3.タキは、異世界が魔法で溢れていることを知っている。
3.タキは、異世界が魔法で溢れていることを知っている。
火、水、土、風の四大魔法を基礎にあらゆるモノが創造されている世界チャーワンム。
タキは、15歳までに魔術の基礎はあらかた教わってきた。
貴族家には、専属の魔術師が一人は駐在しており、魔術生活のサポートを行なっている。
ツカナギ家の専属魔術師フジは、魔術トラブルの対処や兄アキ、姉ユキ、タキの魔術家庭教師もしていた。
所謂、タキの魔術師匠だ。
魔術師フジ曰く、魔術には適正があり努力しても使えない者は使えないし、使える者は魔術知識なくとも使えるそうだ。
しかし、より高度な魔法や繊細な魔法技術は、鍛錬を繰り返さなければ決して使えないようで、このあたりは陶芸と似ていると思った。
陶芸は有名な技法でロクロ技法がある。
電動のロクロで同じ形を量産する機械だが、ものすごく器用な者がいても、普通の才能で何百回も練習した者には勝てない、、、
どの世界も才能だけでは、素晴らしい業績や成功は収められないようだ。
話はそれたが、魔術師フジ曰く、タキには水の適正が全くないらしい。残りの火、土、風には平均ほどの適正があるらしく成長性は不明のようだ。
タキ心の声(土属性の適正があれば十分!土魔術で窯を作るぞ!)