襲撃
【報告】
いつもお読み頂きありがとうございます。
正月は少しの間、更新をお休みを頂きます。
ただ、元旦に毎年恒例の短編小説を投稿しますのでお楽しみに!
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死霊騎士が減ってきた時、予想通り砦から増援が投入された。
「今です。私の後ろを離れないで下さい。これから声を出してはいけません。ハンドサインで伝えます」
「ああ、わかった」
リタのスキルで、気配を消して砦内の侵入に成功した。
『このまま上に行きます!』
コクコクッと通路の隅をそーと移動した。
砦内には扉から入った所に死霊騎士が数百、数千と言う数が列を組んで整列していた。
しかし、全く動いていなく、ロボットのように静止していた。
『なるほどね』
砦の内部には生物の気配がなく、すんなり移動できた。そして砦の城壁へとたどり着いた。
『さて、この死霊騎士達を操っているヤツはどこかしら?』
リタは階段の物陰に隠れながら注意深く見渡した。
チョンチョン
フェンリーが肩を叩いてきた。振り返ると、フェンリーは鼻をチョンと指で押さえると、そのまま指を差した。
その指の先には砦の端の方に死霊騎士と同じ鎧兜を着た人物が、手にトライアングルの様な△の形をした金具を持っていた。
『あれが呪術師というヤツかしら?』
リタがフェンリーへ指示を出そうとした時、フェンリーが飛び出して行った。
「えっ?」
呆気に取られるリタはただ呆然とみつめてしまった。
「貴様が死霊騎士を操っている呪術師か!ここまま消えるがいい!」
ダダダダッと瞬足で近付くフェンリーに呪術師らしき者は振り向く事もなくそのまま外の戦場を見ていた。
そしてフェンリーの鋼の爪が斬り裂いた!
「…………なんだ?あっけないな?」
フェンリーも流石に首を傾げた。すると胸を斬り裂かれた呪術師がガクガクッと動き出した。
!?
フェンリーは咄嗟に後ろに飛び去った。
ザザザッ
「あ゛あああ……………ご、ごろじてくれ…………」
!?
壊れた鎧兜からゾンビのような腐った肉の頭が見えた。
『な、なんだ!?何が起きている?』
フェンリーは動揺した。
主犯格と思っていた者が同じ死霊騎士だった事に理解が追い付かなかった。
「ボケっとするな!死にたいの!!!」
ガギンッ
リタが何処からか飛んできたナイフを叩き落した。
「ほぅ、もう1人いたのか?」
砦の城壁に備え付けてある小さな建物の中から黒いローブを纏った人物が出てきた。
「貴方が死霊騎士を操っている呪術師かしら?」
「クククッ、いかにも。私が偉大なる邪神様から力を授かった選ばれし者。そして【ブラッド・サクリファイス】の1人である」
うん?初めて聞く名前だ。
「ブラッド・サクリファイス?初めて聞く名前ね。どんな団体なのかしら?」
リタは警戒しつつ、情報を聞き出そうとした。




