1話 暇だったのでVRMMOを買いました
はじめての小説です。温かい目で見守りください
…暇だ。
俺、上杉海星はベッドでスマホゲームのガチャを引きながらそう思った。今は高校一年生の夏休みだ。何故俺は暇だかって?はっきり言って俺に恋人や友達は少ないからだ。…ああそうですよ!ぼっちってことですよ。だ、だけど友達はいるよ!友達は3人だし、高校でできた友達は1人もいないが…。
さて、気を取り直してこの地獄のような暇な時間からな脱出をしよう。
…じゃあ、今流行りのものでも調べてみるか。何かないかなっと.
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32分後
おっ、これとか面白そうじゃん!そう言って俺が見つけたのは今世界で最も人気のあるVRMMOだった。今やこのゲームを知らなければ大統領を知らないと同じぐらい知っていなければならないゲームだ。
俺も手をつけようと思っていたのだが俺は名作になる程後回しにしようとしてしまうタチで発売されてから二年経った今でも、プレイしたことがない。
この機会にプレイしてみるか。考えて30秒ほど経った後にそう決めた。よし!そうと決まれば買いに行こう!俺は家を飛び出して機材を買いに行った…
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買ってきた。発売当初は売り切れ続出だったこのゲームも今では余裕で買うことができるようだ。
これは買いに行く途中に決めていたことだが、先にゲームについて調べるのはやめることにした。シミュレーションゲームなどだったら使ってもいいが、こういうVRMMOではそういうことをするより自然体で楽しんだ方がいい気がしたからだ。
コンセントよーし、ヘッドギアよーし。では始めよう。
こうして俺の…いや、Fantasy in fantasyと呼ばれるこのゲームでで赤眼の魔王と恐れられるプレイヤーの
プレイが始まった。