人形師レインの憂鬱 ―狂いの夜半―
人形劇の翌日、木花の日。葉揺亭にまたもやレインが姿を見せた。後ろ手に組んで入店し、憂悶とやさぐれとを織り交ぜた妙な顔つきだ。マスターもアメリアも困惑してしまった。今度はなんだ、と。
レインはむすっとしたままいつもの席に座った。息をする間もなく、今日はいつものお茶が欲しいと注文を入れる。
その後、溜息一つつき、「見て」と言いながら、ずっと後ろに隠していた右手をカウンターの上に乗せた。
言われた通り見る。瞬間、二人ともがレインを憐れんだ。というのも、手首から指先までかっちりと固めるように、包帯が幾重にも巻かれているから。骨折だ。やたらごつごつしているのは、指に沿って添え木が巻き込まれているためだろう。
「あらら……痛々しい」
「でしょ? 最悪よ、人形師は手が命なのに」
「どうしてそんなことになっちゃたんですか!?」
「寝てる間に棚が倒れてきてさ、運悪く右手が挟まれちゃった。もう、快眠すぎるのも考えものかな。ほんと、骨が粉々になるまで目が覚めなかっただもん」
「これ治るんですよね!? じゃないと……」
沈痛な面持ちのアメリアとは対照的に、レインはあっけらかんとした風に言ってのける。
「ギルドにお願いして、治癒のアビラはかけて貰ったよ。だから今はほとんど痛くないし、ちゃんと元通りになる、はず。ただ結局は私の回復力まかせだから、いつ治るかはまではわからないって。ま、動かせるくらいにはすぐになるんじゃないかな、きっと」
レインはいささか投げやりに笑った。大丈夫だというものの、その実かなり参っている、そんな気配は隠しきれていなかった。
その様子があまりにも痛々しくて。アメリアはレインの茶の用意をしているマスターの隣に寄り添うと、最小限の声量で尋ねた。
「マスター、骨がくっつくお薬とか……だめですか」
ごにょごにょと小さく言っても、所詮はカウンターをはさんだこちらと向こう。他の客が居るならまだしも、店内は自分たちと独りのお客様のみ。そんな風だからレインにもばっちり聞こえた。
「薬?」
「あっ、いえ! マスター、色々変わったものもってますから、そんな物も、実はあるんじゃないかなって、ちょっと思っただけです」
「うーん。君の気持ちは痛いほどわかるし、レインのこともかわいそうだけど。残念ながら、期待には添えそうにない」
「えっ!? えー……? でも……」
「何を言われても、出ないものは出ないよ」
「そうだよアメリア。いくら何でも、そこまで都合のいいものないよ。お話の世界じゃないんだし」
レインはアメリアをなだめるように笑いかけた。アメリアという少女が子供っぽい想像力に飛んでいることを知っているから、あまり深くは考えなかった。
だがアメリアの胸中はレインの思うものよりもっと複雑だ。なんでマスターは魔法のお茶を作ってくれないのだ。レインはまたも困っている、だったらこの前のようにこっそりと調合してくれてもいいのに。人を助けられるなら、秘密を明かすことも考えるべきではないのか。出来ないとは言わせない、不死の薬を作ろうとする腕があるのだから。
むっとした青い双眸が淡々と仕事をしているマスターを貫く。ついでにベストの尾も引っ張った。
すると主は振り向いてくれた。が、くれた返事は無音での拒否。張り付いた微笑みのまま、首を横に振って熱視線を払う。
――マスターの馬鹿っ。
アメリアは胸中で捨て台詞を吐くと、ふくれっ面のままそっぽを向いて、しかし諦めた。
そんな様子を横目で見て、マスターはこっそりと細く溜息を吐いた。アメリアの望みを蹴ったのには、自分なりの考えがある。確かに骨を治す――その助力になる薬湯を煎じることは不可能ではない。だが、可能なだけで最良でもないと判断したのだ。
