出会い
すみません。
ストックが無くなったので1週間ほど書き溜めてから投稿再開します。
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昼は過ぎたが、まだ日が高い内にレグルスは治癒師のミリアとメビウスを伴って街へ出掛けた。
「やはり獣人族が多いな」
「そうですね~でも、私達のような人間も見掛けますし、あちらにはエルフもいましたわ」
レグルスも目をやると美しい容姿のエルフが店番をしていた。
「本当だ。始めてみたな」
ゴチンッ!
メビウスに殴られた。
「イタッ、何をするんですか!?」
「レグルスがバカな事を言うからだよ。私をよく見て」
いつも深い帽子を被っているメビウスを見たが首を傾げる。
「いつものメビウスじゃないか?」
ガクッとずっこけるメビウスにミリアは苦笑いをしながら答えた。
「あははは…………レグルス君、メビウスさんはエルフなんですよ?エルフは人間とほぼ一緒の容姿ですが、耳が長いのが特長です」
そこで始めてレグルスは気付いた。
「あっ!本当だ!?」
「ようやく気付いたのかい!全く、普段の戦闘ではスキなく相手を見るだろうに………」
「いやいや、いつも帽子を被っているし、エルフが耳が長い事も知らなかったんだよ」
少し拗ねたように目を逸したレグルスにクスクスと笑う二人だった。
始めての亜人の街と言う事もあり、田舎者の様にキョロキョロしてしまうレグルスを生暖かい目で見る二人だったが、珍しい屋台があったので二人も立ち止まって買うことにした。
「これはなんですか」
「へい、らっしゃい!これは氷の力を利用して作る『スムージー』って飲み物でさぁ。冷たくて美味しいですぜっ」
買って見ると確かに美味しかった!
「美味しい!」
「うん♪イケるな」
「暑い日には最高だね」
ズズズッと飲むと癒やされるようだった。
「ここには色々な種族が住んでいるから、様々な食べ物や装飾品など売られているよ。始めてきたようだから、色々と見てみるといい」
「ありがとう。美味しかったです」
御礼を言うと屋台を後にした。
少し歩いて、武器屋など覗いて日が落ちてきたので戻る事にした。
「ナニワより面白い物が多かったね」
「そうだね。装備品も質の高い物が多かったわ」
屋敷に戻ると街の様子を話し合った。
「さて、時間の限り半日掛けて街を一周して見たが気付いた事がある」
地図を用意して、指を指しながら説明した。
「北側は人間やドワーフが多かった。西側はエルフが多く、東側と南側は獣人族が多かった」
「獣人族は1番数多いので、各地区に全く居ない訳ではありませんが、西側のエルフ地区にはドワーフは皆無でした。北側の人間とドワーフのエリアにはエルフがいませんでしたね」
仲間の中には、えっ?えっ?と首を振る者もいたが、ただ遊んでこいと言った訳ではない。
この都市国家の中でも、部族同士での対立が今まであったのだ。どこの地域にどんな勢力がいるのか確かめるのが目的だった。




