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管理職エッセイ

退職届を受け取る管理職のつぶやき

作者: 豚化萌え

先日も退職届を受け取りました。

管理職なりたての頃、特に初めて退職届を受け取った時はひどく動揺していましたが、今ではすっかり慣れたもので動揺せずに受け取れています。

とはいえ、事業規模が変わらないのであれば当然代わりの人を求人しなくてはなりません。


今回の退職届は数ヶ月後を明示していたのでいきなり辞める場合よりはダメージが少ないですが、そうは言っても

当初想定していた数ヶ月後の勤務体系とは異なってくるので予定外→安定じゃない→不安定

となります。


イケイケのビジネス書なんかには

「変化の激しい時代にも関わらず、会社で変化が起きないということは衰退している証拠」

「変化を楽しめ、不安定を楽しめ!」

的なことが書いてあったりして、一理あるなと頷く反面、

いやでも不安定だとやっぱりキツイわ(笑)と思う自分もいます。


人材が安定して働いていると本当に楽。

退職の場合には退職の諸手続き、新規採用活動(たたき台の条件で求人媒体〜応募確認〜面接〜採用の場合には個別の条件交渉〜入職の諸手続き)

など、普段行っている通常業務と並行して効率よく行わなければなりません。

改めて文章にして考えてみると、「手間だなぁ・・・」と鬱になりそうですが、そんなこと思っていても仕方がありません。


ミクロ的な視点であれば、とある会社で人が辞めて困るという事象ですが、マクロ的な国家レベルの視点で考えれば、人口減少でどんどん働き手は減っていく。いわゆる、黒字だけど人手不足で休廃業というケースもどんどん増えていく。というわけなので、事業を継続するならそれに負けないような魅力ある職場を構築していくしかないのではないかと。ちょっと壮大な視点になってしまいましたが、そういうことですよね。


そんなことでいちいちナイーブにならずに、取り組んでいこうとは思いますが、ふと思う時もあります。

「辞めて、違う会社で平社員として勤めるのもありかなー。給与は減るけど、マネジメントとか責任が段違いだろうし。」

そんな風に思う時もありますが、知人に言われた言葉を思い出しては踏ん張ります(どっちやねん!)。


「おめでとう!これからますます大変になると思うけど、辛くなっても平社員に戻ろうなんて思うなよ!」

「いつでも平社員に戻れるんだなんてマインドでやっていたら、管理職として使い物にならないし、そんなんで平社員に戻っても使い物にならなくなるからな!」

「最低でも管理職を維持するというマインドでな。欲を言えば更に上を目指してな!」


確かに、視線を落としていけば、キリがないというか堕落していくだけですからね。そんなこんなで管理職を続けていく作者でした。ま、本当に鬱になりそうだったら辞めるか休職しますので、そうならないように適度に肩の力抜いて、笑顔で。


この作品のオチはありませぬ。

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― 新着の感想 ―
[一言] ビジネス書っていつも勝手なことばかり描いてありますよね (;^_^A なんだかそういうとこに共感してしまいました。
[一言] めっちゃ共感できる……。 責任もくそもない役職なしのぺーぺーのなんでもやる便利屋みたいな存在ですが、いつか必ず責任を持つ立場が回ってくると思うと、今から戦々恐々としている身です。 とても励み…
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