理由の一つは、アメリアが思った通り秘密の維持がある。が、さすがにそれがすべてではない。
アビラ。昨今跋扈する異能者たちの特殊能力を指す言葉だ。その作用機構はつき詰めていけば、古来の魔法と大差ない。アビラによる治療術がすでに施されている上に、別人がさらなる魔法を重ねることは、二つの違う魔法がぶつかることになり好ましくない。効果が相殺される、あるいは最悪、負の方向に転ずることも起こる。レインの身を案ずるからこそ、こんなリスクを侵させたくない。
それが最も大きな理由だ。まだ他にもあるが――時間だ。
マスターは一旦雑念を取り払い、熱のこもったティーポットの蓋を開けた。カカオの香りが鼻を撫でることで、熱帯の太陽が頭に浮かぶ。ああ、今日もいい仕上がりだ。作り手本人が他の誰よりも嬉しそうな顔を見せる。
紅茶の香りは至福の香り、客人には至高の茶を。マスターはあくまでも喫茶店の主としてここに立っている。客が求めたわけでもない不味い薬湯を煎じるなど、店主としてやるべきことではない。
レインの好きな紅茶カカオ・ブレンドは、いつもと同じ大人びた味をしていた。だが、利き手と逆でカップを持たねばならないため、わずらわしさが付きまとう。それが気分に水を差し、せっかくの茶をも満足に楽しむことができない。徐々に苛立ちが募る。
カップを持つという単純な動作でさえこのざまだ。本職の人形制作は果たしてどれだけ滞るか、この心労がどこまで膨れるか。
「あー、もうっ! 悪夢の次は、手の怪我。ほんとについてないなあ、最悪」
わざとらしく心の靄を吐き出す。憂鬱な日はまだまだ終わらないのだから、こうでもしなければ参ってしまう。聞かされる方も不快な色一つ見せず、優しく受け止めていた。
別に怪我が治ったわけではない。それでも葉揺亭で過ごしたことで、気持ちの方はだいぶ晴れたらしい。帰っていく際のレインは爽やかな笑顔を浮かべていた。
レインが使ったティーセットをアメリアが洗っている。茶渋が残らないよう念入りにこすりながら。加えて、レインさん色々と大変だなあ、大丈夫かなあ、などと考えごとをしながらやるものだから、なかなか仕事が終わらない。じゃぶじゃぶと流れる水の音が長らく響いていた。
「……気になるな」
「何ですか?」
流水に紛れて聞こえたマスターの声。振り返ると、魔法茶の材料がしまわれた秘密の引き出しを開けて、隠してある材料の小瓶をあれこれ見ている姿があった。その作業に集中していて、アメリアが見ていることにも気づいていない様子。ということは、話しかけられたわけではないのか。
「マスター」
「ん? どうした?」
「今、何か言いました?」
「いいや、何も」
黒色の粉末が入った瓶を指でつまんだ格好で、マスターは首を振っている。至極真面目な顔だ、からかっている風ではない。
じゃあ気のせいだ。そうアメリアが言うと、店主はさっさと自分の世界に戻って行った。
おそらく無意識のうちに出た独り言だったんだろう。アメリアはそう納得した。レインのことが心配で気がかりなのは同じ。ああやって魔法の材料を眺めているのも、もしかしたら、骨折を治す魔法茶を煎じてくれる気になったのかも。いや、そうに決まっている。マスターは優しい人だから。
にわかに気分がよくなった。ちょうどカップも洗い上がる。水栓をひねれば勢いよく出ていた水も止まり、静かになった。
葉揺亭はさほど客数の多い店ではない。だから二人でずっとのんべんだらりとしているだけで閉店の時間を迎えることもままある。今日レインが帰ってからの半日が、まさにその好例だった。
