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さじを戻して 〜大切な時代への子守唄~

作者: 白夜いくと
掲載日:2026/09/08

令和ちゃんが線状降水帯巻いて暴れている。

鎮めなくては(自分の心を)


名古屋方面の方、命をだいじに。

──って、大阪にも来てるや!?()




ねぇ令和ちゃん


雨は大さじ1杯って習わなかったの

線路も川となっては使えない


加減と言うものを知りなさい

──あぁ、怒ってない、怒ってないよぉ


だから泣き止んで

雨のさじ戻そうね?


ないない

ほら、ないない


……あ、走っちゃダメ!


線状降水帯巻いてどこ行くの!?


待って待って令和ちゃん!

その手に持ったさじを直しましょう!


こら、赤コーンが流れてるでしょう!

吹き出したマンホールに『ごめんなさい』しよう?


直す人、大変なんだから


──怒ってなぁい! 怒ってないよぉー!?


こんな時代に大役を任せてしまってごめんね

重荷に感じたよね

もっと遊びたいよね


現代は忙しさで

空を見上げてくれる人減っちゃってるもんね


線状降水帯巻いてさじ持って……、

もっと構ってほしいんだよね


ごめんね、気づいてあげられなくて


令和ちゃん


キミの時代の日本の可能性を詠うから

泣き止んでほしいな



 【令和とはとまらぬ時間駆け抜けて振り返り知る『心』の時代】



うわ、泣いちゃった!

勝手に時代キミを私の物語に取り込んでごめん!


でも、きっと多くの日本人が自分の心に気づけたら

空を見上げたり風を感じたり

大地をリズミカルに踏んだり


するんじゃないかな


さじを戻して

もう少しだけ待ってほしい


日本人のがんばりを

涼しい顔で見てやって


秋風と満月と美味しいもの

昔から日本人は好きだから


お金より

大切なものを知っているから


だから

さじを戻して


令和ちゃん、キミはとてもいい子


疲れたでしょう?

そろそろおやすみしよう


ほら、羊が一匹二匹……、



ぐぅ






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