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雪の日、特別な一杯をあなたに

 今年の大気はおかしい。寒季かんきの入りに葉揺亭にてそれを口に出したのは、熟年の狩人が先だったか、はたまた自然と生きる種族の娘だったか。いずれにせよ、大自然に通ずる者の言う勘は馬鹿にすることができない。


 初雪の日より一週と三日の後、ノスカリア地方は過去に例が無い大雪に見舞われていた。もとよりうっすら雪化粧していた世界は、この日の夜、一気に分厚い氷雪に覆われたのである。



 朝、アメリアが始めに見たのは嘘のような銀世界であった。窓越しに見える向かいの屋根の上も、見下ろした道も、高台の上も、どこを向いても雪だらけであった。目測するに膝が埋まってしまうほどの厚さだろう。とにかく、こんな光景見たことない。穢れなき白の大地に感動し、アメリアは目を輝かせた。


 身繕いもほどほどに、アメリアは階段を駆け下りた。


 店に通じる戸の向こうには、普段と何一つ変わらぬ様子のマスターが居た。しかし、いつもは朝一で姿を見せている宿屋の旦那は、今日はさすがに来店していない。


「おはようアメリア。楽しそうだね」

「だって、こんな雪初めて! 外に行ってみないと!」


 あのまっさらな雪の上に自分が一番に足跡をつけるのだ。そううきうきとした気持ちで床板を踏み鳴らし、玄関へと駆け進む。


 そしてアメリアは玄関扉を勢いよく開け放った。つもりだったのだが。


「……マスター、玄関が開かないです!」 

「えっ?」


 全体重をかけて扉と格闘するアメリアを、店主は呆けた顔で見ていた。


「……あ、そっか。雪、積もってるもんね」

「もっと早く気づいてくださいよ!」

「ごめん」


 このところマスターは、朝一に鍵は開けるが扉を動かさないようになっていた。店名のプレートをかける腕一本すらも本当は外には出したくない、どうせ早朝に来るのはオーベルだけだし、アメリアが起きてきてからの仕事としても問題ないとの弁だ。


 そんな風だから気づくのが遅れた。これではお客が来ないどころか、アメリア自身が外に出られないではないか。


 もう、と呆れ果てながら、アメリアは今しがた降りて来たばかりの階段を駆け上がった。


 二階の自分の部屋の窓から覗きこめば、外の状況はよくわかる。玄関の下の方は完全に埋まっていて、あれでは並の力で押し出すことは難しいだろう。雪は意外と重量感があるものだ。おまけに風で吹きつけた雪が扉に張り付いている。空気も冷たいし、完全に凍り付いてしまっているのだろう。


 さあ、どうしようか。店の窓ははめ込み式で開かない。外に通じるのはこの部屋を始め、二階の窓だが、ここから降りようというのは少々勇気が必要だ。


「まさか飛び降りようなんて思ってないよね。要らない勇気を出さないことだ」


 気が付けばマスターが後ろに居た。


「アメリア、これを玄関の前に撒いてごらん」


 そう言って手渡されたのは、赤色の硝子で出来た小瓶であった。片手のひらで握り込める大きさで円錐型、栓をしたまま揺らすと、ちゃぽんと小さく音がする。


 アメリアは怪訝に思いながらも、指示通りに窓から中の液体を振りまいた。透明の雫が白い大地に舞い落ちていく。


 そして二つが出会った瞬間、無音の爆発が起こったかのような蒸気が立ち昇った。


 視界を隠す白い靄が掃けた後、アメリアが見たのは、葉揺亭の玄関先だけ雪が解けて道が露わになった光景であった。


「これで扉は開通、一件落着だ」

「……何だったんですか、今の」


 聞いても教えてくれないだろうけど。口に出さなかったアメリアの予想はそっくりそのまま、マスターは悪戯っぽくウインクして、内緒だと言わんばかりに口先に人差し指を立てた。