アメリアは所在なく窓の外を眺めていた。うっすらとオレンジの色に染まり始めた町。もうすぐ日が暮れる、そろそろ夕食の支度を始めてもよい頃だ。今日の晩御飯は魚の燻製が少しあるから、キャベツと一緒に軽く煮たスープにしよう。そんなこと考えていると、マスターに呼ばれた。
「アメリア。レインの様子を見ておいで。今から向かえば日没より先に着くだろう。利き手が不自由なんだ、家事も困っているだろうから助けておやり。嫌かな?」
思いもよらぬ提案だった。アメリアは目を丸くした。だが嫌ではない、むしろ大賛成だ。
「はい、行きます! そうですよね、大変ですもんね! やっぱり心配ですよね」
「うん、少し気がかりだ。それと、もしもレインが良いと言ってくれたなら、泊まってきても構わない。今日は特別だ。遅くなったら、一人で帰ってくるのも危ないし」
「お泊り! ほっ、本当にいいんですか!?」
「あの子が良いって言ったらだよ? ちゃんとよく話し合って決めること、いいね」
マスターはやれやれと言った風に苦笑した。わかっているとアメリアは元気よく答えるが、既に頭の中では初めての外泊が確定して、うつつを抜かしている。それどころか、さっさと白いフリルのエプロンを外してカウンターに放りだすと、そのまま回れ右して飛び出していこうとした。放たれた矢のような勢いだ。
こんな風だから危なっかしくて目が離せないんだ。マスターはそう呆れつつ、アメリアをきつめに呼び止めた。
「待て待て、慌て過ぎだ! まだ話は終わっていない。これを持って行ってよ。僕からのお土産だ」
と、予め設えておいた布の手提げ袋を掲げる。その中に入っているのはラタンの箱。あまり大きくはない、ティーカップが二つ並んで納まるくらいだ。
「何ですか、それ。あっ、もしかして骨がくっつく――」
「違う。でももっといいものだ。レモンのジェリーだよ」
「お菓子! いつの間に作ったんですか」
「さっき君がパンを買いに行っていた時に。君たち大好きだろう? あの子の家にも冷蔵庫はあるだろうし、食べる時まで冷やしておくんだよ」
マスターが笑いながら手渡す袋を、アメリアは宝物のように受け取った。そして今度こそ出発だ。
レインの自宅は、葉揺亭から見てノスカリア市街を斜めに突っ切ったあたりに位置している。小奇麗な商売人たちの家々が並ぶ中に、レインが父母から受け継いだ小さな家、兼工房はあった。
外が夜の帳に包まれる中、温かみのあるランプの灯火にて明るく照らされる一室。そこにテーブルに向き合って座る少女二人の歓声が響いた。
「おいしい!」
「マスターありがとう!」
簡単な食事の後に手を付けた、マスターお手製のレモン・ジェリー。レモンの酸味を想像して身震いしたが、口にしてみれば意外と甘い。蜂蜜のくどさがある甘味が、ちょうどいい塩梅に酸っぱさを中和しているのだ。中に浮いていた輪切りレモンの砂糖漬けも、食感を含めて実に美味。この甘酸っぱい味が、神経のすみずみをリフレッシュさせてくれる気がする。
小さな器のジェリーは、あっという間に平らげられた。せっかく紅茶を用意したのに、その調和を楽しむことも忘れて。
そんなこんなで少し冷めてしまったお茶を飲みながら、レインが呟いた。
「ほんと、アメリアが来てくれて良かったよ。片手だけじゃ、何をするにも時間がかかっちゃって」
「早く治るといいですね」
「うん。来週までにはなんとかならないかなあ」
華奢な左手で、包帯で数倍に大きくなっている右手をさする。痛みでのたうち回らずに済んでいるのは、治癒のアビラに加え、痛み止めで誤魔化しているからにすぎない。本来は絶対安静看護必須のひどい怪我。アビラの常識外の力がかかっているとはいえ、レイン自体の体力は並、完治するにはそれなりに時間がかかって当然だ。
