激闘!
パラパラッと、爆煙が晴れてくるとそこには殆ど壊れていない女神像があった。
「バカなっ!城の城壁すら破壊する呪文なのに!?」
「カカカカッ!バカめ!古の技術で造られた女神像がそんなちんけな魔法で壊せるか!」
メビウスは驚愕した。そのメビウスに女神像が拳を振り下ろした。
「危ない!」
ドッーーーーーーン!!!!!
女神像の振り下ろした拳の後には地面が抉れていた。
「あ、危ない所だった…………さっ、早く後ろに逃げて下さい!」
とっさにメビウスを庇ったレグルスは追撃が来る前に立ち上がると、メビウスを引っ張りながら後ろへ逃げた。
「フム、ダメ元でやってみるか」
バルドは配下の者に指示を出した。
「ジャンヌ殿。考えがある!しばし時間を稼ぐぞ!」
「わかった!」
ジャンヌとバルドは素早い動きで女神像を翻弄し、剣を振るった。
ガギンッ!!!?
ガギンッ!!!?
「チッ!本当に身体は石と言うより鋼鉄並みだな!?」
「確かに、剣ではダメか………おいっ!ハンマーを持って来てくれ!」
ドンッ!!!
ドンッ!!!
女神像は拳を振り下ろしたり、足で踏み潰そうとしてきたりしたが、ジャンヌ達は華麗に避けながら攻撃を仕掛けた。
ガギーーーーーン!!!!
ガーーーーーン!!!!
渡されたハンマーを振るいながら攻撃を仕掛けた。
「遅くなりました!加勢します!」
レグルスが戻ってきた。
「レグルスの神剣なら切れるはずだ!こっちは我々が喰い止める!そっちの女神像を頼む!」
「了解しました!」
レグルスは攻撃を避けて神剣を振るった。
ザクッ!!!!
!?
確かに切れたが、いつもならバターを切るように切れる神剣が、途中で止まった。
「硬い!?」
古の技術で造られた女神像は神力が使われていた。それが反発し、神剣の切れ味を鈍くしていたのだ。
「だが、ここまで剣が入れば!」
レグルスは剣を何度も振り、女神像の足を斬っていった。
その間、女神像も攻撃を仕掛けていたが、レグルスは、やすやすと避けて攻撃を加えていった。
「な、何故じゃ!?何故、あんなにも避ける事ができるのじゃ!?」
常人の者であれば、萎縮し動けなくなり一撃で死ぬはずの攻撃が全然当たらなく、両軍の兵士達は、生唾を飲み込んで見守った。
レグルスは多少斬れる事を考慮し、足の上を何度も斬り刻んだ。すると女神像の足が遂に壊れ、膝を着いた。
同じく、ジャンヌやバルドも大きなハンマーで何度も叩き、同じく女神像の足を破壊するのに成功した。
「バカな!?」
聖王は膝を着いた女神像が信じられなく呆然と見つめた。




