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2025年4月


2025/04/09


pome村さん@pomemura_ 

#イラストを投げたら文字書きさんが引用rtでssを勝手に添えてくれる

2025年、第10回。


「ちょいと失礼、公爵様」「人の前を遮るのは無礼なんだぞ」「わかっています。でもそこに美味しそうに熟れた実がなっているので」「他の貴族相手に絶対やるなよ。切り捨てられる」「大丈夫。一緒に木登りしたがる方なんて他にいませんよ」いい年をしてと笑ってくれるな。だって二人きりになりたいんだ


暴れる癖っ毛も、一日中眠そうな目も、ずっと、ずっと大嫌いだった。でも今は大切な武器になる。無害な庶民のふりをして潜りこんだ公爵家。標的の若様とも仲良くなった。なり過ぎてしまった。樹上で過ごすたびに次の指令が来ませんようにと願う。ふたりでリンゴを分け合って一緒に眠れたらいいのにね。



2025/04/13

pome村さん@pomemura_ 

#イラストを投げたら文字書きさんが引用rtでssを勝手に添えてくれる

2025年、第11回。


「今日ならったところ読んであげる!」教本を片手にやってきた無邪気な若様の口から飛び出したのは、かつての母国語だった。恨みつらみはどこかに行って、優しい思い出ばかりが蘇る。全てを過去にできたのは、若様と過ごす時間のおかげだ。慕情を忠誠に変え寄り添う。俺の全て捧げます。過去も未来も。


広い胸を背もたれに教本を読み上げると、小さなため息が降ってきた。ちらりと視線をあげれば見たことのない表情を浮かべている。僕の胸はしくん、と痛む。この感情はなんだろう。考えていると彼が教本をめくった。「続きを読んであげましょう」穏やかな声が僕を包む。ここは安全な場所。僕だけの場所。





今日は何の日BL


相棒に裏切られ仕事を失った。抜け殻の俺はひたすら酒を飲む。満たされないまま追加の酒を買いに出たら、戸の開いた居酒屋が目に入った。「今開店したんです。お兄さんも一杯どうぞ!」店員にグラスを持たされ「かんぱーい!」と陽気な音頭に気押される。「あ、うまい…」新しい居場所を見つけたかも。


4月1日 居酒屋で乾杯の日

新年度初日、思いついたのはフレッシュな話ではなく過去を引き摺る話でした。新しい居場所を見つけた男の未来は再生か更なる転落か。居酒屋はどちらの可能性も想像させてくれる気がします。



生まれつき歯並びが完璧で、歯科医と対面するのは定期検診くらい。遺伝子に感謝していたが、今では心底恨んでいる。頭脳も容姿も他を圧倒するのに、なぜ自分はアルファではない?幼馴染は予想通りオメガだったのに。「本当に良いのですか?」何度も繰り返す歯科医に頷く。「尖った犬歯が必要なんです」


4月2日 歯列矯正の日

オメガバース。健康な歯を削り、被せ物をしてアルファのように尖った犬歯を手に入れようとするベータ。運命との出会いに憧れる幼馴染を振り向かせるためなら、整った歯列を乱すのも厭わない。



学生時代からのルームメイトが上司の紹介でお見合いをすることになった。「出世のチャンスってやつ?」「いや、どうだろう…」「煮え切らないやつだなぁ。俺が練習台になってやるよ。ご趣味はなんですか?」「同居人の世話です」あ、これ絶対に失敗するやつ。確信した瞬間ホッとした。なんでだよ、俺!


