ヘソもんすたー
今日は珍しく7時半に目が覚めた。
日曜の朝は少しだけ気分がいい。
これから学校に行かなくていいと言うだけなのに、
だからといって退屈なのは変わらないが、まあいいか。
だた、お腹のあたりに違和感を感じる、人の吐息がかかっているような感じだ。
、、そんなある訳ないか、そう思いたい。
『ハァ、ハァ、デュフッ』
そんな訳あった。
宮島がこっそり私の部屋に入ってきて、蛮行を働こうとしていた訳だ。
さっきからわたしの腹にかかっていた息は、このクソ野郎のものだったということか。
『宮島ぁ、、人のベットて何してやがる、、』
『ヘソ舐めに来ただけですが?』
『、、、お前は常識をどこに捨ててきたんだ』
『、、、みゃんまー!』
『適当抜かすな』
宮島一家と私の家族は昔からの古い付き合いである。
コイツの両親は出張で家を開けることが多く、その度に母さんがウチに泊まるよう宮島を誘っている。
逆に私が宮島の家に泊まる、ということはあまりなかったが。
ともかく、腹が立ったので頭に拳骨をかました。
『ぎゃん!?』
『さっとベットから立ち去れ、私はもう少し寝る』
『うぅうう、、あ!じゃ私もこのまま一緒に寝て』
『いい訳ねぇだろ』
『、、ハァ?』
『ハァ?じゃねえよ殴るぞ』
『、、、サーセン』
そう言うと宮島は自分が寝ていた客室までようやく戻っていった。
小さい頃は同じベットで寝ていたこともあったか、、もう忘れた。
『、、、寝るか』
『そうだねカレンちゃん!一緒にニドネインザベットでやんす!』
さっき追い払ったはずの宮島が知らぬ間に私はの部屋に戻ってきていた。
『頼むから寝させてくれ、、』
『あとヘソ舐めていいすか?』
『、、ヘソモンスターが、、』
今日も退屈で騒がしい日が始まる。