真の魔王の日常
「魔王様、久しぶりの業務連絡にきましたよ」
目の前に、でかいハエが飛んできた。ちなみに大きさは、私と同じくらいだ。名前は、そのまんまだが、デカバエ。
「魔王様…いい加減にその呼び方やめてもらえませんか?僕には、ベルゼブブという素晴らしい名前があるんですから‼」
別にいいじゃん。呼びやすいよ?デカバエ。
「まぁ、600年も呼ばれ続けてますしね。慣れてるといえば、そうなんですが、それでも、魔王様には、やっぱり、名前で呼ばれたいというか…」
まぁ、そんな事どうでもいいや。それよりもさ、なんか報告する事あるんじゃないの?
「はっ、はい。ご隠居様からの伝言です。『早く結婚しろ』」
ヤダ。
「ほら、こいつなんかどうですか?『堕天使ルシファー』。魔力も魔王様程ではないまでも、かなりのものですし何より、イケメンですよ?」
興味ないね。
「いや、でもそろそろ結婚しないと、婚期のがしますよ?」
別にいい。いざとなったら、ハエでもいい。
「いや、それは、嬉しいのですけど…でも、私なんか、所詮ハエですし…ごにょごにょ…」
話かわるけど、なんか面白い事なかったの?
「それです‼その事を伝えに来たんです」
おお、何があったのか、たのしみだなぁ。
「1ヶ月前の事なんですど…」
ふむふむ。
「魔法国ガルデリアにて、召喚の儀式が、行われました」
へぇー。ガルデリアもよくやるねぇ。前回の勇者の召喚から、まだ、一年もたってないのに。で、今度のは、強いのかなぁ?
「その事に関してなのですが、少し変な噂を聞きました」
どんなのなの?
「召喚に関わった者達曰く、『私達は、魔王を召喚してしまった』とのことです」
ふーん…はい?魔王ですと?
この作品は筆者の初めての作品となります。
気が向くままに書いていくので、定期的に更新できるかとか、終わることができるのかとか、わかりませんが、頑張っていきたいと思います。
誤字脱字、文章の変な所、アドバイスなど、何かありましたら、どんどん教えて下さい。