 やっぱりね、と肩を落としつつ、アメリアは踵を返したマスターの後に続いたのだった。 




 何もこんな日に買い物に行かなくても良いのに、どうせ交易も麻痺しているのだから。マスターにはそう笑われたものの、一応今日は広場に市が立つ日だ。わずかな期待と、純粋に町並への好奇心を燃料に、アメリアは深雪のノスカリアへと踏み出した。


 雪が掃けていない道は歩くのにも一苦労だ。一歩踏み出すたびに脚が埋まるし、下手すればブーツの中にも雪が容赦なく入り込んでくる。肌を刺す冷気も並ではない。


 それでも日常が非日常に変わった光景は、目で楽しむ分には快い。白い雪が雲間の光を反射して輝いている。雪玉を転がして作った不格好な雪像が町角に並んでいたり、子どもたちが寒さを感じにないようにはしゃぎまわっていたり、心が躍ってたまらない。

 

 アメリアは住宅地を南へ抜け、西から走る大通りへと出た。ノスカリアの動脈、そこでは現在進行形で除雪が進められていた。一般の男手から、政府治安部隊の隊員たち、精悍な若者から、生涯現役を掲げていそうな老人まで、使える手は全て使って作業をしているという風である。


 妙な熱気が漂う通りをアメリアは広場へ向かって進む。所々石畳が露わになるほどだが、まだ馬車が通れるほどには復旧していない。それに、凍り付き踏み固められた道は、気を抜けば滑ってしまいそうだ。道の両端には随所に雪山が築かれていて、そこで無邪気に遊ぶ子どもの姿もあった。

 

「あれ……? アーフェンさん、かしら」 


 白雪と格闘する人々の中に見覚えのある姿があった。他の誰よりも重ね着をし、さらにマフラーやら手袋やらで身を固め、それでも身をこわばらせるようにしている少年。トレードマークの中折れ帽も、いつもより深々と被っている気がする。


 彼は長柄のショベルで雪をすくって投げる素振りはするものの、どうにも気乗りがしていない模様だ。ざくりと得物を雪に突き立てると、だるそうに側にいた黒髪の少年と話を始める。あの子も知っている、アーフェンと同じギルドの一員で、二度ほど葉揺亭にも一緒に来たことがあるからだ。


 アメリアは熱心に仕事をする他の大人たちの邪魔をしないよう端に避けながら、二人のもとへと近寄った。


「おはようございます。お仕事ですか?」

「ええ。狩りだされてるんですよ、街中のアビリスタが」

「あれですか、政府命令っていうのですか」

「それが違うんですよねえ。ラスバーナ商会なんですよ」


 なんでもラスバーナ商会が大号令をかけて、ノスカリア中の異能者ギルドを動員させたらしい。そしてノスカリア市街地だけでなく、遠く伸びる街道や周辺の農村までの支道にも、多大な人員を派遣しているという。


 もちろん莫大な報酬金が必要なはずであるが、それよりも、街道が麻痺する損失の方が大きいということだろう。

 

 ただ駆り出されたギルドの者たちは、全員が全員乗り気ではない。力仕事は不得手な者も居るし、役立つ能力を持っているとも限らない。どちらにも当てはまるアーフェンが最たる例だ。


 特に彼の場合は最近まで温室で育ってきたようなものだから、寒風が余計に身に沁みるだろう。げんなりとした音を含む白い息を吐き出した。

 

「ああ……アメリアさん、これ終わったらお店に行きますよ。心の底まで凍ってしまいそうです」

「ええ、ぜひいらしてください。お友達もご一緒に。温かくして待ってますから。お店の前は雪も無いですし」

「あれ、もう全部どかしたんですか。大変だったでしょうに」

「え、ええ、まあ。じゃあ、お仕事頑張って下さいね」


 アメリアは二人の少年に手を振って、そそくさとその場を立ち去った。マスターの魔法の水で何の労も無く終わらせただなんて、必死で全身運動する彼らにはとても言えやしない。それにマスターの言い付けもある。


