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思い出3
家に帰りご飯の時間まで勉強。
部活どうしようかな。
外の部活は夏希に思いっきりダメって言われたし…
いすを傾けながらうーんっと悩む。
「奈乃ちゃん!!ご飯よー?」
そんな、お母さんの声にびっくりしてイスごとひっくり返った。
「いったぁい。」
頭をさすりながらイスを立て直し
階段を降りてリビングへ向かった。
「奈乃ちゃん、さっきすごい落としたけど大丈夫?」
「大丈夫大丈夫!」
リビングに行くと案の定聞かれた。
さっきの大事故。
だいぶ痛かったけどお母さん心配性だから
強がっちゃった。
「それより、このハンバーグおいしそう!」
こうやって話題を代えて二人で美味しく夕飯を食べた。
食べ終わって時計をみると
8時…。
「ちょっと、香乃遅くない?」
「香乃くん?また、部活後も練習じゃないの?」
いや、お母さん?
それにしても遅いと思います。
だって中学生今テスト期間らしいですよ?