英雄のあり方
火竜の日。アメリアの親友、レインの人形劇がある日だ。今日は一体どんな物語が広げられるのだろうか、期待を胸に、少女は陽気な足取りで時計塔広場へと向かった。
古めかしく荘厳な時計塔の下、いつもは若き人形師が演台を拡げる面に、既に巨大な人だかりができていた。ぎゅうぎゅうに押し寄せる群衆の様を遠目から見るに、アメリアは目を見張った。レインはいつそんな有名人になってしまったのだ。
いや、何かがおかしい。大きな環を描く様に集まっている人々は、楽しいものを見に来たと言う風ではない。立ち上る気は緊迫感に満ちているし、嫌な感じの熱気をはらんでいる。おまけに、どことなく屈強な面々が多いのも気になるところだ。明らかに人形劇の客層とは違う。
すわ、何か事件があったのだ。アメリアは幾重もある観衆の輪の背後で、金色の髪を目一杯揺らしながら跳ねた。
人の頭の隙間から見えた光景に確認できたのは、時計塔のたもとで一対二で向かい合っている人間たちと、それから、演台に置き去りにされているレインの荷物。加えてその持ち主たる親友が、環の最前列で腕を組んでいる様子も。もちろん後姿だったが、銀の髪飾りをつけた黒い頭から、もやもやとした心が蒸気となって立ち上っているのが見える気すらした。
レインが心配だ。アメリアは人ごみをかき分けるように、前へ出た。
「レインさん、レインさん!」
「あっ、アメリア!」
「どうしたんですか?」
「巻き込まれたくないから逃げてきちゃった。ああいうの困っちゃうよね、ほんとに」
うんざりした苦笑いを浮かべる。見る限り、彼女の身には何も無かったようだ。せっかくの舞台を汚され、気分の方は最悪だろうが。
はてさて一体何があったのか。アメリアの質問に対するレインの答えは、端的に言えば「異能者ギルド同士の抗争」といったものだった。
睨み合って問答を続けている一人と二人は、それぞれノスカリアの三本指、いや、世界でも有数の実力派ギルドの一員だ。『|三日月の散歩道<<クレセントロード>>』と『|十字路の自由騎士<<リベラクルセイダ>>』と名乗れば、同業のアビリスタはおろか、一般庶民すら畏れ敬うほどの。
しかも此度は、片や長、もう片方は副長とその相棒と、重鎮同士のぶつかり合いなのだという。なるほど、空気そのものから刺さる感触がするのもうなずける。
「じゃあ、あの人たち、すごい人なんですね」
「らしいよ。私はあんまり知らないけど」
「ううん、確かにあのお爺さん強そうですよねえ。それに二人組の方も……うわっ、女の人すごい怖い顔ですよ」
「確かに気迫はあるけど、さ」
「常識は無い?」
「あはは、アメリア上手いこと言うね!」
無邪気な笑い声が場違いに響いた。その途端、野次馬側から、二人を睨むような視線が何本も突き刺さる。剣呑な少女たちは背後の様子には気が付かない。
そもそもだ。彼女たちを除き、善良で無垢な一般市民は観衆の中にほとんどいない。当たり前だ、一級のアビリスタが武を持って火花を散らそうものなら、危険は周囲に広く渡る。まともな神経をした大方の人間は、この現状を降ってわいた災厄とみなして、とっくに広場から逃げ出していた。
残っている人だかりの内訳は、危機管理能力も無い呑気な愚者と、非日常への好奇が恐怖を上回る勇者と、同業者の動向を見守る異能者だ。
厄介なのは後者である。例えば、無知な少女たちに舌打ちした、いざこざの当事者たちの同胞。尊敬する相手をけなされれば、いつ理性が切れるかわからない。