 そもそも、ノスカリアの危機といっても差しさわりが無い状況、マスターはもっと協力的になるべきじゃないのか。あの不思議な液体があれば、大雪問題はあっという間に解決するのに。


 全く外に無関心。今も葉揺亭でぬくぬくと過ごしているだろう店主の姿を思い浮かべ、アメリアは少々の寂しさを覚えたのだった。



 

 ようやくたどり着いた時計塔広場は、普段に比べれば寂しい賑わいであった。雪からの復旧自体はされているものの、店の数はかなり少ない。当たり前だ、いつもなら広く占める農作物やら採集物やらがほとんど無いのだから。


 逆に状況に目を付けたのだろう、温かい食べ物を調理している屋台が多く見える。湯気が上がる地点には、雪かきに疲れた者たちが集まり暖を取っている。


 その一つをアメリアも覗いてみた。石積みで造った足跡のかまど、薪火の上にかかるのは大きな寸胴鍋だ。ここではスープをふるまっているらしい。


 アメリアもご相伴にあずかった。飾り程度の豆と肉が浮かんだ、混じりっ気内塩味の汁が主体のスープだ。ずいぶん貧相なものだが、こんな寒い中で食べれば、贅沢なご馳走になる。


 体を芯から温める逸品に、アメリアはほっと一息吐いた。これを糧に復路も雪に負けずに帰れそうだ。


 アメリアは市をぐるりと回ると、めぼしい戦果も無く帰路についたのだった。




「それで、何かあったかい?」

「全然駄目です、どこも道が埋まってるみたいで。みんなで一生懸命雪かきしてましたよ」

「ご苦労なことだ。もちろん、君もね」


 炭火のストーブの前でうずくまるアメリアを見ながら、マスターはからからと笑った。案の定、カウンター向こうの定位置からは不動である。


 マスターは分厚い書物を広げ、これ見よがしに紅茶のカップを掲げながら、きっぱりと言い切った。


「こんな日は家にこもって耐え忍ぶに限る」

「……もう! こんな日じゃなくてもマスターは籠りきりじゃないですか。こんな日だからこそ、みんなのお手伝いしてきたらどうですか?」


 アメリアの不満げな声に、店主は困り顔になった。きゅっと肩をすくめ、口を尖らせる。


「別に僕の場合は好きこのんで引きこもってるわけじゃあないんだけど。心の中は今すぐにでも飛び出していきたい気持ちで一杯だよ」

「じゃあ行けばいいじゃないですか」

「そんな。僕がまともに外出したら世界が滅ぶ」

「真顔で面白い冗談言いますね。……まあ、確かに神様だってびっくりして、うっかり滅ぼしちゃうかもしれませんけど」


 炭の赤熱を映した眼を伏せ、アメリアはわざとらしいため息をついた。この調子じゃ、本当に世界が滅びでもしない限り、重い腰を上げなさそうだ、と。



 冷えた体に熱が戻ると、アメリアは立ち上がった。


 マスターの言うことにも一理ある、こんな寒い日は暖かく過ごすべきだ。でないと体を壊しかねない。


 では何をしようか。掃除、炊事、読書、裁縫、家の中でできることはたくさんある。もちろん葉揺亭は営業中だから、接客の仕事も忘れてはならない。


 ふっと思ったのは、来店予定の少年たちのことだ。彼らは今でも町のために尽力しているだろう。何か感謝の心を示したい。


 そうだ、お茶菓子を用意しよう。思い立ったアメリアは小さな食糧庫へ向かい、小麦粉を筆頭とした材料を抱えて戻った。


「マスター、ちょっと失礼します」


 作業台の真ん前に陣取る店主を押しのけ、アメリアは荷を広げた。


 マスターは椅子ごと隅っこに避難しつつ、何が始まるのかのみ確認する。


「お菓子づくりかい?」

「あとでアーフェンさんたちが来るって言ってたので、クッキーでも作って待っていようかなって。みんなのためにすごく頑張ってたので、私からのお礼です」

