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サイレント・ウィッチ(外伝)  作者: 依空 まつり
外伝12:開け、門
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【33】咲き誇る茨

 地面に展開した闇の精霊王召喚の門から、闇が溢れ出す。その光景は、地面から黒い水が湧き出ているようですらあった。

 闇は地を流れ、風向きとは関係なく舞い上がる。濃厚な闇が周囲を覆い、早朝の港町が夜の色に染まっていく。

 シリルは強い目眩を覚えた。魔力過剰吸収体質である彼は、この感覚をよく知っている。

 これは、魔力中毒の初期症状だ。

 シリルは余剰な魔力をトゥーレに譲渡する契約をしているが、それでも眩暈がした。

 周囲の魔力をシリルが取り込み、トゥーレに送るまでの僅かなタイムラグで、体に影響が出ている。それだけ魔力濃度が尋常じゃないのだ。トゥーレとの契約がなかったら、魔力過剰吸収体質の彼は真っ先に倒れていただろう。

 魔法生物であるトゥーレとピケは平気そうだが、グレンは口を押さえて真っ青な顔をしているし、シリルに抱えられたモニカも先程よりグッタリしている。

 僅かに呼吸をするだけで、高濃度の魔力が体の内側を蝕んでいくのを感じた。このままだと、魔力中毒になってしまう。

 シリルは地面に膝をつき、左手でモニカを抱えたまま、右手で空中に魔術式を描いた。

〈識守の鍵ソフォクレス〉の防御結界が、シリル、モニカ、グレン、トゥーレ、ピケを包みこむ。

 シリルは咄嗟にアイザックの方に目を向けた。

 どうやら、サイラスが防御結界を張ったらしい。二人の姿もまた、半球体の結界に包まれている──が、様子がおかしい。

 目の良いグレンが、声をあげた。


「〈竜滅の魔術師〉さん、右腕が黒くなってる! もしかして、敵の攻撃を受けたんじゃ……!」


「なんだと……っ」


〈暴食のゾーイ〉はグレンの手の中にある。封印は成功したはずだ。

 それなのに、セオドアは当然のように影を操り、のみならず闇の精霊王召喚を成功させてしまった。

 濃厚な魔力が土地を汚染していく。シリルが当初想定していた以上の濃度で。

 このままだと、サザンドールは魔力汚染され、人々は魔力中毒で死に絶えるだろう。

 そして、地下を通じて他の土地の魔力濃度も上がり……大規模竜害が起きてしまう。


(どうすれば、あの門を閉じることができる……)


 先ほどの二重強化した氷の魔術は、セオドアが鳥籠の中にいて動かなかったから有効だったものだ。柱の外に逃げられたらそれっきり。流石に二度目は通じないだろう。

 焦るシリルの前で、闇は刻一刻と濃さを増していく。

 もうアイザック達の姿も、周囲の景色も、闇に呑まれて見えなくなってしまった。

 日の光は遮られ、手元でボンヤリと輝く〈識守の鍵ソフォクレス〉だけが唯一の光源だ。腕の中にいるモニカの姿すら、うっすらとしか見えない。

 唐突に、幼い頃に読んだ冥府に落ちた男の物語を思い出した。周囲に漂う闇に、死の気配を色濃く感じたせいだ。

 ここには死が満ちている。きっと今、目を閉じて意識を手放したら、二度と目覚めることができない。

 死の気配を纏った闇が世界を塗り潰し、生きとし生ける者の心に恐怖を植え付ける。

 夜に丸呑みにされるような絶望が、心を喰らう。

 それでもシリルは右手をきつく握りしめ、恐怖を振り払った。

 腕の中に感じるのは、モニカの温もり──生きている人間の温もりだ。


(死なせてたまるか……っ!)


 モニカを守ると決めた。アイザックを助けると決めた──そのために、ここに来た。


「グレン・ダドリー、門のそばに火を放ってくれ! 威力は低くて良いから持続時間を長くしろ。照明用だ」


「了解っす!」


 グレンが詠唱をし、火を放つ。いつもなら爆発する火球は、空中でピタリと止まり周囲を照らした。

 火球は、地面に張りついた精霊王召喚の門をボンヤリと照らす。


「ピケ、あの門を氷の壁で塞ぐ! 手伝ってくれ!」


「分かった」


 シリルは早口で詠唱をする。最大威力の氷の魔術だ。


「凍れぇっ!」


 シリルとピケの放った氷が、地面に張りつくようにして展開している精霊王召喚の門を塞いだ。

 だが、門から溢れる闇が触れた瞬間、まるで熱湯をかけられたかのように氷の壁はドロドロと溶けていく。

 シリルが渾身の威力を込めて作った氷の壁は、ものの数秒で瓦解してしまった。

 それでもシリルは詠唱を止めない。シリルとピケの氷が、交互に門を塞ぐ。


(私はこの場で一番弱い人間だ。未熟者だ。力不足だ)


 だからこそ、自分が状況を打開するための時間を稼ぐのだ。せめて、モニカが目を覚ますまでは、自分がここを食い止めなくては。

 急激な魔力の消費に息が切れ、目眩がした。

 それでも詠唱を続けるシリルの視界の端に、何かがハラリと落ちる。


(白い……花びら?)


