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枕の下に 希望の上に(11)

十人十色競技

君の楽には

わがままが

張り付いている

我慢することを

頑張れていないのだ

直ぐに根を上げる

自分を知らないのと同じだ

知らないから伸びない能力

それを嘆く君は

笑い話をしている虫だ



何回だろうか

息切れしても

成そうとする姿で

立ち向かっていた数量

指折り数えて

足りないのは

どちらだろうか

熱いのを嫌う

その時に決まる限界点は

必ず君の中にある



これをやらなくても

自分が変わる事は無い

そんな霧を出しては

有耶無耶にして

馬鹿みたいなことで

笑っている

そして言うのだ

無駄では無いと

追い込まれた後

真面目な顔して

死にそうな顔して

声高に言うのだ

無駄では無いと



抉り取られた時間は

二度と戻って来ない

そちらの方が

無駄なのだが

自分に整合性が取れないから

黄色いテープで

立ち入り禁止にした

限界の範囲は狭くなり

そうやって

大人はこじんまりとして行く



耳が痛い 頭が痛い

胸が痛い 心が痛い

何回 聞いたとしても

どっか他人事になるのは

立ち入り禁止にしていない人が

この世界には居ないからだ

頑張っている人は

頑張る事を決めただけで

全てを頑張るとは

言っていない

何処かに

駄目な部分が必ずある

どんなに輝いていても

もしくは

輝くことで

見えなくしていても



限界点は人には無い

誰もが完璧では無いからだ

他人の何かを指摘する

それは

完璧に成ろうとしている結果だ

突き詰めて行けば

息苦しいだろうか

他人の限界点を

知らぬふりして

勝手に

諦めている人間よりは

ましだろう

摩擦はあるだろうが

二度と時間は戻っては来ない

他人にある限界の枠組みを

何かをしないことで

決めているのは

君かもしれない



無駄が嫌いな人間

この世には

存在しないのだろう

形を見れば分かる

怠惰を

抱き締めている姿で分かる

終わりが来た時に

終わりが来たと

そのまま受け入れて

足掻くこと無く

死に行くだろうか

限界を決めた者を見て

哀れに思っては

いけないのだろうか
















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