4月3日 趣味の日

恋人をすっ飛ばして熟年夫夫状態のふたり。無自覚に相手を身内扱いしているのを周囲は生暖かく見守っている。毎年、新年会で今年付き合うかどうかを賭けの対象にしていたが、全員さじを投げたため賭けが成立しなくなった。でも同じ墓に入りそう。



森で拾ったわんぱく小僧。「おいらは木の股から生まれたんだ」と強がるくせに、夜になると「おいらひとりぼっち…」と俺の布団に潜り込んでくる。何度も父ちゃんになってやると言ったのに首を縦に振らない。「家族になるか?」と聞いてみたらすぐに首を縦に振った。「おいらのお嫁さんになってくれ!」


4月4日 養子の日

人の子じゃなくても面白い。

木の股から生まれた命は一番最初に優しくしてくれた存在に似るんだと。昔びしょびしょでグチュグチュの不思議な物体に触れた覚えはないかい?木の枝に引っかけて乾かしてやったとか。そう。それがおいらだったみたい。恩返しに来た。あんたを幸せにする。一息に秘密を打ち明けると、男はぷいと顔をそむけた。「恩返しかよ」不貞腐れた声を出しているが、顔は真っ赤だ。「来たのは恩返しだけど、お嫁さんに欲しいと言ったのは惚れたからだ!好きだ。いっとう好きだ。おいらのお嫁さんになってくれるなら、熟れた果実も脂の乗った肉もみんなくれてやる」「いらない……伴侶は分かち合うものだから半分こだ」あぁ、おいら養子にならなくて良かった。




元ホストの俺が居候するのは田舎の農家で、家主は休みなく働き通し。そんな男が電話をしてきた。『で、デートしないか?』OKすると目の前の襖がスパンと開いた。スーツ姿の男は真っ赤な顔で俺を抱き上げ、軽トラに乗り込んだ。「オープンカーでお花見したいって言ったろ」想像と違うんだけど、いいか。


4月5日 オープンカーの日

SNSを見ながら「オープンカーでお花見うらやま〜」と言ってたので、軽トラに乗って裏山でお花見することにした男。「それデートよ!スーツ着なきゃ!前もって電話で誘うの!移動はお姫様抱っこね!」と婦人会の皆様がアドバイスした。



春の日差しは優し過ぎるから、気をつけないと一日が消えてしまう。休日に早起きしたが、窓から差し込む日差しに温められ、あっという間に眠気が戻ってきた。うたた寝にとどめようと床に転がるが、おせっかい登場。ブランケットで僕をくるりと巻いてしまった。「スプリングロール完成!おやすみハニー」


4月6日 春巻きの日

同棲カップルの日常。

「平凡な僕をハニー♡と呼ぶガチムチ米国人との甘い日常」のふたりです。



人間関係に疲れトラック運転手に転職した。勤務中は一人で気楽だが乗車前の確認が面倒だ。呼気のアルコールチェックに幾つかの質問。今日の担当者はやけに質問が多い。夕飯のメニューに好きな食べ物?「運転関係ないぞ」「ランチに誘うための予備調査です…」バインダーの向こうに真っ赤な耳が見えた。


4月7日 労務管理の日

現実にあったらゲンナリなやつですね。ドライバーに恋する事務方の担当者が勇気を出した日の話。



職場のトイレの鏡に映る俺はしかばね。いつもの激務に花粉症と黄砂が追加されたせいだ。「春なんか嫌い」「えー俺は俺が好きだよ♡」背後には同僚の春川が。「おつかれでござんすね〜えい!」首を掴まれ、頭を揉まれ、脳が溶けていく。「はぁ」「伝説のエセ指圧師とは俺のことよ」…待て、手洗ったか?


4月8日 指圧の日

超ポジティブな男、春川。まだ用は足していないのでセーフ。



入社以来絡んでくる同期の男。面倒なので無視していたら、定食屋で相席してきた。「ほらお前だぞ。人気者」「青椒肉絲…牛?ピーマン??」「頭空っぽのお前にそっくり」「はぁ?!」そこへお節介な先輩登場「お、またピーマン?お前本当に好きだよな。こいつ好きな子がムグ」「忘れろ!」おやおやぁ?


