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読めば眠たくなる脱力系小説
周囲は360度水色の水
水平線が見える
何も見えない見事な晴天
綺麗な水色
遠くがぼやける
水面に一枚の膜
その上に横たわる
優しく背中に触れる
温くもなく寒くもない
ただ寄り添い
リズムを合わせる
揺れる波
静かに止まる
湿気の無いそよ風
前髪が上になびく
ふとある出来事を思い出し
衰退する心
どんどん深く沈む
それが心
思い出す人は
心ある人
心ある人は
良いこと
悪いことがわかる
あなたはわかる
わかる人
大きく息を吸う
透明な空気を感じる
大きく息を吐く
鼻の奥が暖かくなる
目を閉じて
心地よく沈みます