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8時10分に家を出た。
空は赤い。いつものことだ。
気づけば学校、いつもの会話。
目だけ、口だけ、耳だけ、個性あふれるくらすめいと。
「宿題やってきたかー!?」
一時間目が始まると同時にいつもの言葉、持ってないのは僕だけだった。
「先生、宿題持ってくるの忘れました」
みんなが使う言い訳。
「明日職員室に持ってくるように」
「はい、わかりました」
昼休みになるといつものメンバー。昨日と違う昼食。
「あ、今日は違うんだ!」
「うん。嫌いになったから」
「そ、そうなんだ」
なんで嫌いになったんだっけ?
まあいいか。
「前から思ってたけど、変わってるよね」
とこの人は少し笑いながら言った。
だから、
全く何も変わってないよ。と僕は言った。
だって普通だから。
そして放課後になった。
僕は更衣室に向かった。
そして更衣室の扉を開けて大きな声で、
「今日も部活がんばろー!」
と僕は言った。
すると更衣室から
「今日10キロビルドらしいよ…」
という声が聞こえた。
「…まじで」
「…まじ」
10キロ死ぬ気で走った。
走ってる途中なぜか死ぬ気ってなんだろう?
と考えた。
部活が終わって空を見上げると赤かった。
いつもの色だ。
帰ってる途中昼休みに言われたことを思い出した。
そして思った。あの人はヘンだと。
気づいたら家の前にいた。
だから、
また明日、自分の脳みそにそう言った。




