第4話
噂によると奴等は不良三人組で評判が悪く、高校中退して職にも就かず遊び歩いているらしい。
それから数日後のこと、俺は奴等を捜しあてた。
その不良三人組は共に二十歳らしく、ゲームセンターに時々現れる情報を得て俺はその場所に赴いた。
「そこの三人! ちょっと話がある顔を貸してくれないか」
「なんだと!? まだガキじゃないか。この野郎偉そうに俺達に喧嘩を売ろうと言うのか」
「まぁどうとってもいい。近くの河川敷まで来て貰おうか。それとも怖気付いたか?」
年下に凄まれ、奴等は理由も聞かず頭に血がのぼったのかついて来た。
「お前等に聞きたいことがある。先日、高校生の女に何をした? 言ってみろ!!」
「なっなんだと! てめぃ見ていたのか。ふざけやがって」
奴等は一斉に俺を取り囲み殴りかかって来た。
俺には奴等の動きがスローモーションのように遅く見えた。
ボクシングを基本から習った今の俺には、奴等の動きはスキだらけだった。
俺の右フックが一人目の顎を捉えた。
左から殴りかかって来た男のパンチを肘で交わしカウンターパンチをボディーに喰いませると男は口が泡を吹いて蹲った。
最後の一人が怯んだスキに顔面を狙って頭突きを喰らわせた。男はもんどり打って倒れた。
のたうち回る三人をパンチと蹴りで、気絶寸前まで叩きのめした。
舐めて掛かった相手がとてもなく強く、恥も外聞も忘れて逃げ回った。
もう不良三人組は逆らう気力も失せて、許してくれと謝るばかりだった。
つづく