わかっているけどぼやかずにはいられない。注文品の製作に、劇の練習、素材を仕入にも行きたいし、第一家事すらままならない。まったく憂鬱だ、とレインは無意識に溜息を吐いた。
塞ぎこむ気持ちを察し、アメリアが別の話題を考える。その目に飛び込んでくるのは、部屋に山ほど居る人形だ。
「そう言えば。『白と黒の魔法使い』はもうやらないんですか? 最近見てないですけど」
「ああ、あれねえ」
『白と黒の魔法使い』。レインが見せる人形劇の中で、とりわけ好評を博している作品だ。上演頻度も高かったのに、このところぱったり止んでいる。
話の内容は非常にシンプルだ。白い魔法使いと黒い魔法使い、性格の違う二人がお姫様との結婚を巡って、その魔法の技を競い合う物語である。勧善懲悪なわかりやすい内容もさることながら、なにより評判を買っているのは派手な演出である。例えば長衣の魔術師人形たちが空中を駆け巡り、次々と魔法を繰り出すシーンでは、アビラストーンの魔力を活用し、本物の炎を出したり、小さな稲妻を発生させたり。終盤に星が降る場面では、七色の光が壇上を埋め尽くし息を呑む美しさを醸す。観客の評判だけでなく、演者自身、完成された自分の代表作だと胸を張る。
でも、とレインは含み笑いをした。
「あれはね、しばらくお休みなの」
「どうして?」
「実はね。あの人形劇のセットを、買い取った人が居て」
「えっ、えーっ!? 売っちゃったんですか……ほんとに、よかったんですか」
「そりゃ迷ったよ。長くやってる劇だからどの人形も愛着があるし。黒の魔法使いなんてさ、私が人形制作始めたころに作ったものだよ。あの頃はまだ魔法使いじゃなくて、ただの男の子って感じだったなあ。衣装を変えて、髪型も変えて、いろんな役をやってもらった」
思い出を振り返る。レインは自分の創った人形を、劇を、心から愛している。だから使わなくなった操り人形も、全て棚に並べてあるのだ、いつでも一緒に居られるように、いつかチャンスがあったら一緒に劇ができるように。
それを手放したのには、相応の理由がある。
ある日の公演を終えた後、度々観覧に来ていた貴婦人に声をかけられた。話したこと自体はこれが初めてではなかった。彼女は劇に惚れこんでいて、この子の名前は何だ、あの魔法はどうやっているのか、といつも色々たずねてくるのだった。
ところがその日は、開口一番頭を下げてきた。曰く、この劇、『白と黒の魔法使い』の人形たちを買い取りたいと。心の底から好きだから一緒に暮らしたい、と。
最初は躊躇った。レインとて愛着は強いし、長く使っているゆえの傷みもあるから申し訳ない部分もある。アビラで人形を操っていることが、何かの間違いでばれるかもしれない。人によってはそれを嫌悪する。
迷い迷った末、レインは婦人の愛情を信じた。そして何より、自分の創ったものをここまで好きになってもらえるのは、製作者名利に尽きるから。
「この人にならいいかなって思えたよ。心配ない、絶対に大事にしてくれるってわかったもん」
人形を一揃え譲り渡したとき、婦人はどの人形も分け隔てなく大事に、自分の子のように愛し気に抱きしめていた。その満ち足りた表情に、レインの方も嬉しくなった。
そうやって一度売り払ってしまったが、『白と黒の魔法使い』の劇自体はまだ上演したい。だから心機一転、また新しい人形を造り始めたところである。が、その矢先に、やれ眠れないだ、やれ怪我するだ。
「あーあ……やっぱり、早く治んないかなあ……」
アメリアの気遣いも空しく、結局レインは憂悶の溜息をつくことになった。
二人の夜も更けいく。アメリアのお泊りの申し出は二つ返事で受け入れられた。ただ問題は、ベッドが無いこと。