そして本来無関係なアビリスタたちも、あるいは当事者以上に厄介だ。彼らの大半は、界隈の頂点に立つ者同士の激突を見たいと思っている。血の気が多い者たちの欲だというだけでなく、同業者が一戦交える姿を見られれば、有益な情報にもなるのだ。仕事上、いつ競い合うことになるかわからないから。
そんな彼らの場合は、二組がどうなろうと自分には関係ないのだから、ここぞとばかりに野次を飛ばして激情を煽る。いっそ潰しあって弱体化してくれと祈る不届き者まで居る始末だ。
まるで興行。観客よりの妙な熱気にあおられて、静かに言い合っていた三人の語気も荒さを増している。いよいよ、手が出てもおかしくはない空気になってきた。
危機深まる事件に、レインは頭と心を痛めていた。逃げ遅れて取り残された物言えぬ女の子が、演台の上にころんと転がっている。場違いの笑顔を浮かべたままに。己の身に迫る危険など、人形が知れるはずもない。
「もう、勘弁してよ……!」
「ほんとですよね。レインさんの人形に何かあったら……」
「そうよ。私の大事な大事な――」
「そりゃー大変だなあ」
突然頭の上から降ってきた暢気な声に、アメリアもレインも肩を大きく震わせて、飛び退るように背後を仰ぎ見た。
一人の青年が人懐こい笑顔で佇んでいた。だが目を引かれるのは、毒気のない表情に不釣合いな左目の眼帯だ。覆われた端から、傷跡がはみ出している。そして中々に筋肉質な肢体の持ち主でもある。先に敵意の無い声を聞いていなかったら、見かけの荒々しさに臆していたところだ。
しかし、こんな男に声をかけられる筋合いはない。少女たちが怪訝な面持で身を寄せ合っていると、彼はなお気さくな笑みを向けた。とんと自分の暑い胸を叩いて、宣言する。
「じゃあ、俺が取ってきてやるよ」
「は!?」
言うが早いか、動くが早いか。彼は群衆から抜けて、不完全な輪の中へと飛び込んでいく。当然、観衆の注目を一身に浴びてだ。
観衆からどよめきが上がる。それはおろか、火花を散らしていた張本人たちもが、突然舞い込んできた男を一斉に厳しい目でにらんだ。
一つ釦をかけ間違えば、集中砲火を浴びてひとたまりも無い。その原因を作ったレインもアメリアも気が気でない。が、いたいけな娘に何が出来ようか。黙って見守るのみだ。
一触即発。ところが当の本人は、早足で歩きながら、
「あー、邪魔はしないぜ。全然気にしないで、続けてくれよ。ほれ、どうぞどうぞ!」
なんてヘラヘラと笑う程に余裕だった。揺れる銀の髪がまぶしく見える。
中途半端に広げられたレインの荷物を、彼はさっさとかき集める。鞄を閉じて、演台の上の人形を大事に抱えて。そして何一つ臆することなく、悠々と帰還した。
「ほいお嬢ちゃん」
「あ、ありがとうございます……」
「礼なんかいらんさ。単なる俺のお節介だし」
「大丈夫なんですか? すっごい睨まれてましたけど」
「へーきへーき。ま、何かあってもお嬢ちゃんたちのせいじゃないよ」
からからと笑いながら、彼は周りをぐるりと見た。慌てて目を背ける者、がんとして注目したままの者。そうした人間の向こうに何を見たか、彼はやや顔をしかめた。
「……あー、嫌なのが来たな。しかも二人もかい」
低調な呟きにつられて、アメリアたちも後ろを振り返る。人ごみの向こうから、白い長衣の人間が、勇ましい足取りでこちらに向かってきているのが見て取れた。異能を戒め、都市の平安を守る官、ヴィジラだ。
「お嬢ちゃんたち、野次馬根性出さずにさっさと逃げな。こりゃ派手な――」
その瞬間、明らかに空気が凍った。銀髪の青年がはっとして後ろを振り返る。アメリアたちも、彼の体の向こうを覗きこむように、出すなと言われた野次馬根性を見せた。
