表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あくまでてんし  作者: 星々 世々


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/4

第二話 うちの課

 「セヴァ、今日何件?」


 「あー、5件だな。ソルトは?」


 「いーなー!オレ今日7件もあるよ」




天界省 案内課 日本支部、実働部第一課(通称:正統派組)、

安定安心な公務員の俺たちは、ミーティング終わり、仕事始めの談笑中。



日本では、一日に4000人ほどが亡くなっている。


天界には毎朝、今日お迎えに上がる死者のリストがあがる。

管理人(通称:神)によって振り分けられ、俺たち案内人がお迎えにあがるのだ。



 「いや、俺のが絶対大変」


 「なんで?」


 「天使案件2、悪魔案件3」


 「あー、今日サニさん休みだもんな。セヴァ、天使率高めなのに」



案内人は死者の希望に沿った姿でお迎えに行く。

俺たち「正統派組」は、あからさまに天使、悪魔っぽい見た目、振る舞いを求められる。

適性のある方をメインとして、どちらもできるように訓練を積む。俺は天使派。


 「うちのエース悪魔は有給。推しのライブだそうだよ」


と、ここで割り込むレナさん


 「え、そんな趣味全開の理由で有給って取れるんすか?」


 「普通は取れないよねー、ルーカスくん?」


ルカを巻き込むレナさん


 「取れないね。僕は帰省のため、で渋られたことさえあるよ。ね、リーダー?」


リーダーを巻き込むルカ



 「お前ら仲良いな、、。まあ、ソルトたちが入るまで結構切羽詰まってたからな。

 多少余裕ができたとはいえ、流石に趣味で取れたのはサニさんだからじゃないか?」


俺とソルトが今年の新卒同期。リーダー、レナ先輩、ルカが2つ上の先輩。

(うちの課に一つ上の代はいない。)サニさんは年齢不詳(教えてくれないから)。

ただ、まあまあ歴は長いらしいとは聞いている。


 「ベテランだからとかですか?」「業績えぐいからすか?」


 「んー、どっちも2割くらい正解だな」


 「後の6割は?僕もわかんない」「私も」



 「、、、あくまで噂だからあまり広めるなよ?」


お、リーダー乗り気だ。

内緒話のためにみんなが顔を近づける。ついでに俺は近づいてきたルカを押しのけた。



 「実はサニさんは部長と同期で、しかもかなり恩を売っているとか。」


 「え、サニさんそんなに上なの?!」

 「それならなんであんな業績で管理職じゃないんだ?」


 「しーっ、部長に聞こえる。、、実務員として有能だからこそ、だ。

 実は最初はサニさんが課長になる予定で、代々リーダーに引き留められてきたとか。」


 「へぇー、じゃあ今の課長は昇進譲ってもらったってことね。

 サニさんだけ給与多いって噂もほんとかもね。」

 「まぁ1日15件とかこなしてますし納得ですね。」


 「それにプラスでお得意の悪魔スマイル、だろうね。」

 ルカが真似してニンマリする。


 「ま、あくまで噂だから他に広めるなよ?サニさんがいないから今日は案件山盛りだ。

 そろそろ仕事の準備を始めること。いいな?」


 「「「「はーい。」」」」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