襲撃
レグルス達は今度はドワーフの所へ向かった。
『ふむ、やはりついて来ているな。戦えないミリアもいるしどうするかな』
気配を気にしながら進んで行くと、気配が多くなった事に気付いた。
『まずいな。そろそろ仕掛けてきそうだ』
ミリアの肩を急に抱いて、耳もとへ囁いた。
コソッ
「ミリア、聞いて──」
「きょあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
うわっ!?
「な、なんだ!?」
「なんだ?じゃないよっ!急に抱きしめて耳もとに息を吹きかけるなんてどういうつもりなの!」
プンプンと怒るミリアに、まぁまぁとなだめるレグルスだった。
「ふははははっ!いいぞ!もっとやれ~」
状況を理解していないメビウスが面白半分にちゃかした。
あ~もう~~!
こんな事をしている場合じゃないのに!
レグルスは謝ると、二人に耳打ちした。
狙われている。
走るよ!
!?
その場から急に走り出して、人の少ない裏路地に入った。すると後ろからも走ってくる者達がいた。
「ちょっと、人の多い所に逃げた方が、襲ってこれないんじゃないの!?」
「ここでは誰が敵かわからない。通りすがりの人が後ろから襲ってきたら対処できない!」
少し走っていると行き止まりになった。
「まっ、ちょうどいいか。後ろを気にせず戦えるから」
「れ、レグルス君!私は戦えないよっ!?」
ミリアがアワアワとパニクっていた。
「大丈夫。落ち着いて。君は僕が護る!」
キュン♪
「レグルス………君」
ミリアの好感度が1ポイント上がった。
「はいはい、バカな事やってないで前をみなよ」
呆れたように注意を促す。
襲撃者は全部で5人といった所だ。
「さて、僕達になにか用かな?」
襲撃者達は全員、黒いフードを被り、無言で武器を構えた。
「やるしかないか………」
レグルスも構えると同時に襲ってきた。
速い!?
先頭の二人は鉤爪とダガーを構えて向かってきた。レグルスは神剣を構えて横薙ぎに振った。
1人は上にジャンプし、もう1人はしゃがんで避けた。
「死ねっ!」
ボンッ!!!!
グワッ!?
ジャンプした襲撃に炎の玉がぶつかり吹き飛んだ。もう1人はレグルスが蹴り飛ばした。
ドンッ!!!?
最初の二人が吹き飛ばされても、後方の3人が襲ってきた。
「平和的に解決したいけどなっ!?」
剣を振りかぶりながら襲撃者達と斬り結ぶ。
そんな時、フードが破れ、中から獣人の顔が見えたのだった。
!?
気付いた襲撃者は慌てて後ろに下がったが、すでにバッチリ見えた後だ。
もう遅い!
レグルスは交渉ができるか声を掛けるのだった。