交渉が決裂したのだろう。二人組で居た若い方が、明らかに臨戦態勢を取っている。修羅のごとき形相の女が、その指に挟みこむように円形の刃を構えている、あれは投擲武器だろうか。その相方の男も、足を軽く引いて重心をわずかに落とし、いつでも飛びかかれるような様相だ。
それに相対する『三日月』の長は、腕を組んで堂々と仁王立ちしていた。それどころか、指先を折り、かかって来いと煽ってまで見せる始末だ。
観客から歓声とざわめきが上がる。いいぞ、やっちまえ、そんな声がちらほらと聞こえる。どちらの陣営かもわからないが、少女たちには、ただ単に酔狂なものと聞こえた。
刹那、再び空気が張り詰める。人の波を越えて、正義の守護者・ヴィジラが躍り出たのだ。アメリアたちが見た二人と、他所の方向からももう一人。いずれも並ならぬ気を吐いている。
町の象徴たる時計塔の下で起こる大乱戦の気配。集った群衆の高揚感は、とうに天井を付いている。わあっと騒々しい声が響き渡った。
「古くせえギルドのじじいなんかやっちまえ! ヴィジラもまとめてだ!」
「こりゃ、見ものだぞ。ノスカリアの最強連中だ」
「あの人捕えたら、ヴィジラだって悪者だ。なんたって、現代の英雄なんだぞ」
聞こうとしなくても耳に入って来る声。アメリアたちは明らかな場違い感を漂わせていた。
とかく身の安全が第一だ。レインの荷物も戻ってきたことだからと、二人は現場を後にする。巻き込まれる形で散々な思いをしたレインが、苛立ちと共に思わずぼやいた。
「あんな短気な連中のなーにが英雄よ。大勢の人に迷惑かけて、馬っ鹿みたい」
「――そしたら周りの人に結構聞こえてたみたいで。もう大変ですよ、何か同じギルドだって人にめちゃくちゃ怒られるし。『あの人は英雄なんだ、馬鹿にするなよ』ですって」
ところ変わってここは葉揺亭。アメリアは疲れた顔で椅子に座り、昼食のパンにも手を付けず、マスターに愚痴をこぼしていた。
「そしたらレインさん、突っかかっていくんですもの。もう、生きた心地がしなかったです」
「それでよく何事もなかったよ。あの――」
「はい?」
何かを言いかけたが、マスターは口を閉ざした。どうやら火にかかった小鍋の世話が忙しいらしい。瞬きを繰り返しながら、木べらで底をさらうように混ぜている。
漂う甘い香りは、ジャムを煮詰めている時のそれだ。さしずめ聴くに神経を傾けている内に、砂糖を焦がしかけたのだろう、とアメリアは思った。
ふうと息を吐いて、マスターが再び口を開いた。
「えーと何だ……君たちの事は、ヴィジラが助けてくれたのかい?」
「違うんです。その眼帯で銀髪のお兄さんがかばってくれました。もう、頭が上がらないですよ」
頼もしい後姿だった、とアメリアははっきり記憶していた。本当の英雄とはきっとああいう人物がなるべきものだろう。
レインがどこぞのギルドのアビリスタと言い合いをした。口だけならともかく、頭に血が上った相手は、こともあろうかいたいけな娘に掴みかかってきたのだ。レインは気丈な気質であるものの、手を出されるとはさすがに思っていなかっただろう、狼狽えた様子を見せた。それでも泣きわめきせず、きっと睨み返した辺り、彼女の芯の強さが出た。
その時、横から救いの手を伸ばしたのが、件の男だった。乱暴な輩の手を押さえはがすように間に割って入り、ひょうひょうとした態度は崩さぬままで、二人の少女を守るかのように背中に隠したのだった。大きくて頼もしい背中だった。
ふうん、とマスターが相槌を打つ。
「きっとその人も実力者だろうね。『三日月』に『騎士』、そんな大層な相手に物怖じしないなら『渡り鳥』の一員かな?」
