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捨て勇者、魔王のもとへ  作者: 海影
わざと捨てられた勇者は、帰るために魔王のもとへ向かう
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まずは状況確認から

 ……牢屋だ。見張りはいるが、緊張感もないね。よし、今のうちに情報その他の確認をしないと。



 まず、この世界について。

 世界の名前は、アークティカ。ボクが今いる国は、セルビム。首都というか、国の政治の中心になっている都市なので、町の名前も国と同じ。ちなみに、王家の人たちの姓も同じのようだ。


 次に、国の情勢。

 現在、ちょこちょここの国が他の国にちょっかいを出してるみたいだ。王さまがかなり野心家らしいね。ふく

 で、そんな時に転移魔法を改良した、召喚魔法が完成した。どうやら、神話のような物語で、異世界の勇者が魔王を倒したとかゆう伝承が残っていたようで、ボクを召喚し、魔王を倒す。ではなく、他国を従えるためにボクを利用するよていで召喚したみたい。……はた迷惑な。


 次に、ボクの能力。

 いや、意識してみたら、知識のなかにあったんだよね……ステータスなんて能力が……。

 いや、ふつうだとスキルとかってなりそうなんだけど、なんでか能力ってなってるんだけど……。ま、まあ、それはおいといて、確認しようかな。



ステータス


名前 ユウギリマコト


職業 勇者/魔法双剣士


力 D

魔 S

速 S

耐 C


物理能力

双剣術 S

感知 S

器用 S

盗賊技 S


魔法能力

光 S

風 S

水 S

その他 S


一般能力

料理 S

交渉 S

細工 S

音楽 S


他能力

物置 S

情報 S


耐性

物理 S

魔法 S

精神 S


以上。


 なんていうか、魔法とスピードに長けた能力値。おまけになにこれ盗賊技って……。

 まあ、魔法双剣士ってのは、カッコいいかもね。

 ああ、それとアルビノのボクがマフラー取られて平気だった理由も解ったわ。この耐性の物理ってヤツのおかげだね。

 ああ、アルビノっていうのは、色素異常のことで、紫外線とかでも火傷となります。なんで、全身まっくろくろすけ状態でいたんだけどね。

 で、物理耐性っていうのは、要するに物理現象に対する耐性ってことで、通常の剣とかの攻撃とかだけじゃなくって、自然現象なら熱や冷気にも強いってこと。あ、落雷にあっても、怪我をすることもないみたい。いや、便利な耐性ですね。

 ……隷属の首輪に対するのは、精神耐性。その他、魔法に関する耐性はまんま、魔法耐性。しかも全部S。最高ランク。……思いっきりチートだね。


 にしても、この一般能力って一体? ボクはどうやら料理と音楽と細工が得意らしい。

 あとなにさこれ。物置って………あれ?

 ……このなか、なんか物が入ってるみたいって、これ、ボクがこの世界に来る前に、カバンの中に入れてたやつ。っていうか、ひょっとしてカバンそのものがこの物置の能力に化けたわけ? いや、謎すぎるね。


 まあいいか。幸いにしてお陰でものを没収されなかったし、荷物の中には宝石類もあるから、これを魔石に変えて売りに行けばしばらくの生活費にもなりそうだし。

 光魔法の応用と、ボクの盗賊技の能力をつかえば、こっからこっそり脱出も簡単だしね。


 さて、まずは換金と買い物に出発。

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