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藤堂センナ

 新デストデレクションが発足してから2ヶ月がたった。俺達は2ヶ月間修行をした。

 「ではいきますか。シャドンドと戦いに」

 俺は言った。事前に2ヶ月間、修行をしたら戦いに行こうといっていた。

 「ちがーう。そうじゃない。そこは、いざ出陣じゃあと戦国武将風に言うべきです」

 笠松という変人が言った。なんなのコイツ2次元が好きじゃなかったの、それとも歴史も教科書とかに載ってるから2次元とでも言いたいの。

 「ではいきますか。シャドンドと戦いに」

 俺は笠松を無視に嫌味ったらしく2度同じ事を言った。

 「無視しないでください。ちゃんと僕の話を聞いてください」

 「いざ、出撃じゃあ」

 中堂さんが言った。こうした笠松の言動と抑えのは中堂さんの役目みたいになっている。

 「ところでロックン、行くって言っても行き場所は決まっているの」

 「いえ、全く。でもこの前も適当に歩いていたらシャドンドに会ったじゃないですか」

 「それもそうね。では行くとしますか」

 俺達はシャドンド倒しに向かった。

 「ところ、みなさんに質問があるのですか」

 「なんです。えーとだれでしたっけ」

 「藤堂センナです」

 俺は藤堂センナの名前をどうしても覚えられない。都合が悪い事でもないのに

 「すみません。藤堂センナさんでしたね」

 「それ何回めですか、六林さん、いい加減に私の名前を覚えてください」

 「わかりました。今ちゃんと覚えましたから」

 「嘘ですね。絶対に覚えていないですね」

 「いや本当に覚えたんですって」

 そこへ須藤さんが口を挟んできた。

 「ロックンが名前を覚えられる方法をみんなで考えましょう。では私からまず」

 「え、もういい考えが思いついたのですか」

 「ええ、まあ、それでは発表したいと思います。ロックンがセンナちゃんの名前を覚えるまでセンナちゃんはロックンに怒り続ける」

 それは今やってることだろう。そう私は心の中でツッコんだ。しかし、そんな私のよそに須藤さんはいい考えでしょうみたいな視線を送ってきている。

 「ま、やってみますね」

 私はそう返事をした。須藤さんの考えに賛成したように

 「では次は僕から」

 こいつの名前は覚えたくないのに何故か俺は覚えてしまった。何故覚えたくないって、それは見てのお楽しみPARTなんとか。ではなく、ただなんか覚えたくなかっただけだ。

 「僕の提案はこれです。センナちゃんをアニメや漫画のキャラクターに見立てて覚える」

 なるほどこれは良いかもしれない。俺は初めて笠松が褒められるような事を言ったのをみた。

 「でもこれには一つ問題があります」

 なんだ補足説明か、俺はちょう期待しながら笠松の話を聞いた。

 「現実の人間がアニメや漫画のキャラに見立てても、いややっぱり違うな。全く似ていない、こんなにブスじゃないと思えてきてしまう可能性が、いや確実にそう思えてきます」

 「ちょっと卓何言ってるの。ごめんねセンナちゃん」

 「そうですよ笠松さん、藤堂さんは、40代以上のおばさんキャラに見立てれば確実に覚えられますよ」

 「二人とも何言ってるの。センナちゃんに謝りなさい」

 須藤さんが俺達二人に注意してきた。

 「ごめんなさい」

 俺達二人は謝った。失礼なことを言った覚えはないのだが藤堂さんが涙目になっていたからである。

 「ごめんなさいね。私がブスでふけてて」

 藤堂は涙声で言ってきた。いや、もう泣いている。

 「ごめんねセンナちゃん、僕2次元の事になると暴走してしまって、けっしてセンナちゃんがブスとかじゃなくて、いやとってもカワイイよ」

 笠松は素直にもう一度あやまった。ので俺も謝ることにした。

 「すみませんでした。いや、40代以上と言ったのはその」

 俺の言葉を藤堂は遮った。

 「六林さんは許しません。ぜったいにね」

 「なんでですか。さっきのだって悪気があって言ったわけじゃないんです」

 「そうですか、でも許しません。だって六林さん私にだけ何かいつも冷たいじゃないですか」

 「どこがですか。直しますからはっきり言ってください」

 「まず、私の名前を覚えない。次に私とあまり話さない。そして、私の名前を下の名前で呼んでくれない」

 「なーんだそんな事ですか。センナ」

 「え、今センナって呼びましたか」

 「はい、呼びましたよ。センナ、センナ、センナ、だからもうなきまセンナ」

 長い沈黙がおこったがセンナが口火を切った。

 「はい、なきません。これからいっしょにがんばっていきましょう。でも今度冷たい態度をとったら許しませんよ」

 「はい、分かりました」

 「それじゃあ、私もロックンと呼んでいいですか」

 「いや、絶対にだめです。絶対にね」

 完全に冷たい態度をとってしまった。でも仕方ないじゃん、だって本当にいやだもん。

 「もう許しません。この変態ロリコンやろう」

 そうセンナに言われた。でもちょっとは仲が深まったかな。てかゲームの事を完全に忘れていた。

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