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捨て勇者、魔王のもとへ  作者: 海影
わざと捨てられた勇者は、帰るために魔王のもとへ向かう
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同行者?

 そして到着、買取屋。


 なんか妙に目立つのは、ここでも変わらなかった。ボクみたいなちみっこいのが、強力な武装をしているからかな?

 とりあえず、受付に行こうか。


「すみません」

「キリ様、ですね。お待ちしておりました」


 えっと?


「ボクが来るって知っていたの?」

「すでにすべての店に周知済みですので。キリ様のご容姿は目立ちますから」

「……装備が?」

「いえ。その美しい純白の髪が、です。白髪のものは少なくありませんが、そこまで見事な純白は珍しいですから」


 なんでも、たいていの白髪のものは、どこかくすんでいたり、一房とか別の色が混じったりすることがおおいそうで。

 混じりけなしの純白は、本当に珍しいらしい。


「……そうなんだ。髪、染めよっかな……」


 あんまり目立ちたくないし……。面倒なのと関わりになりたくない。


「そんな! そのようなことは、世界の損失です!!」

「は?」


 なんか、受付の人が興奮してるし……。まわりも囃し立ててるっていうか、なんか同意みたいで……。なんで?


「あの?」

「は! 失礼いたしました。純白、もしくは漆黒というのは、神の祝福を受けた証とされておりますので。もっとも、そのことは一般ではあまり知られてはおりませんが、それでもどうしても惹かれてしまうものなのです」


 そういうものらしい。はあ、あきらめるか。


「そ、そうなんだ。それで……」

「ああ、そうでした。上のものがキリ様をお待ちです。カードに従って進んでください」

「はい」


 そうして取り出したのは、例のカード。最初に渡された時点で本人登録がされるそうで。他人の使用はできません。

 あ、ちなみに受付の人がボクのことをキリって呼んでるのは、要するに正体隠し。

 ボクを召喚した(よんだ)連中にバレないように。連中にはユウギリと名乗ったから、キリと呼んでればバレないでしょ、多分。


 そしてカードに従って進んだ先。最奥にある店主の部屋に到着しました。ボクはそれほど重要人物だそうな。


「キリ様。申し訳ございませんが……」

「まだ、わかりませんか。仕方ないですよ」


 うん。ユウキの居所は不明。こっちに来てなければ問題はないけどね。まあ、たかだか数日で判明するとも思ってなかったから気にしなくていいんだけどね。


「そうそう。この世界について間もないキリ様の案内役として、こちらから二人ほどおつけしたいのですがよろしいでしょうか?」


 猫の鈴、かな?


「構いませんよ。ボクとしても案内は助かります」

「そう言っていただけると、助かります。彼らは魔王領にも行ったことがございますので、お役に立てるかと」


 こういう鈴なら歓迎すべきだろうね。


「はい。ではよろしくお願いします」

「わかりました。では、紹介いたしますので、こちらへどうぞ」


 そうして店主に別室に案内されました。

 

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