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-55- 世の中
世の中が自分の考えとは違う方向に進んでいるほど侘しいものはない。
堀池は医師だったが、病院退職後は、一介の無職の老人になり果てていた。堀池の脳裏に巡るのは、自分が思い描いていた方向に医療行政が進んでいないということだった。
『なっちゃいないっ!!』
とは思えるが、世の中が今の政治を望んでいるなら、それも仕方ないのかとも思えた。自分には世の中を変える力はない…と、また思え、堀池は深く考えないことにした。
『無職だしな…』
かくして、侘しい堀池の日々は続いていくのでありました。^^
堀池さん、世界の戦禍に見えず、平和な国家の一市民として暮らせる幸せに感謝し、侘しい思いにならず生きていきましょう!^^
完