「『渡り鳥の凱歌』でしたっけ。なんか、名前は聞いたことありますけど……」
「高名で実力もある。人格的に優れたものも多いと聞く。ま、ノスカリアには他にもギルドがあるからね、無名の勇者かもしれないが」
「英雄とか勇者とか、何だかすごい町ですね……」
はあと息を吐いて、アメリアはおもむろにパンをかじった。
もごもごと口を動かしながら、ふと思う。
「そう言えば、あの人、どっかで見たことあるような……」
葉揺亭に来た客だろうか。そう思って記憶を振り返るが、銀髪で眼帯の青年が来客した覚えは無かった。考えてみれば、喫茶店に来るような柄でもない。気のせいだ、とアメリアは自分を納得させるように頷いた。
一方で、マスターが焜炉の火を止めた。しばらく煮詰めていた小鍋の中身を、煮沸して乾かしておいた瓶に移す。オレンジのジャムだ。それも、今の時季に出回る赤みの強い種類の。
きれいだ、とアメリアは思った。透明の瓶の中で艶やかに輝く朱色の液体は、宝石に負けないくらい魅力的だ。
ジャムは冷めれば少し硬くなるし、味も馴染んで美味しくなる。が、そんなの待ちきれない。アメリアはスプーンを持ってそそくさと近寄ると、パンに一掬い失敬する。
熱をはらんだゆるいジャムは、パンの上を流れるように広がる。熱々のお味は、少々苦味が強いものであった。だが、味気ないパンには十分すぎる彩で、食欲が増す。
一仕事終えて清々したマスターが、穏やかな面持で言った。
「だが、レインもいいこと言うなぁ。馬鹿みたい、か」
「いいこと、ですか?」
「うん。間違ってないしね。世界屈指の異能者たちと、政府の精鋭部隊ヴィジラ。そんな連中が本気でやりあったら、町一つ吹き飛ぶぞ。そうなったら英雄どころか、大罪人だ! そこまで頭が回らぬようじゃ、人の上に立つには及ばない」
「じゃあ、何であの人たち英雄って言われてたんですか……。全然いい人じゃないのに」
「おやおや、英雄が良い人とは限らないよ」
マスターが眉を上げた。腕を組んで、しみじみと語る。
「少し勇気を出し、人がやらないようなことをして、後の人がその成果を善行だと評すれば『英雄』。悪行だと評すれば『罪人』。たったそれだけの違いだ。誰かにとっては英雄でも、その他大勢には悪人に過ぎない。そんな例は山のようにある」
現に本日事件を起こした両ギルドは、傭兵稼業を主としている面々だ。大陸南方の紛争地域が、彼らの主たる活動の場だ。
そんな血を血で洗う戦場では、人を多く殺めたものが勝者であり、勇士であり、英雄になる。法治のされる平和な街では、殺人は罪とされるのに。
英雄という呼称。そんな物は飾りだとマスターは断じた。大事なのは何をしたかなのに、虚飾の言葉に彩られれば、大層価値があるものに見える。
その最たる例が神話だと、彼は言った。聞き手がぽかんとしているのにはお構いなし、いつものことだ。口の戸が壊れて閉まらなくなったように、延々としゃべり続ける。
「村の勇者は英雄と讃えられ、やがて神と崇められる。その一連の流れは古来より変わらない。そう、各地の信仰の根本は英雄譚にあるのだ。その代表が北方のイシリス神話。それにヒノマの明神ミュレしかり、コルカ・ミラの聖女コルコもその口だね。あれを神というのははばかられるが……まあ、扱いとしては同じものだ」
「それじゃあもしかして、ルクノール様も? この前マスター、そんなような本読んでましたし」
「ま、そんなところだな」
世間で創世の神と信じられようが、神ではなく人間だ、などと言い張る。アメリアは店主がそんな人だとわかっていたからいいものを、もし知らぬ人が聴いたら、先のレインどころではない災禍に巻き込まれるかもしれない。
