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現代異世界で大戦を生きる!  作者: こっぺぱん
戦前
9/10

8話meine Ehre heißt Treue

ドイツ ベルリン

ドイツ軍参謀本部、様々な人が行きかう中でひときわ人目を惹く人間がいる。

軍帽からは長い金髪がはみ出し、風になびいている、その美しい姿に誰もが惹かれる。

しかしながら彼女に愛の告白をすることはお勧めできない。

士官学校を卒業したばっかりの青年が彼女に愛の告白をしたとき、その青年は泣きながら帰ってきたそうだ。

最近は人を寄せ付けない雰囲気を纏い、誰も近づこうとしない。

しかしながら彼女には信頼できる部下がいる。

彼女が執務室の近くに行くと自分の副官アンナが敬礼をして

「カリン少佐殿、連絡です」と言う

「ありがとう、その連絡というのは?」

彼女は資料を取り出し読み上げる

「日本においてクーデター未遂があったそうです。鎮圧はされたものの首相は死亡したとのことです」

「対岸の火事とは言ってられないわね」

「そうですね」

第一次世界大戦に勝利したドイツ帝国だが、問題がすべて解決されたわけじゃない。アメリカなどからの工作も増え、政治的に不安定になりつつあった。

カリンはアンナから受け取った書類を手に持ち自室に入る。

そこで彼女は新聞を広げ読み始める

殆どが日本でのクーデターの話だったが一つだけ他の記事があった。

「アメリカで転生者召喚の可能性...ねぇ」

アメリカでは転生者の数が少なく、問題となっていた。

そのアメリカに転生者が召喚されたということは、アメリカの軍事的脅威度は増すということだ。

一参謀である彼女は頭を悩ませていた...

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