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第17話
「……階段はこっちね」
ルートを頭の中に叩き込んで、スクティーラが案内をしてくれる。
どこもかしこもホコリまみれだ。
一歩歩くたびに、地面からもやもやとモヤのような何かが巻き上がってくる。
しかし、だからと言ってこれに気を取られてばかりはいけない。
当然、誰かがまだいるという可能性もあるし、それどころか、この施設の維持にも莫大な労力がいるだろう。
ここまで大型の施設は、きっとクラティ王国ができるよりもはるか以前のものに違いがないからだ。
それをここまで使えるようにするというだけで、途方もない努力がいることだろう。