 何故こんなところに花びらが? 疲労のあまり幻覚でも見ているのだろうか? ──そんな考えが頭をよぎったその時、地面を這って薔薇の蔓が伸び、白薔薇の蕾がパッと開く。

 薔薇の枝や蔓が周囲に広がるほどに、周囲の闇が目に見えて薄くなり、白薔薇が黒く染まって散った。あの薔薇が、闇の魔力を吸い上げているのだ。

 魔力を吸い上げる薔薇。それを使えるのは、この国でただ一人。

 目を見開くシリルの前で、数輪の白薔薇が真紅に染まった。



 * * *



 四代目〈茨の魔女〉メリッサ・ローズバーグが瓦礫を除去した門は、中に入れず立ち往生していた商人達が、或いは門の外に逃げ出そうとした町人達が溢れて、大混乱になっていた。

 そんな人ごみの中、馬から降りた一人の男が港の方角を見て、眉をひそめる。

 港から黒い煙のようなものが見えた──否、あれは煙じゃない。高密度の闇の魔力だ。


「間に合わなかった……いや、オレなら間に合う。間に合わせてやる」


 男はポケットから取り出した種を地に落とすと、滅多に使わぬ杖を地に突き、詠唱を始める。

 男の周囲に落ちた種が一斉に芽吹き、薔薇の蔓が一斉に伸びた。薔薇の蔓は正門をくぐり抜け、サザンドールの街を駆け巡る。

 その光景に、周囲の人間は顔色を変え、悲鳴をあげた。

 ……彼らは正体が分からぬ黒い闇よりも、街を駆け巡る異形の薔薇を恐れたのだ。

 それも当然。リディル王国の人間なら、誰でも一度は聞いたことがある。残忍な〈茨の魔女〉が操る、人喰い薔薇要塞の存在を。

 七賢人のローブを身につけ、長い杖を握りしめた、真紅の巻き毛の美貌の魔術師──五代目〈茨の魔女〉ラウル・ローズバーグは、周囲の反応に苦笑を浮かべる。


(そうだよな、怖いよな)


 薔薇要塞は蹂躙の力だ。圧倒的暴力で、他者を踏み躙るための力だ。

 だからこそ「人喰い」と呼ばれ、恐れられた。


(でもさ、この力を怖がらないで、認めてくれる友達ができたんだ)


 ラウルは口の端を持ち上げ、先祖譲りと言われた美貌に、とびきり不敵な笑みを浮かべる。


「だったら、初代様に逃げるんじゃなくて……オレが頑張らなくちゃだよなぁ!」


 闇の魔力の中心地に達した薔薇の蔓の一部が、枯れるのを感じた。おそらく、吸い上げた闇の魔力に薔薇が負けたのだ。

 闇の魔力の「死」の力に負けた薔薇が、緩やかに死んでいく。枯れていく。


(……オレの友達を、死なせるもんか)


