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-90- 評価

 個人の評価と世間の評価は異なる。自分では、いい出来だ…と思った内容が、ナンジャ、アリャ!! と他人に評価されることは多々ある。^^

 苦節二十年、売れないまま四十路を過ぎた演歌歌手、巣箱雛は、これで最後にしよう…と引退を決意し、発売前の曲の猛レッスンを受けていた。作曲家の藪玉也は、この子はもうダメだな…と、それとなく評価し、雛の顔を眺めながらピアノの鍵盤を叩くのだった。

 そして、ついに発売の日が巡った。ところが、藪の評価と世間の評価は一致せず、アレヨアレヨという間に大ヒットしたのである。連日、有線放送のリクエスト・トップを続け、年末には大賞をも受賞したのである。一躍、雛はスター歌手として名を連ね、夢は叶えられたのである。

 巣箱雛さん、よかったですね! それにしても、個人と世間の評価は異なるものなんですね。作曲家の先生方、世間が欲する好みが何か? を知ることから始めれば如何でしょうか?^^


                   完

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