侵攻戦争!
神炎騎士団は街道を進み、ナニワが見えてきた所で一度休憩を取った。
「まだ向こうはナニワから出てきていません。このまま進軍しないのですか?」
治癒師のミリアが尋ねた。
「もし、出てこなければ都市の攻城戦になってしまうからこちらの被害も大きくなってしまう。でも、敵が出てこれば外にでた敵を殲滅すればゆっくりとナニワを攻略できるって訳ですよ。平地で戦う方が楽ですからね」
「あ~なるほどね~~~!」
手をポンッと叩いて納得した。
「少し待って出てこなければメビウスの魔法で城門を破り突入する!休んでも良いが気を抜くなよ!」
「「「了解です!!!」」」
兵達は休憩を取った。
今の内に軽食を取る者もいた。
「ジャンヌ団長、敵は出て来ますかね?」
「ああ、ナニワの商人達が自分の店のある街中で戦闘させる訳ないからな」
ジャンヌの言葉からナニワの商人達がどれほど強欲なのかわかった。
「だが、傭兵団達は『こちら』の思い通りに動くかが賭けだな」
「多分、大丈夫だと思いますけどね」
レグルスはジャンヌの思惑通り進むと、確信にも似た直感があった。
「団長!ナニワから傭兵団が出て来ました!」
「よし!こちらも隊列を組み直せ!」
「「はっ!!!」」
慌ただしく事態が動き出した。
「なんだ、あれは?」
ジャンヌは顔をしかめた。
それもそのはずである。
敵の陣形が拙かったからだ。とても綺麗な陣形とは見えなかった。
「陣形だけでは確実な事は言えませんが、国境砦を攻めてきた傭兵団より、練度が低いみたいですね?」
「まぁ、全ての傭兵団が精錬されているとは言えないからな。恐らく、小規模の傭兵団の集まりだろう。ああいうのを烏合の衆っと呼ぶんだな」
横からバルドが声を掛けた。
「余り油断はするなよ?後方に前回戦った傭兵団がいるぞ」
その陣形を見てレグルスはニヤリッと笑った。
「ジャンヌ団長、確率は上がったようですね」
「ああ、まだ確定していないが、予定通り動くとしよう。各員!目の前に立ち塞がる傭兵団を駆逐せよ!奴らは烏合の衆である!一気に蹴散らしてしまえっ!」
おおおぉぉぉぉ!!!!!
こうして戦いの火蓋は落とされたのだった。