 ラウルは国内最高峰と言われた膨大な魔力を惜しみなく注ぎ、薔薇の蔓を強化した。

 港に送りこんだ薔薇が次々と死んでいく。それでも、ラウルは薔薇を増やし続ける。


「抗うのに魔力がいるなら、オレの魔力をありったけくれてやる」


 薔薇要塞の一部が、血を求めて暴れだした。

 魔力だけでなく血肉も寄越せと、凶暴な人喰い薔薇が騒ぎだす。

 ラウルは杖を握るのとは反対の手で、手元の蔓を握りしめた。


「血が欲しけりゃ、オレのをくれてやる」


 薔薇の棘が手のひらを刺す。滴るラウルの血を吸って、白薔薇の幾つかが赤く染まる。

 そうしてラウルの血と魔力で強化された薔薇の蔓が、サザンドールに蔓延する闇を喰らい、日の光を届ける。

 五代目〈茨の魔女〉は胸を張り、杖を掲げ、誇らしげに告げた。


「さぁ咲き誇れ、オレの薔薇要塞!」



 * * *



 シリルの目の前で、白い薔薇が黒と赤に染まり、そして散っていく。

 周囲を覆い尽くしていた闇が薄れ、日の光が足元を照らした。

 まるで、ラウルの薔薇が太陽を呼んだみたいだ。


「これって……魔力汚染は防げたって、ことっすか?」


 グレンの言葉に、シリルは首を横に振る。

 ラウルの薔薇要塞は今も闇の魔力を吸い続けているが、それでもこの魔力濃度だ。

 完全に封じるのは無理があるし、薔薇要塞の届かない海にも、いくらか闇が流出している。


「サザンドール付近の海域にも、魔力濃度が他の土地に繋がっていると思しき箇所がある。そこを通じて、他の地域でも魔力濃度の上昇が起こる筈だ」


「じゃ、じゃあ、大規模竜害が……」


「いや」


 シリルもラウルも、闇の精霊王召喚の門が開かれるという最悪の事態を想定していたのだ。

 そしてその対策のために、王都の七賢人をはじめ、多くの人間が動いている。


「ラウルがここで食い止めてくれたおかげで、影響を受ける土地は限定的で済む」


 シリルは記憶の中にある地図を思い出す。

 どこが魔力汚染されたら、どの土地が影響を受けるかを、シリルはしっかりと記憶していた。


「おそらく、そちらには……他の七賢人が向かっているはずだ」



 * * *



 サザンドール港北部にある海域に、リディル王国海軍の大型軍船が停船していた。

 船員達が慌ただしく動き回っている甲板には、二人の魔術師が杖を手に佇んでいる。


「セレンディア学園は、今、長期休暇中でね。本当はボク、おうちでゆっくりするつもりだったのよ」


「存じております」


「ラザフォード君の頼みだから仕方ないけどね。あ、今のラザフォード君見た? 小さくなっちゃっててね。ボク、びっくりしちゃった」


「存じております」


 白い眉毛に目が半分埋もれている小柄な老人は、セレンディア学園の基礎魔術学教師、〈水咬の魔術師〉ウィリアム・マクレガン。

 その横に佇む、白髪混じりの焦茶の髪を撫でつけた寡黙な男は、元七賢人〈治水の魔術師〉バードランド・ヴェルデ。

 共に、リディル王国における水属性魔術の名手である。


「それでね、小さくなったラザフォード君が、弟子のルイス君に肩車されてるから、あら仲良し? って思ったら、足でルイス君の首絞めてるだけだったのよ」


「…………」


「あ、そういえば、ルイス君って、チミの娘さんの……」


「〈水咬の魔術師〉殿。そろそろ、仕事を始めましょう」


 のんびりと言葉を交わす二人の眼前に広がる海は、朝日を反射して美しく輝いている──が、感知の魔術を使えば、水が魔力汚染されていることは一目瞭然だった。

〈治水の魔術師〉が杖を構える。


「魔力濃度の上昇を確認。水の浄化を開始します」


「うん、集まってきた水竜は適当に片付けちゃうから、そっちはヨロシクね」


 二人の魔術師が詠唱を始めた。

 まずは〈治水の魔術師〉の魔術が汚染された海水を浄化し、同時に展開された魔術が水流を操り、水竜達を一箇所に追い立てる。

〈治水の魔術師〉は、かつて嵐で氾濫した川を操り、大勢の人間を水害から救った英雄である。水の流れを操る魔術において、彼の右に出る者はいない。

 そうして水竜達が一箇所に集まったところで、〈水咬の魔術師〉が杖を掲げる。


「移ろいの歌紡ぐ惜別の女王、我が呼びかけに応え、その力の片鱗を示せ」


 青い光の粒子が水面に集い、大きな門を作る。水面がポコポコと大きく膨れ上がるように泡立つ。


「〈水咬の魔術師〉ウィリアム・マクレガンの名の下に、開け、門。泡沫(うたかた)の声と共に、現れ出よ。水の精霊王ルルチェラ」


 水竜の周囲で、水が形を変えた。大人が両腕で輪を作ったぐらいの大きさの球体が、十数個生まれる。

 球体は竜が口を開くように中央でパクリと割れた。その断面に生えているのは、鋭い水の棘だ。


「はい、パックン」


 球体はパクパクと棘の生えた口を開閉し、水竜の頭部──主に眉間を噛み砕く。

〈水咬の魔術師〉は、水竜に限定するなら、討伐数で不動の歴代一位を誇る、水竜討伐の第一人者だ。みるみる内に水竜達が海の底に沈んでいく。