「そりゃいいや」

「あ、そうだ。マスターのラム酒漬けの干しブドウ少しもらってもいいですか?」

「もちろんさ」


 そう言いながら、台上に取り残されていた自分のカップを引き寄せた。それを棚のわずかな出っ張りに置き直し、目線は書物の上へ。


 自分の事は無視して好きにやれ。そういう意思表示だとアメリアは判断した。なのでお構いなくやらせてもらうことにしよう。


 クッキーは簡単だ。柔らかくした乳性の油脂に、卵と粉とを混ぜ合わせる。今日は干しブドウも入れてさっくり混ぜ、匙で掬って天板に並べたら、オーブンで焼き上げるだけだ。そこまでは大して時間はかからなかった。


 あとは焼き上がりを待つだけ、使った道具を片づけたら、すぐに暇になってしまった。


 かたんという音が聞こえた。マスターがカップを置いた音だった。


 私もお茶にしよう。のんびり味わっている内に、クッキーも出来上がるだろう。そう思ってアメリアは立ち上がった。背中側にある食器棚からポットを降ろす。


 そこへ不意に声がかかった。


「アメリア、ついでに僕にも淹れてくれ」

「はーい。何が良いです?」

「何でもいいよ、君に任せる」


 任せると言われると困ってしまう。ついでに、と言われたくらいだから自分と同じものでいいだろう。


 アメリアが手に取ったのは二つの茶葉。アセムとシネンス、これを等量で混ぜてやれば、ちょっと軽めのミルクティーにぴったりだ。まだやったことがないから、予想の範疇だけれども。


 少し短めに蒸らして味を確認すると、悪くない感触だった。アセムの抽出が終わる頃には、しっかりとこくのある味わいになるだろう。


 ふと、干しブドウの瓶が目に留まった。あれはマスターが漬けているものだ。しかし彼は時々一粒二粒味を見るようにつまんでいるくらいで、後は今日のようにアメリアが製菓用に分けてもらうだけなので、大して減りもしない。今あるものも、少なくとも一年以上前のものだ。


 アメリアはそれを掬うと、おもむろにカップに入れて、上から紅茶を注いで味を見てみた。


 思わず眉を上げる。なんだ、意外と合うではないか。酒の風味が強いから、少々大人びた味だ。ポットの中に入れれば、ブドウの風味ももう少し強くなるだろう。善は急げ、アメリアは早速実行した。

 

 当初の予定通りミルクも差し入れてみる。これもまた、相性は良かった。酒特有の苦々しさが緩和され、口当たりが優しい。ふわりと体も温まる心地だ。


 こんな日にぴったりではないか。アメリアは窓の外を見て思った。透明な板に隔てられた向こうの世界は、未だ寒々とした白雪で一杯だ。


 その時、アメリアの脳内をひらめきの光が走った。手元のミルクを見つめて思う。これ、泡立たないだろうか、と。


 先ほど洗ったばかりのボウルにミルクを入れ、泡だて器で勢いよくかき混ぜる。

 

「……うーん」


 思ったようにならない。一応泡は生まれるものの、あっという間に弾けてしまう。盛大な音だけが空回りして響いていた。


 その時、マスターの助言が飛んできた。


「ミルクを泡立てたかったら、ちょっと温めた方が良いかもね。かき混ぜながら弱い火にかけて、上の泡だけすくうとか。もちろん、沸かせ過ぎも駄目だよ」

「なるほど」

「ところで、今度は何ができるのさ?」

「できてからのお楽しみですよ」


 アメリアは悪戯っぽく笑った。


 なるほど、店主の言うことに間違いはない。小鍋に移して弱火にかけながら混ぜると、細かい泡が消えずに残る。


 どうして、と聞こうと思ったが、やめた。きっとマスターは得意気に教えてくれるだろうが、話も長くなるに違いない。おいしいお茶とクッキーが犠牲になってしまう。 

 


