魔術を使って陶芸の極みへ
初めての投稿です。
宜しくお願い致します。
エピローグ
享年54歳。第20代陶右衛門 太郎(旧名ヤツハシ) 死去。
陶右衛門 太郎は、世襲で太郎を受け継ぐ。
500年ほど続く陶芸の名門家である。
陶右衛門家の嫡男として、陶右衛門ヤツハシとして生まれる。
ヤツハシは、幼少期からモノづくりが大好きで美術大学に進学。そこでは、絵画や彫刻にも作手し20代で美術コンクールで数々の賞を総ナメにした。
30代で父の19代陶右衛門太郎(旧名ヤツシ)に認められ、20代陶右衛門太郎を襲名。30代での襲名は快挙であった。
それから、およそ20年間、己の陶芸を磨き続けてきた。
40代で体の異変に気づきつつも作陶に励む。
50代で人間国宝に認定され、歴代最高の陶芸家であり陶芸史にも刻まれることになるのだが、癌であることを医師に告げられ54歳の若さで死亡してしまう。
死ぬ間際も自身にとっての陶芸とはなにか?作陶を続けて行きたい!という思いを旨に死んでいったヤツハシの無念の魂は、記憶をそのままに彷徨いながら異世界に転生するのであった。
朧げな記憶を生前の記憶と完全に認識したのは、15才の成人の日に貴族の父に美しい剣を承った時だ。
「なんと美しい、、、」
その瞬間に生前、美の探求をしてきた自分がいることに気づく。
タキ心の声(なぜ今まで忘れていたのだろうか?あれ程の情熱を!、、、私はどうやら生まれ変わったようだ。
この15年間の記憶もはっきりある。
それまでに、美しいモノにも触れてきたはずだが、、、
何故記憶が戻らなかったのか?
脳の成長過程で記憶を保有するには時間がかった??
わからない、、、、、
だが、これからすることは決まっている!
陶芸だ!
この世界には魔術が存在している!!
魔術と陶芸。
おもしろくなってきた!!!)
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