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☆レグルス戦記☆  作者: naturalsoft


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58/130

どこからきた?

石の巨人を倒した事により、バリケードを破り、後は、砦内部に侵攻し制圧するだけだった。そんな時、外から緊急の伝令がやってきた。


「た、大変です!後方より敵の増援です!」


!?


なんだと!?

ジャンヌ団長が到着してから後続が来るまで早すぎる!?


「敵の増援はどのくらいだ!」


伝令は少し言い淀んで答えた。


「敵の増援の数は約1万です!」



増援

□→ジャンヌ

↑城門



バカなっ!?

先陣を切る前はジャンヌの増援で約3万ほどと考えられていた。こちらは3万5千。砦攻略には3倍の兵が必要と言われるが、数字上はこちらに分があった。


それに加え、更に1万の増援だと!?

周辺諸国の連合軍が到着したのか?


いや、こちらが宣戦布告をしてからでは間に合わない!

ならば、最初から読んでいた………のか?


頭の切れるリードは最悪の状況を思い浮かべていた。


「増援部隊は西側をすでに攻撃しております!」


「ふざけるなっ!どうしてそこまで接近されて気づかなかった!?」


いくら砦攻略をしていたとしても気付くはずだ。


「わかりません!突然現れたと報告があり、情報が錯綜しております!ただ、敵の増援は事実です!」


横で話を聞いていたブレークが口を挟んだ。


「もっと単純に、北側の城門から砦内部の敵兵が討って出たのではないのか?」

「た、確かにそれなら─」


それなら敵は増えた訳ではない。逆に砦攻略が楽になる。そう望みを掛けたが伝令は首を振った。


「少ないながらも北側にも監視の部隊を配備しておりました。北側の城門は開いておりません。北側の部隊も、敵が気づいたら突然現れたと言っておりました」


クソッ!どうなっているんだ!


「…………しかし、少しおかしいのだが」


ブレークが呟いたのと当時に別の伝令がやってきた。


「大変です!東側で敵部隊と交戦していましたグール団長が討たれました!」


ば、バカな…………

敵は僅か500ほどの騎兵だけだぞ?5千ほどの兵で囲んでどうしてそうなるっ!!!!


「クソッ!すぐにグールの仇を───」


「撤退する!!!」


リードの声を遮るようにブレークが言った。


「ふざけるなっ!これだけやられて逃げると言うのか!!!!」


ブレークの胸ぐらを掴み吠えるリードだったが、ブレークは冷静に言った。


「敵の増援に加えて、3大傭兵団の1角であるグール団長が討たれたんだ。ここは態勢を立て直すべきだ」


うぐっ…………リードも頭ではわかっていた。

しかし、長年の戦友を失った事で冷静さをかいていた。どうするべきかすぐに決めなければならない時に悩んでしまった。


そこに伝令が続けて報告した。


「グール団長の遺言です。万が一自分が倒れた時はヨド傭兵団をリード団長に託すと………」


!?


この伝令もグールの側近に近い者だろう。

悔しさから拳を強く握っているのがわかった。


「…………撤退する」


正規兵より傭兵団の方が撤退の行動は早かった。


こうしてジャンヌ達は、敵の増援が来る前に敵を撤退させる事に成功したのだった。







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