今日、アメリアは一つ教訓を得た。素直に思ったことを言うのが得するばかりではない、と。
「ところで、レインは? いつもなら一緒じゃないか」
マスターがミントを浮かべた紅茶を一服しながら、アメリアに問うた。今日は来るものだと思って、下準備はばっちりだったのだが。
「何か製作が忙しいんですって。結局あんなことがありましたし、今日の劇は無しだって帰っちゃいました」
「そっか。……最近顔見てないなぁ」
火竜の日ごとに来るのは当然、それ以外にもちょこちょこ顔を見せていたのだが、ここ数週はぱったりだ。馴染みの顔が不意に見られなくなるのはままあることだが、同じ町で息災でいるとわかっているのに会えないと、別格の寂寥感を感じる。
「レインさんだってお仕事たくさんあるんですから、しょうがないですよ」
「まあ、元気ならいいんだけどねえ……。いつも変わらず来てくれるのはオーベルさんに、ジェニーに、最近はアーフェン君もだな」
「アーフェンさん、ほんとによく来ますよねぇ」
それこそ彼もアビリスタで、異能者ギルドの一員のはずなのだが、全くそんな感じがしない。常に優雅な空気を纏って葉揺亭に訪れては、本を読んだり談笑に興じたり。一体いつギルドの一人として働いているのか、疑問である。
だが一度だけ彼がそれらしい顔を見せたことがあったと、アメリアは思い出した。外で大捕物がなされていた渦中に、仲間を思って、彼は飛び込んでいった。
彼の同胞はアメリアも見た。何やら勇ましい雰囲気の銀髪の男の人が――。
「ああーっ!」
静かな空気を切り裂く叫び声に、マスターが口に含んでいたお茶を吹き出した。いそいそと布で拭いながら、顔を引きつらせてアメリアを向く。
「な、なんだい急に?」
「わかりましたよ! あの眼帯の人、あれです、ちょっと前に賞金首追っかけてた男の人です! ほら、アーフェンさんのお友達の!」
「……あー、そんなこともあったな。アメリア、よく覚えていたね」
「忘れないですよう。本気で戦ってるアビリスタの人って、あの時初めてみましたもの。なんかかっこよかったんです。今日も優しかったし。わかったわ、たぶん、やっぱり、ああいう人が英雄なんですね!」
「……まあ、うん。君がそう思うならね」
そもそも、眼帯の青年だって喧嘩沙汰を見に来ていたのだから、どちらかと言えばレインの言う「馬鹿」寄りなのだが。おまけに過日にも街を騒がせているのだ、悪い人ではないだろうが、良識に満ちた方でもないだろう。そうマスターは睨んだ。
だが、きらきらと顔を輝かせているアメリアには、間違いなく英雄だった。その素性は知れないが、か弱い娘を守ったことに関しては、大いに讃えられるべきだ。
今後しばらく、小さな英雄譚がアメリアの口により葉揺亭の中で語られた。
もちろん、アーフェンの耳にも入る。嬉々として語られた、尾ひれも背びれも生えた語り草は、彼女の英雄当人にも伝わり、しばらく彼のギルドの話の種になっていたが、それはまた別の物語だ。
ノスカリア食べ物探訪
「ジャム」
各種果物を砂糖とともに煮詰めたもの。長期保存食として一般家庭でもよく制作されている。
オレンジで作るときは果皮も余すところなく使うことが一般的。ゆえに、少々苦味がある。
食べ方はいろいろ。そのままお菓子代わりに匙で舐めたり、パンに塗ったり、紅茶に溶かすのもまた乙なもの。
作り手で砂糖の分量や煮詰め具合が異なるため、個性が出る。なお、葉揺亭製のものは全体的に甘さ控えめ。




