4話 スキルの儀式
ラーザ視点に戻ります。
下の星を押してくれた方々、有難うございます。モチベがめちゃ上がります!
桜と会話をしてから隣町につくまで俺達は一言も喋らなかった、て言うか恥ずかし過ぎて声も出なかった、もうこの空気嫌だ、早く着いて!
やっと馬車は隣町に着いた
門を通り街の中に入るとそこは思った以上に凄かった
「わー、スゲー、人がいっぱい居るし建物も村と比べ物にならない位大きい」
俺が街の景色にびっくりしていると横で桜嬉しそうに微笑みながら言う
「ふふっ、嬉しそうだねラーザ君」
「だってさー、村から出るの初めて出しこんなに人が居て建物がでかい所は初めてだもん
(まあ、東京と比べれば小さいけどとは流石に言えないし)、それこそ何で桜はそんなに普通なんだ?」
「だって、私は貴族だったから親だった人達と一緒に何度か旅行してここより大きい街にも行った事もあるのよ」
「へー」
そんな事を言いながら街中を歩いてると中央広場に着く
「はーい、スキルの儀式を受けに来た人達はここに並んで」
「あっ、ここだ。並ぼうか」
「うん」
そこに合った列に並び順番を待つ、前の方では何人かの大人が子供が来たときに水晶玉に触れさせた後その子のスキル名とクラスを言う。一番多いのがC級だが何人かD級を当てた人達も居る、B級は一人しか居なかった、
「何に成るのかな、ドキドキするね」
隣に居る桜が話しかけてきた、少し緊張している様でてを強めに握って居るのが分かる。
「ああ、でも安心しろ、桜がどんなスキルを貰っても絶対に見捨てないから安心しろ」
「うん!」
「そこの子Bテーブルが空いたからそこに行って来てね、その後ろの子はCテーブルに行ってね」
喋っている内に俺達の番に成った、
「宜しく」
「よろしくお願いします」
と言いながら挨拶をする
「おっ、礼儀がいいな、偉いぞー」
「有難うございます」
「おう、じゃあこの水晶玉に手を乗せて魔力を流してくれ、あっ魔力の流し方は分かるかな?」
「あっ、はい大丈夫です、この感じで良いですか」
「ああ、えっとなーお前のスキルは[固定ダメージ1]だ 、聞いたことないな、ランクは」
そう言いってランクを言いかけた時、横のBテーブルの審査員が俺の審査員に話しかけた
「あのっ」
「何だ?」
「実は今俺のとこの子のスキルにA級のスキル[魔法剣]があったんですよ」
「それは本当か!」
「はい」
「そうか有難う、ああ、ちょっと待ってくれ」
そう言って俺の方を向いて聞いてきた
「ごめんね、確か君のスキルは [固定ダメージ1] だったね、ランクは...何だったっけ?」
SSSですと言おうと思ったけどA級でもこんな反応出し弱くしておこう
「D級だったような気がします」
「分かった、D級だな有難う、はいっ」
そう言いながら俺に一枚のカードをくれる
「コレは?」
「それは君の名前とスキルが書かれてあるカードだ、スキルの儀式を受けた証になるし学校や冒険者になる為にも居から無くすなよ」
「はいっ!」
そう言い残し少し離れるとその人は桜の方に向かった、まだ時間が掛かりそうなので広場のベンチに座り桜が終わるのを待つ。
「ラーザ君、ラーザ君」
「うーん、後5分」
「何言ってるの、もうすぐ馬車が出るよ。」
そう言われて起き上がるとベンチの上でねっ転がっていた、どうやら桜を待って居たらあまりにも長いので眠くなって眠ったみたいだ。
「もうっ!」
「ごめんごめん、で終わったの」
「うん、ほら」
そう言いながら俺にカードを見せる
名前 桜
スキル 魔法剣士
ランク A
「おお、凄いな桜、A級何て」
「えへへ、でラーザくんは何なの」
「俺はD級の固定ダメージ1だったよ」
俺がそう言うと桜は少し暗くなって俺に謝ってきた、
「あっ、ごめん」
「いやいや、謝る事は無いから、全然気にして無いし」
それから帰りの馬車に乗りその中で桜がスキルの儀式で何があったのかを教えてくれた、
桜のスキルが発覚したあと桜と桜の審査員と俺の審査員と話会いをしてA級スキルを持っている事は桜がもう少し大きくなって自分で貴族や奴隷商売人から身を守れるようになるまで隠すことにしたと言う事らしい。
まあ考えて見ればこの世界は日本より危ないからもし桜がA級スキルを持っている事が世間に知られたら危ないかも知れないし、これで良かったんだろう。
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