表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

ヘソもんすたー

今日は珍しく7時半に目が覚めた。

日曜の朝は少しだけ気分がいい。

これから学校に行かなくていいと言うだけなのに、

だからといって退屈なのは変わらないが、まあいいか。

だた、お腹のあたりに違和感を感じる、人の吐息がかかっているような感じだ。

、、そんなある訳ないか、そう思いたい。


『ハァ、ハァ、デュフッ』


そんな訳あった。

宮島がこっそり私の部屋に入ってきて、蛮行を働こうとしていた訳だ。

さっきからわたしの腹にかかっていた息は、このクソ野郎のものだったということか。


『宮島ぁ、、人のベットて何してやがる、、』


『ヘソ舐めに来ただけですが?』


『、、、お前は常識をどこに捨ててきたんだ』


『、、、みゃんまー!』


『適当抜かすな』


宮島一家と私の家族は昔からの古い付き合いである。

コイツの両親は出張で家を開けることが多く、その度に母さんがウチに泊まるよう宮島を誘っている。

逆に私が宮島の家に泊まる、ということはあまりなかったが。

ともかく、腹が立ったので頭に拳骨をかました。


『ぎゃん!?』


『さっとベットから立ち去れ、私はもう少し寝る』


『うぅうう、、あ!じゃ私もこのまま一緒に寝て』


『いい訳ねぇだろ』


『、、ハァ?』


『ハァ?じゃねえよ殴るぞ』


『、、、サーセン』


そう言うと宮島は自分が寝ていた客室までようやく戻っていった。

小さい頃は同じベットで寝ていたこともあったか、、もう忘れた。


『、、、寝るか』


『そうだねカレンちゃん!一緒にニドネインザベットでやんす!』


さっき追い払ったはずの宮島が知らぬ間に私はの部屋に戻ってきていた。


『頼むから寝させてくれ、、』


『あとヘソ舐めていいすか?』


『、、ヘソモンスターが、、』


今日も退屈で騒がしい日が始まる。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