ。

両親が危機感もなく、ほいほいと商会と契約してしまうので、それを止めるために瑠花と協力して、イザード家の援助なしでも領地を運営できるようにした。

※現実世界では価値があるものを捨てている世界観のため、少し価値観を変えれば富を生むものがゴロゴロしている




黎=サンズ

・妹ひとり、弟ひとり(養子・ユライン家)

転生前

サンズ家の長男として育てられたが、とくに当主教育をされずにいたため拗ねていた。

わがままな妹のお守りで鬱屈しており、学校に入った最初の一年間は天国だった。

そのあとに吏奈が入って来て、毎日のようにわがままを言われるようになり、神経をすり減らしていた。

そして、養子にいった丈が入って、長男であるから家に残れたと嫌味を毎日言われて更に神経をすり減らしてた。

そこに、ヒロインが「大変ですね」と声をかけて、そのやさしさに絆されて色々と便宜を図った。

仲のいい友人止まりなので、恋愛には発展しない。ゲームの役どころは、お助けキャラ


転生後


サンズ家の長男ではあるが、好きなことができるようにと当主教育と並行して色々なことの家庭教師がつけられる。

最初は反発するが、妹や弟も順番に同じことをしているのを見て、熱を入れるようになる。

一番上であるということに責任感を持ち、少し融通がきかないところもあるが、概ね良好。

ただ、妹と弟の方ができがいいので内心は焦っている。

吏奈は持ち前の聡明さで自力で第一王子の婚約者に王家から打診を受けている。

丈(吏玖)は分家のユライン家が傾いているのを立て直す方が面白そうだと思い、養子に行こうと考えている。

半分は杞憂に終わっているのは本人だけが知らない。

学校ではヒロインに声を掛けられるもののお助けキャラという本来の立場をまっとうしている。

最後に追放を言い渡すことはしない。



吏奈=サンズ

・兄ひとり、弟ひとり

転生前

どこか適当なところに嫁入りさせるつもりで教育については熱心ではなかったが、持参金(アコヤ貝)目当てに王家から婚約の話が入ってから厳しくなった。

もともと気を引くためにわがまま放題だったために厳しくなる教育に反発するも王家に嫁ぐという実績が欲しいため半監禁状態になる。

学校も一年の半分ほど、試験や行事などだけ参加するようになる。

第一王子とは何度か顔を合わせるも表面上の扱いで吏奈だけが恋に落ちている状態だった。

ヒロインが第一王子に近づくようになると、それを牽制するようになる。

ただ言っていることは、婚約者のいる男性に近づくなというだけで他は何もしていない。

勝手に取り巻きがヒロインをいじめて、実行犯に仕立てあげられた。

最後に近づかないで欲しいと言ったがヒロインに拒否されて、思わず突飛ばしたら階段から落ちてしまった。

それを断罪されて家に幽閉されることが決定した。

最初は、処刑、国外追放という話だったが、ヒロインが減刑して幽閉で終わった。

家は没落したため修道女になったが、その容姿から娼館に引き取られた。

最初は商会の養女になると教会には説明されたが、この商会には裏の顔があり娼館を運営していた。

薬漬けにされて何も分からないまま命を落とした。

この商会はヒロインが引き取られる前に顔見知りだった。


転生後

どこに嫁いでもいいようにと当主教育も並行して家庭教師がつけられる。

言われたことはやるタイプで、とくに反発はしない。

ただ当主はやりたくないからできれば兄か弟にさせたいと思い、少し手を抜いている。

持参金目当てで王家から婚約の話が入ると、家のためと割り切って行動する。

第一王子のことは好ましく思っているが、別に好きな人ができれば、身分が上なら自分が側室になることも厭わない。

わがままな性格は気を引きたいためにしていたから本来の性格ではないのでおきない。

むしろ合理的な考え方をするためちょっと抜けている黎が心配ではある。

ヒロインが第一王子に近づくことを淑女としては問題であることを一度だけ忠告し、そのあとは学校に報告するに留める。

第一王子には側室と愛妾にするなら手続きをした方がいいと忠告する。

比較的に第一王子との仲は良好である。

のちに、王女と王子を一人ずつ設ける。



吏玖=サンズ(もと丈=ユライン伯爵)

・兄ひとり、姉ひとり

転生前

産まれてすぐに養子に出されて、ユライン伯爵家で育つ。

わりと早い段階でその事実を知らされて、当主教育をされていない黎よりも優秀だと言われて育った。

伯爵家では必要のない侯爵家当主レベルの教育をされていくうちに、いつか兄を蹴落とそうと考えている。

ユライン夫妻も優秀な丈を売り込むつもりでいたから野心家ではあった。

学校ではヒロインに貴方の方が優秀だと言われて、恋に落ちてヒロインを妻にしようとしていた。

攻略ルートならば、そのまま障害もなく結婚する。

他ならば恋を貫いて独身になる。

ただし、ある分岐点で好感度が一定以上ないと、サンズ家を乗っ取って邪魔をするキャラに変貌するため要注意


転生後

名前も吏玖=サンズとなり、産まれてすぐに養子には出されていない。

同じように教育されていくうちに、一度養子の申し出がユライン家からあって両親が断ったことを知る。

当主教育を受けるうちにユライン家がかなり危ないということが分かり、兄か姉が家を継げば養子に行こうと、ひそかに考えている。

黎が自分たちのことで焦っているのは知っているが、それを見て楽しむくらいには性格が悪い。

兄弟仲はよくて、問題というものはないからヒロインに接触されても特に恋に落ちない。

ただ、伯爵家に引き取られているヒロインは出自から同格の伯爵家からも相手にされていないため結婚するなら下になる。

そこをついて結婚してしまってもいいかもと思っている。

跡継ぎは兄の子の誰かを貰えば良いかなと未来設計を立てていて、ある意味で攻略済みとも言える状態。

ひねくれてはいるが、ブラコンシスコンなので二人に何かあれば容赦はしない。





寿衣=モンド(イザード侯爵家次男)

転生前はとくに出てこないため名前も不明なまま

転生後は、姉である瑠花に接触

自分が養子に出されたことについては事情を聞いて納得していることと次男ならどこかの家に婿入りの可能性が高く

当主という立場がやや弱くなることを理解しているので、子爵家でも当主であるなら問題ないと受け入れている。

出自から公爵家とのつながりを持ちやすいため子爵家を繁栄させようと虎視眈々と狙っている。

瑠花のことは嫌味を言うが姉としてひねくれて慕っており、この性格は吏玖に受け継がれている。

瑠花がイザード家の当主になったのなら貿易やらとつながりを持とうと思っていたが兄の燈埜では無理だとシビアに判断している。

たびたび瑠花に接触し、事情を知らない瑠偉が間男だと勘違いするシーンがある。

寿衣もあえてそんな素振りを見せるので、性格は悪い。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