アメリアは作業室兼応接間の長椅子に眠ることにした。少々固くとも布製で冷たくはない、一晩休む程度なら問題なく使える。レインは申し訳なさそうだったが、むしろ非日常的な状況にわくわくしてたまらないほどだった。
即席の寝台でアメリアは静かな寝息を立てていた。顔の半分まで掛布をかぶり、時々もぞりと身動きする。夢見は意外なほどに悪くない。
『――きろ。起きろ』
ふと声が頭に響いたが、これは夢か現か。とりあえずアメリアは確かに聞いた。そしてなんだろう、と思った。どこかで聞いたことがあるようなないような。心の奥に沁みるような声は、優しく囁くようで、しかしどこか険しい。正体を掴もうとすればするほど音は朧に消え、逆に自身の意識が明瞭になる。
やがてアメリアは暗闇にぱちっと目を開けた。
「……誰? レインさん?」
目をこすりながら上体を起こす。あたりを見渡せど、自分以外に居るのは人形だ。窓から差し込むかすかな月明かりは紅月季独特の色合いで、夜闇に浮かぶ影をうっすら紅く染める。おかげでかなり不気味な光景となっていた。
朝でもこうはいかないぐらい、すっきりと目が覚めてしまった。どうしたものか。眠っている間に絡まった長いブロンドを何となく手で解きほぐす。
その時、甲高い悲鳴が夜の帳を切り裂いた。
「レインさん!?」
ちょうど起きていてよかった。アメリアはさっと長椅子から飛び降りて、レインの寝室に走った。
事件の現場に辿り着いた少女が最初に見たものは、床に座り込み、壁に背をつけて小さくなっている友人の影であった。月明かりしかない部屋だ、どんな顔つきかはほぼわからない。
「レインさん!」
「ア、アメリア!」
友人の救援にレインは希望の色を見せた。
が、その途端、今度はアメリアが蒼白になる。闇の中、何かが鼻先を掠めて飛んだのだ。
「えっ、え!? 何、今の! キャッ!」
騒いでいる内に足をすくわれ尻から転倒する。痛みに顔をしかめていると、自分のすぐ近くの壁に何ぞ割れ物が激突したらしい。不快な乾いた音が耳に刺さる。
レインが壁伝いにそろそろと立ち上がる。そして、アメリアの方へ動いた。間一髪、レインの影が消えた場所に本が飛んできた。
「アメリア、に、逃げよう! まずいよ!」
「何、これ! なんで、何か飛んでるの!?」
「わかんないよ! わかんないけど、おかしいもん! 普通じゃないもん!」
叫びながら二人は対話する。声を涸らすレインの背後で突然光が弾けた。演出用にストックしてあった風雷のアビラストーン・黄晶石が割れて、秘められた力が暴発したのだ。
ひたすら混乱していた。しかし、ひらめく雷光に目を眩ませる中で、アメリアは見た。
「レインさん、窓! 何か――」
「もう何でもいいよ! 死んじゃう! 早く!」
半狂乱のレインが左手でアメリアの首根っこをつかんで、引きずるように家の中を横断し始めた。もちろん、すぐにアメリアは自分の足で動き始めたが。
でも、何か窓に居た。それはまごうことなく見た事実。思い返そうとするが、一瞬のこと。像はおぼろげであるし、じっくりと考えている余裕も無い。
二人は工房を突っ切り外へ逃げ出した。別の部屋に隠れても同じ屋根の下では意味がないかもしれないし、こんな状況、自分たちだけではどうしようもない。
幸いなことに逃げるあてがある。アメリアの家、マスターが守る聖域。いつだって平穏を求めて頼るのは葉揺亭だ。
アメリアのお料理メモ
「レモン・ジェリー」
マスターが作ってくれたジェリー。レモンの果汁と花蜜をゼラチンで固めてつくったらしい。甘酸っぱくてすっきりしたらしい。結構しっかりした感触。
中に浮かんでいたレモンの砂糖漬けも甘くておいしい。皮はちょっとだけ苦いけど、丸ごと食べられる。砂糖ではなく蜜に漬けておくのもいいとか。