4月9日 よいPマンの日

好きな子ほどいじめちゃう男と弱みを握ったらとことん煽りまくる男と引っ掻き回すのが好きな先輩



すきです。すこしオカネがない。日に数度メッセージを送るだけで電子マネーが送られてくる。どうして日本人はお人よしばかりなのだろう。俺が留学間近の学生なんて嘘だ。本職は言えない。可愛くて従順な人間は黒い猫を飼うよりもずっと簡単。客が舌舐めずりして待っている。そろそろ仕入れに行こうか。


4月10日 仕入れの日

人を売買する男の話。外国に会いに来て、と言われたら躊躇するでしょうが、外国から会いに来たよ、と言われたら会ってしまう人は多いのではないでしょうか。小さくて可愛い日本人。さらわれないようにご注意を。



目が覚めた瞬間、寝坊を悟る。今日は大事なプレゼンがあるっていうのに、ついてない。起きる、身支度、即出発。遅刻回避の電車に乗れた。モーニングコーヒーはお預け。行きつけのカフェを素通りすると、カランとドアが開いた。寝坊?と笑う店主は俺の恋人だ。頷く俺に素早く唇を重ねた。「朝食だよ!」


4月11日 しっかりいい朝食の日

やられた……とドキドキしながら出社すると、スーツのポケットに何か入っていた。グラシン紙に包まれたお手製のグラノーラバー。お疲れ様の文字が愛しい。いつもの時間に現れないので、準備をしていたらしい。スパダリ系カフェ店主。



恋人は笑顔でキレる。

「パンはパンでも僕が味わうことなく馬鹿野郎の口に消えたパンは週に一度しか購入できない争奪戦不可避のパンだったわけだけど覚悟はいいかい?」

「ごめんなさい。買って返します」

「どこのパン屋か知らないくせに」

「一緒行こ?パン屋デートしよ?」

「…行く」

顔真っ赤!かわいい


4月12日 パンの記念日

眠い目をこすりながら開店前の行列に一緒に並んで、無意識にトングをカチカチさせる恋人を愛でる未来が見える。



隣の高校の番長に呼び出された。『決着つけようぜ。河原に集合』放課後向かったら、膝を抱えてしょぼくれていた。「おそい。もう来ないかと思ったじゃん」「え、ごめん」「でもきたから許す!」「じゃあ、やるか」「え、いきなりヤルなんてなしだろ。まずはデートしようぜ」決着って喧嘩じゃないの⁉︎


4月13日 決闘の日

学校大好き番長→←←←←←←←←サボり番長

恋の決着!



コミュ障の俺、孤独死まっしぐらだ。ならば行動すべしとゲイ仲間に言われたが、急に社交性は育たない。独り身を憂う俺をPRする方法を探し、待ち侘びた今日。全身黒い服で韓国料理屋を目指す。チャジャ麺を啜るが誰もナンパして来ない。会計時に渡されたカップル割引券。イケメン店員!喧嘩売ってるな⁈


4月14日 ブラックデー

韓国では恋人のいない人が黒い服を着て、黒いものを食べる日。渡された割引券の裏側にイケメン店員の連絡先が書いてある、はず。



「先生。俺、良い子だと思う?」問題児が甘えてくるときは要注意。ろくなことを考えていない。「赤点の補講を受けてから聞いてくれ」「いま好きな人のために工ッチな下着はいてる」「本当⁉︎」「うそ♡」睨みつけると「俺、卒業することにした」だと。俺が生徒じゃなきゃ告白してたって言ったからか。


4月15日 IJIMEQUEST415の日 よいこの日 

自称良い子、押しの強い生徒にいじめられる先生。真面目だけど、たまに煩悩に負ける。


若さとはバカさだ。目の前の問題児を見ていると、そんなことを思い出す。赤点の補修を受けたが再試験も再び赤点。それでも焦る様子はない。「タワマンの最上階で先生と暮らしたい。毎日一緒に寝てくれる?」「まずは卒業してからだな」「少年よ大志を抱け!」「少年とは暮らさねーよ」早く卒業しろよ。


4月16日 ボーイズビーアンビシャスデー



片田舎に居を移したのは、コレクションが増えすぎたせいだ。窓の大きな古い洋館に暮らし始めると、近所の子が引き攣った顔で通り過ぎることに気がついた。「おはよう」「ひぃ、死神博士が出たぁ〜!」腰を抜かした子は僕のコレクションを見たらしい。やれやれ。きっと誤解してる。「ねぇ、恐竜好き?」


