激闘
死霊騎士達はとても俊敏に走ってきた。
『アガガガ…………』
『ご、ロジ…………ぐれ』
死霊騎士達は血の涙を流しながら自らの死を願っていた。
「なんて酷いことをするんだ」
レグルスは一体の死霊騎士の首をハネた。
「ふっ、同情ですか?コイツらが何をしていたか知っているのですか?今殺した大臣は自らの道楽の為に平民を攫って地下牢で拷問して殺しているヤツですよ?隣で戦っている第二王子だったかな?そいつは街で綺麗な女性を見つけては攫って、自分で楽しんだ後は仲間に渡して小遣いを稼いでいたヤツですよ?こんなクズ共、死んで当然でしょう」
どうやら極悪人のようだ。
でも極悪人でも死体をもて遊んで言い訳がない!
「だからどうした?クズでも死んでいても、私の邪魔をするなら排除するだけだ!」
!?
ジャンヌ団長が死霊騎士を斬り伏せ、ブラドに飛び掛かった!
ガギンッ!!?
ブラドも腰から剣を抜きジャンヌの剣を止めた。
「まさか死霊騎士を抜けて直接掛かってくるとはな!」
「多少強かろうとも20体ぐらいなら我が精鋭の敵ではない!貴様を倒せば全てが終わるのだ!」
ジャンヌの気迫にブラドは距離を取るがジャンヌは喰らいついてすぐに距離を詰めた。
しかし、一体の死霊騎士が割って入った。
「流石はジャンヌ団長。素晴らしい気迫だ。しかし、いいのですか?このままだと邪神様は復活してしまいますよ?」
ザシュと死霊騎士を倒してブラドと向き合った。
「ふん、時間稼ぎのつもりか?無駄に時間を掛けるくらいなら、さっさと貴様を殺せば終わる」
「貴女はバーサーカーか何かですか!?気にならないのですか!」
ブラドはジャンヌの殺せば終わると言う言葉に、戸惑いを隠せなかった。
「ふっ、動揺しているな?図星かな?」
キンッ!
キンッ!
何度も剣を斬り結び、剣戟の音が響いた。
「チッ、この戦闘狂めっ!」
ブラドは懐から鏡を取り出した。
「【闇の鏡】よ!目の前の敵を封じよ!」
鏡から黒い煙の様なものが飛び出し、ジャンヌの身体にまとわり付いた。
「クソッ、なんだこれは!?」
完全に動けない訳ではないが、動きが制限されたように鈍くなった。
「これぞ神器の能力です!ようやく準備が整ったのだ。貴様らが持つ神器【叡智の宝珠】【収納の指輪】と我々が持つ【呪魂の腕輪】【光の鏡】と、邪神様の封印の神器が全て揃った!」
ブラドは高々に叫んだ!