 船にぶつかりそうになった死骸は、〈治水の魔術師〉が水流を操り、船に当たらぬよう調整した。

〈水咬の魔術師〉は太い眉毛の下で目を動かして、〈治水の魔術師〉を見上げる。


「最近の若い子は、気が利くね」


「もう若いと言われる年ではありません」


「そうだっけ?」


「孫がおります」


〈治水の魔術師〉の言葉に、〈水咬の魔術師〉は白いヒゲを撫でて、のんびりと言った。


「いいね、あとで孫自慢大会しよ?」


 今まで硬い空気を醸していた〈治水の魔術師〉の雰囲気が、少し和らぐ。

〈治水の魔術師〉は口髭の下で、唇を小さく持ち上げて笑った。


「望むところです」



 * * *



 リディル王国東部、ケルベック伯爵の屋敷の執務室に一人の魔術師が入ってきた。

 クルクルした茶髪をひっつめ髪にした若い魔術師──〈砲弾の魔術師〉ブラッドフォード・ファイアストンの弟子、中級魔術師のウーゴ・ガレッティである。

 ウーゴはペコリと一礼すると、杖を握るのとは反対の手に持つ資料を読み上げた。


「えーと、ご報告申し上げます。ケルベック伯爵領ウォーガン山脈付近にて、魔力濃度の上昇を確認。同時に、下位種の竜の痕跡を複数発見しました」


 ケルベック伯爵は「ふむ」と頷き、机に広げた地図に印をつける。

 ケルベック伯爵アズール・ノートンは、白髪混じりの黒髪を撫でつけ、口髭を生やした、落ち着いた雰囲気の人物だ。

 それなのにウーゴは、どことなく自分の師匠──〈砲弾の魔術師〉ブラッドフォード・ファイアストンに似た気迫を、ケルベック伯爵に感じた。


(師匠みたいに、好戦的って感じじゃないんだけど……なんかこう、雰囲気がどっしりしてるっていうか……うーん、流石大物貴族なんだわー)


 ウーゴは意識して腹に力を込める。

 気迫に満ちた人間の前に立つ時は、腹に力を込めていないと、なんとなく気圧されて仰け反りそうになるのだ。それはちょっと、カッコ悪い。


「えーとですね、お師匠……んんっ、我が師〈砲弾の魔術師〉ブラッドフォード・ファイアストンが既に街の外に待機しております。郊外の住人には避難を促していただきたく……」


「問題ありませんわ」


 ウーゴの言葉に応えたのは、ケルベック伯爵ではない。

 ウーゴの背後から室内に入ってきた、オレンジ色の巻き毛の令嬢──ケルベック伯爵令嬢イザベル・ノートンだ。

 竜害があったら、真っ先に避難する側の人間に見える可憐な令嬢だが、その目にあるのは恐怖ではなく、強い闘志だった。


「既に民の避難は完了しております。この屋敷、及び周辺施設を一時的に開放し、民を保護いたしました」


「え、もう!? 早ぁ……っ!?」


 思わず呟くウーゴに、イザベルは神妙な顔で語り始める。


「我がケルベック伯爵領は、三年前、ウォーガンの黒竜による災害に見舞われました」


「あ、はい、〈沈黙の魔女〉様が撃退したんですよね?」


「えぇ、そこでその奇跡の日を、我が領は『沈黙の魔女の日』と定め、竜害のための避難訓練をし、偉大な〈沈黙の魔女〉様に感謝を捧げる日と決めていますの」


 各領が独自の記念日を定めていることは珍しくないが、七賢人の名の記念日は流石に初耳である。

 ふと、ウーゴは思い出した。ウォーガンの黒竜事件は三年前の初夏──ちょうど、今ぐらいの季節だったはずだ。


「あのー……その『沈黙の魔女の日』って……もしかして、割と最近だったりします?」


「えぇ、記念すべき初めての『沈黙の魔女の日』が先週でしたの! あの日の避難訓練が、早速役に立ちましたわ。ふふっ、お姉様……〈沈黙の魔女〉様に感謝しなくてはいけませんわね!」


 ケルベックの歴史は、竜害と隣り合わせだ。

 だからこそ、竜の生態調査、対竜戦闘訓練の技術や知識の蓄積は、竜騎士団に勝るとも劣らない。

 更には竜害の被害者や孤児を支援する事業も手がけており、今年セレンディア学園を卒業したイザベル嬢も、その事業に携わるのだとか。


(あー、この父娘の気迫の理由……なんか、分かった気がするんだわー……)


 この父娘は、先祖の代から竜と対峙してきた一族なのだ。腹の据わりようが、半端じゃない。

 ケルベック伯爵父娘は窓の外に目を向け、勇ましく笑う。


「さぁ、土地を荒らす竜どもに、我が領の底力を見せてくれようではないか! フハハハハ!」


「えぇ、お父様! ケルベックは、竜害などでは揺るがぬことを証明してみせましょう! オーッホッホッホ!」


 それにしてもこの父娘、なんで高笑いが悪役っぽいんだろう。とウーゴは密かに思った。


マクレガンの語っていた肩車首絞め事件は、


「おや、師匠。本棚に手が届かないのですか? 抱っこしてさしあげましょうか?」


「……おぅ、じゃあ肩車でたのまぁ」


「おやおや、可愛らしいおねだりですね。ほーら、高い高い…………ぐぇぇええええっ、ジジイぃぃぃぃぃ!」


という、ハートフルな師弟のやりとりがあったそうです。


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