4月17日 恐竜の日

骨だけ見たら、びっくりしちゃうでしょうね。



なんでもない日だった。いつも通り仕事を終えて、自宅の最寄駅に着いたら、勝手に視線が吸い寄せられた。「おかえり」と笑う中肉中背スーツ姿の君は絵に描いたようなサラリーマンだけど、僕には光って見えた。「ただいま。約束してたっけ?」「ううん。ただ早く会いたかっただけ」君と同じ家路を辿る。


4月18日 準婚カップルの絆を確認し合う日

純婚カップル:理由があって、結婚しない、できないカップルのこと

こういうのが幸せだと思う。



昇進したばかりの恋人が遠い目をしていた。持ち帰りの仕事があるらしい。「俺だって褒められたい」と呟くのでエプロンをした。頭をなでて胸に抱きしめる。「もっと!もっとヨシヨシして!」「はいはい。君がいつも頑張ってるの先生知ってるよ」「せんせ〜い!」保育士の俺も今夜は家で仕事をします。


4月19日 みんなの保育の日

リーマンをあやすお仕事です。



休みの日なのに恋人は朝から考えごと。「カフェオレと珈琲牛乳はなにが違うと思う?」だと。「今のお前と飲みたいのはカフェオレ。銭湯で風呂上がりに半分こしたいのは珈琲牛乳だな」思いつきを言っただけだが、お気に召したらしい。満足気に頷き、マグカップを二つ取り出した。俺の分もあるらしい!!


4月20日 珈琲牛乳の日

無自覚にたらし込んでくる男の話。恋人はお腹が弱いので、風呂上がりの冷たい珈琲牛乳は半分こにしなきゃな、と気が利く。



俺の恋人はキャンキャンわーわーおしゃべりで仕方ない。独り言のときがほとんどだが、たまにひっそりと救難信号を送ってくるから無視はせず、なんとなく聞いている。ロック好きの俺がヘッドフォンしてないんだぜ。ラジオすらつけてない。YOU ARE MY JAM! 甘くて、賑やかなお前。俺の一番のお気に入り。


4月20日 ジャムの日

自分のお気に入り、特に音楽をさしてmy jamという砕けた表現があります。恋人の声がいちばんのお気に入り、という元ロック少年の惚気。ちなみに大文字は強調表現。賑やかな恋人に届くように大声で主張しているイメージ。



熱心に自分を口説く男に絆されそうだった。しかし、嘘はいかん。「オーベルジュに泊まるって言っただろ。お前の別荘とは聞いてない。騙すなんてがっかりだ」「オーベルジュって地元食材を使った絶品料理を味わい宿泊もできるレストランのことです。あなただけのシェフになります。ねぇいいでしょう?」


4月21日 オーベルジュの日

別荘の扉にリストランテ〇〇と手書きの看板をかけて、新品のコックコートまで着て強請られたら陥落は秒読み?



最近高校生の甥っ子が色気付いてきた。「おじさん、ボクのこと口説くなら今だよ!」「こづかいでも欲しいのか?」「ちーがーうー!」ほっぺをふくらます。「後悔しても知らないよ!ボク、ダイヤモンドの原石なんだからね?」「自分で言ってんのか」「だって!」「俺に言わせろよ」あ、やばい。本音が…


4月22日 ダイヤモンド原石の日

ねー光ってる?可能性感じる?ねぇってばぁ???としつこく追求され赤面するおじさん。

腐女子の姉「成人まで待てない奴は容赦なく通報する」と超低音で囁かれギクリ。「はぁぁ〜nmmn最高」「なんだそれ?」「応援してる♡」



「飲み過ぎた〜」とビール腹をなでるおっさんに恋してるなんて馬鹿みたい。彼にとって俺は仕事先の後輩で、同居人。個人的な興味などない。「明日の朝食はシジミのみそ汁っすね」「お、実家の味か?島根だったよな」「そうっす。覚えてたんすか」「お前の話は全部記憶してるぞ!」期待させんな、馬鹿。


