番外編1 化け物トリオ?
ラーザ一行が学校で授業をしたりダンジョン攻略をしている間も勇者達は魔王を討伐する為魔王城に向かっていた、
勿論ラーザのせいで?魔王が討伐済みだと言う事は誰も知らない。
「なあ、愛佳さん、本当に隣国に魔王城の入り口があるの?」
王都から歩いて一日位の場所に有る町の宿で朝ごはんを食べていると仲間のワルデイアが質問して来た、この子は強いんだけど、結構心配症なんだよね、
「うーん、そうだと思うよ、だって国王から言われたじゃん 「お主等、隣国に行けば、擦れば魔王城の入り口がある、だから宜しく」 って」
「軽いのか軽くないのか微妙だな...........じゃ無くて!何か近くに有りそう何ですよね」
面白いなこの子
「黙って食べときなさいよ、この馬鹿!王様が言った通りにすればいいのよ」
今ワルデイアを叱ったのは彼の双子の女アニアちゃん、二人ともよく喧嘩している、いわゆる普通の双子だ。
「良いだろ!本当に何か有るんだから」
「はいはい、じゃあこの前あんたが 「森の中を行った方が早い」って言ったのも本当なの?町の人に聞いても道なんか無いって言ってたわよ」
「う、五月蝿い、この馬鹿!」
「誰が馬鹿よ!!」
「まあまあ、落ち着いて、他のお客さんもメチャクチャ怖がってるし」
二人の喧嘩のせいで宿の客が全員テーブルの下に避難している、そこまで怖くないと思うんだけど........何かトラウマでも有るのかな?
ガチャ!
ドアが開いて一人の女が入って来た、マリエムだ。背はちょっと低めで髪は銀色、くノ一だ、黒い服だし口元も覆われていて口を誰も見たことが無いと言われている。女性版のカ〇シかな?
「大丈夫?て言うか、何で他のお客さんテーブルの下に居るの?地震でもあったの?私も隠れようか、小学校でやった時みたいに.........ニンニン?」
「先ず 小学生 と言う単語は駄目。この世界には無いんだから、後他のお客さんが避難しているのはアニアとワルデイアのせいよ」
この会話でお察し出来る通り、彼女も転生者だ。忍者スキルを持っていて忍者っぽくしているけどよく語尾にニンニンと言い忘れる、たまーに可愛い所がある。
「はーい、ニンニン」
「で、町長さんは何て?」
「ここから隣国まで馬車を使っても大体3週間は掛かるんだって」
長いな
「はー、やっぱりそれぐらい掛かるよね、飛行機とかだったら半日足らずで行けたのに」
「ねー、今となってやっと現代社会の凄さに気づいたよ」
「「ねー」」
やっぱり自分と同じ文化を持っている人と話すのは良い、そう言えばラーザ君はどうしているのだろう?私は直ぐにマリエムに出会えたけど
(ラーザはもともとボッチだったので、人と長時間喋らなくても基本大丈夫なので有る)
「なあ、愛佳さん、何だよその 小学校 って?」
「うーん.........今度教える」
「またそう言う、この前も飛行機の意味教えてくれなかったじゃないですか」
「まあまあ。もう馬車乗り場に行こうよ、お客さんも全員出ていった事だし」
さっきまでテーブルの下に居たお客さん達はとっくに宿を出ていた。
「「はーい」」
「分かったよ、ニンニン」
そう言う事で宿を出て馬車乗り場に向かう。
けどその前に一応この町のギルドにも顔を出しておく、私も一応勇者だから、もし困っていたら助けてあげないと。
「スミマセン」
「はーい」
「何か手伝える事は有りますか?」
ギルドに入ってそう聞くと案の定職員に鈍い顔をされた、まあ、私も彼の立場だったらそう言う顔をすると思うけど、毎回されると流石に面倒くさい
「私達、こう言う者なのです」
「ふむふむ............って、勇者パーティー!」
あー、大声出されちゃった、皆ビックリしちゃう
(そう言っていますけど、彼女は少し喜んでいます)
「ば、化け物トリオの後は勇者パーティーか........どうなってるのこの町!?」
「へー........あいつらの後じゃあな」
「そうだな」
あれっ?思ってた反応と違う......,て言うか誰化け物トリオって何?絶対に会いたくないわ
「あのー、化け物トリオって?」
「ああ、大体一週間前に来た三人組の人たちの事です、
森の一部を焼き払ったり、森を焼き払った人を捕まえる為に町中でスキルを使ったり、
一ヶ月でダンジョンから一年生掛かって集まるか集まらないか位の量の素材を持って来たりと化け物じみた事をしていたから付いたあだ名です」
ワオ、エゲツねー
「す、凄いですね、特に最後のは」
「ええ、ギルマスも大喜にでしたよ」
「じゃあ、私に出来る事は......」
「はい、全く無いです、お金も素材も腐るほど有りますから」
「分かりました、ではさようなら」
そう言ってギルドを出る、ギルドを出る時、他の人は振り向いてもくれなかった、私が思っていた勇者生活と違う!
私はもっと大勢の人に 「あっ!勇者様だ!」 とか言って貰いたいのに!
「ねね、何かあった!ダンジョンで素材集めとか!やりたいやりたい!」
「.......ない」
「えっ?今なんて言ったの」
「だから、何も無いの!」
するとマリエムは凄く寂しそうになった、彼女は転移と言う形でこの世界に来たからまだダンジョンに潜っていないのだ、だから今日は潜るれる! とはしゃいでいたのだ
「でも、高レベルの魔物の革とか.........」
「だから、ちょっと前に 化け物トリオって言うグループが来て一年分位の素材を集めたから要らないんだって」
「えー、ダンジョン潜りたかった、ニンニン」
凄い、駄々をこねる忍者何て初めて見た、そもそも見たくも無かった
「仕方ないよ、今度の街でね。て言うか駄々をこねる忍者何か見たことないよ!」
「忍者ちゃう、くノ一、ニンニン」
「ハイハイ、じゃあ行くよ.........ちょっと待って、あの二人は!」
「トイレ、何だよ、ニンニン」
「はー、先が思いやられる」
果たして勇者一行はどう成るのか!
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