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-53- 退職後
退職すれば無職となるが、若者から無職という視線で見られるのは空しく侘しいものだ…と鳥打は考えた。誰もが長年働いて老いれば無職になる・・という理屈が若者には分かっていない。年金暮らしに自分だってなるんだよ…と鳥打は言いたかったのである。^^
よく晴れた快晴の青空が広がるとある朝である。鳥打はハンチングを被り、久しぶりに外出した。職業柄、出歩くことが少なく、執筆[パソコンのキー打ち]に追われていたからである。退職後は公上は無職だったが、実際のところ、鳥打はブログに作品を掲載する程度の作家だった。当然、世間では知られない無名の作家だ。鳥打にすれば、職業欄に無職と記載される事実が実に侘しくテンションを下げさせていたのである。無職とインフラの機関で書かれたとき、無性に腹立たしかったのは当然だったが、鳥打は我慢して耐え続けた。
『我慢、我慢…』
これが鳥打の老後の侘しい生活になっていた。
皆さん、こんな侘しい老後をどう思われますか?^^
完




