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頭脳戦

「ところで、幾つか聞きたいのですが」

しばらくしジャックが尋ねた。

「何かしら?ジャック」

「どうしたの〜!」

「何故、私の手を握っているのですか?そして此処は何処ですか?」

「別にいいでしょ」

「そう、そう!」

「はあ。」

「そ れ に !ジャックは私のこ……」

しばらく歩いていると、メアリーの声が止まり

「あ〜あ。邪魔が入ったわ。しかも男かよ。面倒くさい」

と一言呟くと、指を鳴らした。

「よし、これでok。さあジャック!デ…またか、今度は30人ぐらいね。お姉ちゃん北だよ〜!お願い!」

「はぁ。解ったわ。」

とため息を吐き、北に向かって虫を払うかのように軽く手を振るった。すると、北の方面一帯が氷の世界となり凍った。それにもかかわらず、本人にとっては、大したことがないらしく涼しい顔で

「終わりね。」

と一言言った。


「お疲れ〜。さあ、違うとこ行こう〜!」

「相変わらず元気ね」

「結局、此処は何処ですか?」

「ここはバーチャル世界。今、訓練兵の格付けをしているの」

「道理でさっきから攻撃されてるんですね」

「え〜!どういうこと⁉︎」

「とりあえず、手を離してもらっていいですか?」

と言い手を離してもらい、後ろを向いて手にパリアをつけた。そして、少し上に向かって宙を殴った。凄まじい音が響き、遠くの建物を破壊した。

「おそらく、スナイパーですね」

「ねぇねぇ、いつから狙われたの?」

「10分前からですね。 状況がよく分からないので手を出さなかったのですが、死ぬことはないので攻撃しました。終わりですね」

と言いその場を離れた。



「そうか!そういうことか!」

彼の名はギル。9位レイと戦闘中である。

「確か霊使いは、物への思いから物を霊体として操れると聞いた。おそらくそれだ」

攻略法を思い付き、立ち歩こうとし、歩みを止めた。

(だが、なぜ枝が銃弾のように飛んで来るんだ?弓か何かか?だとしてもそんな大きな物など見ていない。まさか……⁉︎)

「やっとを見つけた。」

振り向くとレイが立っていた。


「さあ。脱落する準備はできたかい?」

上から言うレイ、しかし先程のギルから想像もつかないことを言われた。

「はぁ〜!何を言ってんのか分かんねーな。格下が!」

レイは、少し驚いたが、やがて

「それが君の本性かい?残念だな」

「残念なのはそっちですね」

レイが嘲笑うと、ギルも嘲笑い

「嘘が下手ですね」

と言った。一瞬レイは驚いたが直ぐに落ち着き

「何を根拠に?」

「枝を銃弾のように飛ばしていることですね

弓で飛ばしたと考えても弓がないんじゃ、それは違う」

「それだけかい?残ね…」

「そして戦闘スタイルが一緒です」

とレイの言葉を遮りすぐ目の前にやって来て引き金を引いた。レイは横に飛んだ。

「それが貴方が私と同じ魔法であると言う証明です。自分が動く反対側の木に魔法を発動させ、その反動で体を動かしている。その証拠にその木の幹はへこみがある」

言い終わるとすぐにレイはギルに向け枝をぶつけようとしたがギルが全てなぎ払い

「同じ力系の魔法なら貴方は私より弱い」

「ふざけるな!僕は、9…」

「だからなんだ?」

とギルはその隙に後ろに回り込み頭を撃ち抜いた。そして、

「雑魚が!あいつみたいなペテン師じゃねえなら、ほら吹きなんて辞めてしまえ」

と叫んだ。



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