 ちょうど紅茶が出来上がった頃、ミルクの泡もカップ二つ分取るには十分量に成長した。


 まずは紅茶をカップに注ぎ、その上に白い泡を匙で乗せる。もこっと盛り上がった風貌は、雪というよ

りは浮雲のように見える。狙った雰囲気とは少々違うがまあよい、こういうのは思い込みが大事なのだ。


「はい、マスター。お待たせしました」

「ん、ありがとう」


 マスターは書物から視線を上げ、しかしカップを見るなり、玩具を与えられた子どものように目を輝かせた。うっすらと口角も上がっている。


 これは何だいと尋ねる声に、アメリアは得意気な笑顔で答えた。


「ラム酒漬けの干しブドウの紅茶です。お酒が入っているので、体がうんと温まりますよ。こんな日にぴったりです」

「なるほどね。じゃあ、ミルクをわざわざ泡立てた意味は?」

「えっと、その……雪みたいに見えるかなって。ほら、見た目も大事って言いますし、今日の雰囲気にあってるかなって思ったんです」

「素晴らしい!」


 そう言ったマスターは、今まで見たことが無いようないい笑顔だった。


 そしてカップを手に取る姿を、アメリアは身を固くして見据えていた。気心知れた仲とは言えど、評価が下る一瞬と言う物は緊張を抱くものだ。 


 マスターは一口二口味わうと、静かにカップを置いた。


「うん、ちゃんと美味しい。アメリア、上出来だよ」

「あ、ありがとうございます!」


 真正面から褒められると照れてしまう。アメリアはそそくさと自分のカップを手に取った。不意に立ち上がったマスターが後ろを通るのにも無反応に、紅茶に舌鼓を打つ。


 おいしい、と自分でも思う。泡立ったミルクは見た目だけでなく味も変わるのだろうか、それとも気分の問題なのだろうか、いつものミルクティよりもずっと甘くまろやかに感じられた。思い付きで生まれたとは思えない、会心の仕上がりである。


「ねえ、アメリア。ちょっとこっち見てよ」


 不意にマスターに声をかけられた。顔を上げれば、彼はいつの間にかメニューと羽ペンを手に持って、満面の笑顔で立っていた。


 アメリアの眼前に突き付けられたメニュー表には、まだ乾ききっていないインクでこう記されていた。


『店主のおすすめ。アメリア特製、ラム・レザンの雪紅茶。雪の日限定』


 心の中で読み上げた瞬間、アメリアの顔に火が付いた。身内で楽しむのと、客に出すのとではわけが違う。しかもこのマスターの評判を鑑みれば、それに太鼓判を押される影響は計り知れない。


 恥じらいに乾いた口では言葉も上手く紡げない。そんなアメリアの様子を見て、マスターは無邪気に笑い声を上げた。


「どうしたアメリア、顔が真っ赤だ。これくらいで酔っぱらっているのかい?」

「ちっ、違います! んもう、マスターの馬鹿!」


 アメリアの黄色い声が響いた。

 

 もちろん葉揺亭を訪れる客たちに、新たな名物が見逃されるはずがない。後ほど訪れた少年たちを皮切りに、アメリアの特別な一杯は、雪の日の風物詩へと成長していくのだった。

葉揺亭 スペシャルメニュー

「アメリア特製 ラム・レザンの雪紅茶」

ラム酒につけた干しブドウを紅茶と一緒に抽出した、少々大人向けの味わいの一杯。雪に見立てた泡ミルクは、アメリアこだわりの部分。

アルコールの風味が体を内側から温める、寒い日にはぴったりの一品だ。

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※本作品を再構成・加筆修正を行った新版を2023年に公開はじめました。順次掲載していきます。  ストーリーは大きくは変わっておりませんが、現在本作品をお読みの方はぜひ新版をご覧ください  https://ncode.syosetu.com/n9553hz/ またはマイページから
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