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-39- 入試問題

 時岡は新聞を読んでいた。目についたのは、高校の入試問題だった。この高校出身の時岡にとって、母校の入試問題は(あなが)ち無関係な掲載記事とも思えなかった。

「どれどれ…」

 自分の入試の受験勉強を思い出しながら、時岡は挑戦してみるか…とボールペンを手にすると、その入試問題と格闘し始めた。ところが、その問題は案に相違してかなり難しかった。一時間が過ぎ、二時間が経過しても、時岡はその入試問題の半分も解答することが出来なかった。

「難しくなったな…」

 時岡は、その問題を見なかったことにして、新聞を閉じた。時岡の胸中には、なぜか(わび)しい思いだけが残った。

 時岡さんの受験の頃の社会は時岡さんが合格した程度だったんですから、そう侘しい思いになられることはないと思います。今の社会は厳しくなってるな…くらいにお考えになってはいかがでしょうか。^^


                   完

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