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☆レグルス戦記☆  作者: naturalsoft


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進軍中の違和感

レグルス達は翌朝出発した。


砦には5千の兵を置いて、後方の防備といざと言う時の援軍に来れるようにしておく。


街道を進軍して行くとき、偵察部隊の言っていた違和感を感じた。


1日目は誰にも会わずに進軍できた。翌日から、街が近いのか、田畑が表れて民達が農業に勤しんでいた。


「なるほど。これが偵察部隊の言っていた違和感なのか」


民達は他国の軍隊が進軍しているのに、まるで気付いていないように、『いつもと同じ仕事』をしていた。


「ジャンヌ団長、少し住民と会話してきていいですか?」

「ああ、我々はこのまま進軍して、この先にある街を占領しておく」



レグルスは素早い動きのできるフェンリーとリタを伴って畑仕事をしている住民に声を掛けた。


「すみません。ちょっといいですか?」


眼の前にいる中年の婦人は野菜のカゴを置いて顔を上げた。


「オヤナンデショウ?」

「…………商売しに来たんですが最近の、インペリアル国の景気はどうでしょうか?」


中年の婦人は言った。


「コノクニハヘイワデイイトコデスヨ」


レグルスはいくつかの質問をすると、ありがとうございましたと言って、その場を離れた。


「あれって何なの?」


生きてはいる。死霊騎士のように死んでいる人形ではない。しかし───



「会話の受け答えはできる。しかし、顔の表情が変わらない。感情がないみたいに。それに進軍も見えてないようだ。まるで、決められた命令をただ実行しているような…………生きた人形っていうみたいだったな」


「これって洗脳なのかしら?」

「亜人の国でも似たようなスキルを使うヤツがいたな。問題は、これがどれくらいの範囲で行われているかだな」


どういうこと?

リタが聞く前にレグルスが答えた。


「街や国丸ごと洗脳している可能性があるってことだ」


「嘘っ!?」


邪神の力がどれほどなのか…………


「今は普段の生活をせよと命令されていて、何かしらの合図で、一斉に襲ってくる可能性がある」


「おいおい、それはシャレにならないぞ!」


フェンリーも顔を青くしながら呟いた。

レグルスは他の住民とも会話して、洗脳されていることを確認し、急いでジャンヌの元へ戻った。


『これは街を占領しない方がいいかもな』


ジャンヌに助言しようと、街を攻める前に話すのだった。









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