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【世界観07】崩壊後の図書館で、物語を綴る者たち(ジャンル:ポストアポカリプス×ヒューマン×ファンタジー/再生×言葉×創造)


【世界観07】崩壊後の図書館で、物語を綴る者たち


「終わりの日」から、134年が経った。

かつて文明と呼ばれたものは、大気汚染・戦争・AIの暴走により崩壊。

人類の大半は死に絶え、都市は緑に呑まれ、星は言葉を失った。


でも――一つだけ、燃えずに残ったものがあった。


“図書館”だ。


それは、文明最後のAI司書「アルクトゥルス」に守られた、奇跡の記録保管庫。

この図書館には、かつて人が残した**「物語」**が数百万冊、今も眠っている。


世界が沈んだ後、この図書館を目指して集まる者たちがいた。


・記憶を失った少年・スイ

・言葉を話せない少女・ナナ

・かつて国家兵だった老人・ヨズ

・“かつて人だったもの”とされる、ブリキの詩人・エノス


彼らの共通点は、“名前以外、なにも知らない”ということ。

なぜ生き残ったのか、なぜここにいるのか、どうして言葉を知っているのかすら。


図書館は、静かに語りかけてくる。


> 「あなたたちは、物語を綴るために選ばれました」

「世界が終わっても、“物語”があれば、始まりはまた生まれます」




スイたちは日々、失われた記録を読み、新たな物語を書き継ぐ。

一つ一つが、“誰かが生きた証”だから。

それはやがて、滅びを超えて繋がる“再生の設計図”になる。


だが、図書館には秘密がある。

書かれた物語は、“世界そのものに影響を及ぼす”のだ。

誰かが「空を飛べる人間」を書けば、本当にそういう存在が現れる。

逆に「死者が蘇る話」を綴れば、それが“現実”になる。


この世界では、想像こそが、現実を変える最終兵器。


世界は滅びた。

でも、想像は滅びていない。

だから彼らは今日も綴る。


> 「ページをめくれば、また誰かが生きる」




(ジャンル:ポストアポカリプス×ヒューマン×ファンタジー/再生×言葉×創造)





次は【08:魔法を忘れた国と、嘘つきの王女】

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