4月23日 地ビールの日 ビールの日 シジミの日

面倒見はいいがデリカシーのないおっさん「お前のことは弟みたいに思ってるぞ!いや、息子か?死んだら遺産やるよ」「じゃあ籍入れましょう(ヤケクソ)」からのカップル成立希望。


恋人は朝陽が似合う。早朝のリビングで照明をつけずにたたずむ姿は神々しささえある。「随分伸びた。元気でいい子」ひとり鉢植えにかける声は優しく、じわりじわり俺の胸を締め付ける。彼は知らない。俺が植物に嫉妬しているなんて。つるが壁を這うように恋人の背後に忍び寄る。寝室へ連れ戻すために。


4月23日 植物学の日マキノの日

嫉妬はつる性の植物ではないかと想像します。一人では立てず、他のものに絡み付き、ときには破壊しながら伸びていく。先端は柔らかく、すぐに折れてしまう。風の影響を受けやすく、すぐ進路を変える。成長後は簡単には除去できない。



早朝の繁華街は碌なものが落ちていない。見なかったことにするのがベストだと定食屋を始めて学んだ。「おにーさん、俺を拾ってよ」殴打後のあるホスト風の男なんて論外。座り込むのをどかそうとホースの水を向けたが動かない。そこにぐぅ〜と腹の虫がなったから降参。「飯食ってけ」多分地獄の始まり。


4月25日 拾得物の日

お人よしの亭主と訳ありのイケメン。健全が不埒に落ちてあげる優しさもある。



腹を空かせた男を拾い、飯を食わせたら、今度は大あくびを連発。床で寝るから良いと言いながら、勝手に布団を引っ張り出し寝始める傍若無人っぷりに呆れるが、イテテなんて呻くから怒れなくなる。「布団が汚れる。風呂入ってから寝ろ」「一緒に入ろ♡」「男と入っても面白くねぇ」「それはどうかな?」


4月26日 よい風呂の日

拾得物の日の男です。




幼馴染と付き合うことになった。最高。幸せ。だけどもの足りない。「もっとラブラブしようぜ?」「はぁ?」「絆を感じたいんだよぉ」「よし来た!」「え♡」取り出したロープで手早く俺の両手を拘束。「なんか違う」「まぁ、いいじゃん?」来月の誕生日にぴったりの指輪を贈られると俺はまだ知らない。


4月27日 絆の日 ロープデー つなぐ日

ロープでこっそり指の太さを測るヤツ。幼馴染は照れ屋なだけで溺愛してます。



水泳選手にガチ恋しておかっけてたが、その選手が怪我をして引退を発表。命断たれたと思ったら、近所のフィットネスクラブで発見!アクアビクスのインストラクターになっていた。開始直後の「巨乳いねぇな」のセクハラ発言で客はドン引き、俺歓喜。巨乳になったら付き合えるってこと⁉︎がんばります!


4月28日 アクアフィットネスの日

オタク気質な人が恋をしたら視野が極狭になり、超ポジティブシンキングで頑張る話。夢絶たれやさぐれた男がどんなに嫌なことをしてもご褒美なのでニッコニコ。結果絆されてゴールイン。



「肉食べてぇ」何気なくつぶやいた言葉にルームメイトが激しく反応した。「食べに……行っちゃう?」「行っちゃう!」パチンと手のひらを合わせ、起き上がる。急げ急げと飛び出して、向かった先は幹線道路。ヘーイ!と親指を立てる。「GWだしついでに旅行もしようぜ!」「マジw」二人きりがよかった。


4月29日羊肉の日

ルームメイトの実家、北海道までヒッチハイクの旅、スタートです。



美容室の同僚に告白したが信じてもらえない。「何で俺なの?」「そうだなぁ…」閉店後の店で髪を掃き集めていた。「派手髪を集めて早し?」と前振りもなく言ってみる。「…最上川?」「それ。俺のことわかってくれる」「俺とお前の仲じゃん」「そこは嫌い」「は⁉︎」そうやって期待させるんだもんな。


4月30日 派手髪の日

五月雨を集めて早し最上川(芭蕉)

くだらない話をできる友人に恋する切なさは格別。




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