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-17- 第三者

 事件もののドラマなんかで刑事さんによく職質される人物が第三者である。犯人[ホシ]、被害者[ガイシャ]とともによく登場する犯行に関連した人達だ。アンナコトやコンナコトをするビデオを密かに観ながら興奮するのも第三者だが、この場合の第三者は(わび)しい。^^

 中年の虎尾は今日もアンナコトやコンナコトをするビデオを観ながらタピオカを飲んでいた。

「最近、余りソソらなくなったな…」

 見飽きたせいか、ビデオを観ても余り興奮しなくなった自分を思いながら、虎尾は侘しい気分になった。

 数日後、友人の竜崎にその話を持ち出すと、竜崎も似たようなことを言った。

「お前もか。お互い侘しい年になったもんだ…」

 竜崎の話を聞いた虎尾は、俺だけじゃないんだな…と一応、安心した。安心はしたが、侘しいことに変わりはない。二人の話は衰えを補う強壮食品へと変わっていった。

「山芋に卵を溶き入れ、よぉ~~く掻き回すんだ。アレは利くっ!」

「そうか、俺もやってみよう…」

 虎尾の侘しい気分はチャレンジ精神へと変化し。消え失せた。

 老いに負けず、皆さん、侘しさを忘れ、鼻血が出るくらい頑張りましょう!^^


                   完

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